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夫婦で協力しあうにはコツがある! 育児も家事も楽しむパパのノウハウ5選

文/ニクイねぇ! PRESS編集部 写真/PIXTA

2017.04.24

育児や家事に積極的に参加し、パパとしては良かれと思ってやっていることが、ママの求める内容とうまく合わず、ケンカやすれ違いになってしまう……。これほど、お互いにとってもったいないことはありません。そこで今回は、イクメンの先駆け的存在であり、“父親であることを楽しもう”をモットーに活動するNPO法人ファザーリング・ジャパンの代表理事・安藤哲也さんに、パパが無理なく育児や家事を楽しみ、上手に夫婦が協力し合えるコツを5つ教えてもらいました。

 

1. ママの話に寄り添う

ママとの会話は「傾聴と共感」

育児に専念中のママは、日中の大半を小さなお子さんと過ごしているので、大人との会話が不足しています。お子さんが乳幼児の場合は特に、パパはなるべく早く帰宅してママの話を聞いてあげることが大切です。

「このときに必要な会話スキルは『傾聴と共感』。ママの話に寄り添い、相づちを打ち、話を聞いてあげることに専念します。このときママが求めているのは、いっしょに日中の育児を振り返ってくれる存在です。くれぐれも、ビジネストークとは異なるのでご注意を。問題解決法や結論を出す必要はありません。パパが話を聞いてくれるだけで、ひとりで育児を抱えていたママの心は癒されるのです。

育休を取得したパパも同じ悩みを抱えるもの。日中に大人との会話が不足すれば、どこかで大人に話を聞いてもらう時間が必要になるのは、女性でも男性でも同じだと思います」(安藤さん)

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2. わが子の健康状況を把握できるチャンス!

オムツ替えは「健康のバロメーター」

最近はオムツ替えを問題なくこなすパパも多いようですが、ママに頼りがちという場合も。“おしっこのときのオムツ替えはできるけれど、ウンチのときのオムツ替えは苦手……”。そんなパパはいませんか。

「苦手だなと思ったら、どうやったら楽しめるかを考えてみるといいと思います。私はウンチやおしっこの状態を見ることは、子どもの健康状態をチェックするバロメーターだと思えたことで、オムツ替えへの抵抗がなくなりました。平日の日中はできない分、『起床時のオムツ替えは自分がやる!』と決めてしまえば、朝イチの健康チェックはパパの担当になります。

『今日はこんな感じだったけど……』と、オムツ替えから感じたことを話すだけでも、限られた時間内で育児に参加しようとしている気持ちがママに伝わります。オムツ替えは、経験を重ねればすぐにうまくなりますよ」(安藤さん)

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3. いっしょにいてくれるだけで、子どもはうれしい!

遊びは「日常のなかの共同作業」で

子どもとどうやって遊んだらいいかわからない……。そんな悩みを抱くパパは少なくありません。週末はゆっくり体を休めたいのに、わざわざ混雑するテーマパークへ出かけるのが苦痛に感じることもあるでしょう。そんなときは、日常のなかで親子の共同作業を取り入れるのがオススメです。

「子どもはパパといっしょに何かできることがうれしいものです。洗車をする、ハンバーグをこねる、掃除をする、など、身近なことをいっしょにやるだけでも楽しく感じ、遊びと同じ感覚になれます。私は絵本を読むのが好きなので、いっしょによく読んでいました。ギターに合わせて歌を歌いながらアレンジするのが楽しくて、何時間も読んでいましたね。そんな私に、子どもも喜んでつきあってくれました。

まずは、自分が楽しく参加できる作業のなかで、子どもといっしょに過ごす時間を増やすことから始めてみましょう!」(安藤さん)

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4. 今やらなきゃ! 老後のためにも積極的な参加を

家事は「必要なスキル」

家事は、家庭内を清潔にし、家族が健康に過ごすために行うもの。ここをママ任せにしてしまうと、老後に大きな不安を抱えることになりかねません。将来、介護する側に回る可能性もあるので、掃除、洗濯、できれば料理まで、ひととおりできるよう少しずつ挑戦しておきたいもの。

「例えば、お風呂掃除なら風呂釜、排水溝、風呂用のイスや桶まで、念入りに磨くこと。シャンプー類の在庫状況もチェックし、不足していれば補充するところまで、一連の流れをおさえるようにしましょう。ゴミ出しも同様です。すべての部屋のゴミを集め、分別のチェックをし、収集日と時間を守ってゴミを出すところまでマスターを。ゴミを出した後に玄関の靴をそろえる、というプラスのワンアクションを加えるとベターです。

作業の全体を把握し、動きをつかむと“デキる男”になりますね。掃除機はパパの担当と決め、自分好みの製品を購入するのも手です。家電の機能を調べて購入するのは、男性のほうが得意かもしれません。家事も育児もそうですが、案外やってみると、パパのほうが得意なことはたくさんあるんです」(安藤さん)

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5. これも老後の備えになるうえに、ママがホレ直すかも?

パパ友作りは「今からできる貯蓄」

今は仕事があって、職場の仲間や取引先とのおつきあいもあり、人間関係に不足を感じない日々かもしれません。しかし、いつかは定年を迎え、自宅を中心に過ごす日がやってきます。そのときに、ママと子どもしかコミュニケーションを取れる相手がいないのは、ちょっと寂しい老後になりそうです。

「ビジネスが絡んでいない、地域のなかでのネットワークは、将来、お金に換えられない大切な財産になります。子どもたちの成長をともに味わい、語り合い、さまざまな経験を積み重ねながら育む友情ほど、老後を豊かにしてくれるものはありません。保育園や幼稚園の送迎時にあいさつをするだけでなく、園の行事や学校の活動などで、パパどうしの関わりに積極的に参加し、関係資産を増やす交流を深めておきましょう。地域交流を積極的にするパパの姿は、ママや子どもたちにとって頼もしく映ることでしょう」(安藤さん)

 

教えてくれた人

安藤哲也さん

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NPO法人ファザーリング・ジャパン ファウンダー/代表理事

1962年生まれ。二男一女の父親。出版社、書店、IT企業など9回の転職を経て、2006年に父親支援事業を展開するNPO法人ファザーリング・ジャパンを設立し代表に。「笑っている父親を増やしたい」をモットーに、講演や企業向けセミナー、絵本読み聞かせなどで全国を歩く。最近は「イクボス」の養成を目指した企業・自治体での研修も多い。厚生労働省「イクメンプロジェクト推進チーム」、内閣府「男女共同参画推進連携会議」、東京都「子育て応援とうきょう会議」、にっぽん子育て応援団 共同代表なども務める。著書に『できるリーダーはなぜメールが短いのか』(青春出版社)、『父親を嫌っていた僕が「笑顔のパパになれた理由」』(廣済堂出版)などがある。

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『新しいパパの教科書』(著/ファザーリング・ジャパン 刊/学研プラス) せっかくパパになれたのならば、楽しまなきゃもったいない! これを機に育児のノウハウを学びたいパパにおすすめの本です。

 

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