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オーブン、グリル、レンジグリルって、電子レンジとどこが違うの?

文・写真/石井和美

2016.04.27

電子レンジはよく使うけれど、オーブンやグリルを使った調理はほとんどしない、という方も多いのでは? でも、上手な使い方を覚えれば、料理のレパートリーがグッと広がります。

そもそも、電子レンジとオーブンやグリルは、なにが違うのでしょうか? さらに、最近ではレンジとグリルの“合わせ技”が使えるレンジグリルも人気です。意外に知っているようで知らないそれぞれの特徴と、どんな料理が便利においしくつくれるのかをご紹介します。

 

「オーブン加熱」は温度設定ができる

オーブンレンジには、電子レンジのほかに、オーブンやグリル機能がついています。しかし、オーブンとグリルをうまく使いこなせず、宝の持ち腐れになってしまっていることも少なくないようです。

オーブンとグリルには、それぞれ特徴があります。

「オーブン加熱」の特徴は、温度設定ができること。全方向から一定の温度で包むようにじっくり焼けるので、パンやお菓子づくりには欠かせません。温度によって仕上がりが大きく変わる、ケーキやパンをつくる際はオーブンを使いましょう。焦げ目をつけずにじっくり焼きたいクッキーなども、オーブンが適しています。30℃や40℃といった低い温度に設定できる機種なら、パンの発酵にも使えますよ。

また、表面になるべく焦げ目をつけず、じっくりと焼き上げるローストビーフなどもおいしくできます。

うまく仕上げるポイントは、予熱中や加熱中にドアをなるべく開閉しないこと。庫内温度が下がり、仕上がりが悪くなります。予熱が終わったら、できるだけ早く食品を入れて加熱してくださいね。 

 

■上ヒーターでこんがり焼き色をつける「グリル加熱」

「グリル加熱」は、オーブン加熱とは違って温度設定機能がありません。基本的には、庫内の上(または上下)にある電熱線を高温にして加熱し続けます。食品の上側表面に焼き色をつける加熱方法で、短時間で焼き色をつける料理に向いています。

魚を焼いたり、グラタンの焦げ目をつけたり、表面に焦げ目をつけたりするのが得意です。逆に、お菓子など温度管理をしながら焼かなければならない繊細な料理は、温度設定が行えないため不向きです。加熱後は、焦げを防ぐためにすぐに取り出してくださいね。

 

■レンジとグリルのいいとこどり!「レンジグリル」

グリルで加熱して一見おいしそうに焼けていても、なかが冷たかったり、生焼けだったりしたことはありませんか? そんなグリルの弱点を“レンジとグリルの合わせ技”で克服したのが、「レンジグリル」機能を搭載する三菱電機の「ZITANG(ジタング)」です。

レンジグリル機能は、まずレンジの加熱で食品の内側をあたため、続けてグリル加熱(上火)で食品の上表面に焼き色をつけます。2段階で調理するので、外側は香ばしく、なかはアツアツに仕上がるのです。

レンジグリルでの調理に向いているメニューは、たとえば、ローストポーク。ローストポークは豚肉なので、ローストビーフとは違い、中心まで火をとおさなければなりません。グリルだと表面だけ焦げ目がついてしまいがちですが、レンジグリルで加熱すれば、なかまで火がとおり表面もこんがり仕上がります。

ローストポークは、オーブンを低めの温度に設定し、長時間加熱してもつくれますが、思うように焦げ目がつかなかったり、パサついたりすることも。その点、レンジグリルを使えば、短時間でジューシーにできます。

また、ZITANG(ジタング)に付属する角網を使い、揚げ物をレンジグリルで調理すれば、脂がよく落ちてヘルシーな仕上がりに。買ってきた天ぷらやフライといったお総菜も、レンジグリルで再加熱すると、なかはアツアツで、揚げたてのようなサクッとした食感になると評判です。

 

いかがでしたか? それぞれの加熱方法を使い分ければ、料理の幅が広がり、見た目もよりおいしそうに仕上がります。電子レンジだけでなく、オーブンやグリル、レンジグリルもぜひ活用してくださいね。

 

●三菱電機 レンジグリル「ZITANG(ジタング)」

http://www.mitsubishielectric.co.jp/home/rangegrill/

 

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文・写真/石井和美

フリーライター・家電プロレビュアー。子ども2人と夫の4人家族。白物家電や日用品の製品レビューを得意としている。WEBや雑誌などで多数執筆中。家電bloghttp://kaden-blog.net/」)管理人。

 

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