子どもが喜ぶメニューといえば、ハンバーグ、スパゲティナポリタン、オムライス、唐揚げ、グラタンなどの洋食。お子さんのいるご家庭ではリピート率が高く、つくり慣れている方も多いことでしょう。今回は、この定番メニューを人気料理家のtottoさんにつくってもらいました。
どれもプロならではの調味とテクニックが満載で、改めて料理は奥が深い! と感じさせられるレシピばかり。忙しい子育て世代向けに、ハンバーグは煮込みハンバーグにすることで、お肉の火のとおり加減を何度も確認する手間を省いたり、グラタンはホワイトソースいらずにしたりと、時短の観点も盛り込んでいます。ぜひ、ご活用ください!
Recipe 1 生焼けの心配なくジューシーに仕上がる!
ミネストローネで煮込みハンバーグ

「野菜の旨味や栄養がたっぷり入ったミネストローネスープで煮込んだハンバーグです。スープで煮込めば生焼けの心配もなく、ジューシーに仕上がります。帰りの遅いパパやママの分の温め直しも簡単!」(tottoさん)

材料(2人分)
[ハンバーグ]
牛豚合びき肉…250g
玉ねぎ…1/4個
卵…1/2個
パン粉…15g
牛乳もしくは豆乳(水でもOK)…大さじ2
塩…小さじ1/3
ナツメグパウダー…少々
オレガノ(乾燥)…少々
バジル(乾燥)…少々
菜種油…小さじ1
[ミネストローネ]
玉ねぎ…1/2個
セロリ…1/3本
人参…1/2本
ジャガイモ…中1個
ニンニク…1/2個
トマトペースト…150g
ベーコン…2枚
水…250ml
塩…小さじ1/2
コショウ…少々
ローリエ…1枚
菜種油…大さじ1
パルメザンチーズ…適量
パセリみじん切り…少々
つくり方
[ミネストローネ]
(1)玉ねぎ、セロリ、人参は荒くみじん切りにし、ジャガイモは2㎝角、ベーコンは1㎝幅に切っておく。
(2)鍋に菜種油を温め、ニンニク、玉ねぎ、セロリ、人参を入れ、しんなりとするまで弱火で8分程よく炒める。じっくり炒めることで甘さを引き出しスープの出汁になる。
(3)ベーコン、ジャガイモ、ローリエ、塩、コショウを入れてさらに炒め、トマトペースト、水を加えてフタをし、弱火で15分煮る。
[ハンバーグ]
(4)玉ねぎはみじん切りにし、菜種油を温めたフライパンでしんなりするまで炒め、あら熱を取っておく。
(5)ボウルに入れたひき肉、卵、炒めた玉ねぎ、パン粉に牛乳を浸したもの、塩、コショウ、ナツメグ、オレガノ、バジルを入れ、粘りが出るまでよく混ぜ合わせる。
(6)8等分した肉だねを空気を抜きながら成形し、菜種油小さじ2(分量外)を温めたフライパンで両面をこんがりと焼く。なかまでしっかり火がとおっていなくてもOK。
[仕上げ]
(7)スープの鍋に(6)を入れ、弱火で5分ほど煮込む。
(8)お皿に盛り、パルメザンチーズをかけ、パセリを振れば完成。
★Point ミネストローネで煮込む
「野菜をたっぷり使ったミネストローネスープをソース代わりにしました。スープにもハンバーグの旨味が移ってコクが増し、おいしくなります。スープもいっしょにスプーンですくって食べてくださいね」(tottoさん)
Recipe 2 スパイスでほんのり異国感を出した スパゲティナポリタン