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伝統野菜や西洋野菜をおいしく食べる!「めずらしい野菜」でつくるお惣菜レシピ

文/ニクイねぇ! PRESS編集部 撮影/山本雅世

2018.08.27

近年、野菜の品種改良や西洋野菜の栽培が進み、スーパーマーケットでも目新しい野菜に出合う機会が増えてきました。最近では、めずらしい品種だけをセットにした野菜を宅配するサービスがあったり、調理法やレシピ付きで店頭に並んでいたりするものも。気になるものはぜひ試してみましょう。

めずらしい野菜でも、一度食べ方を知っておくと、いつもの食卓が華やかになります。今回は、比較的手に入りやすいスイスチャード、ベビーコーン、フリルケール、白瓜、ビーツを使ったお惣菜レシピを、料理ライターの吉川愛歩さんに教えてもらいました。

 

 

めずらしい野菜、どれだけ知ってる?

 

《コールラビ》

アブラナ科の越年草で、地中海北部が原産の野菜。秋から冬にかけて旬を迎えます。加熱しても栄養価が変わらず、かぶや大根と似た容姿ながら、キャベツのような味わいです。千切りにしてサラダにするほか、薄切りにしてグラタンやラザニアなど、どっしりした料理にしてもおいしくいただけます。

 

《ロマネスコ》

アブラナ科アブラナ属の一年生植物で、分類上はカリフラワーの仲間です。旬の時期は冬で、近年はスーパーマーケットなどでもよく見かけるようになりました。栄養価が高く、ビタミンCの含有量は野菜のなかでもずば抜けています。細かく切ってサラダにしたり、さっと茹でてマヨネーズで食べたりと、カリフラワーと同じような使い方ができます。

 

《アイスプラント》

ハマミズナ科メセンブリアンテマ属の植物。アフリカ原産の多肉植物で、肉厚の葉にはミネラルが豊富です。季節野菜ではないので、1年を通じて目にすることができます。葉の表面に水滴状の粒がついているのが特徴で、しゃきしゃきとした歯ごたえと薄い塩味が人気です。そのままポン酢やしょうゆをかけて食べるなど、和風の味にもよく合います。

 

《東京べか菜》

アブラナ科アブラナ属の白菜の一種で、極早生の半結球山東菜です。江戸の伝統野菜で白菜のように柔らかく、わずかに苦味のある葉が特徴。最近、栽培が盛んになり、1年を通じて味わえます。カロテンや葉酸を多く含み、一般には“山東菜”という名前でも知られています。漬物や炒め物に向いていて、茹でた後におかかしょうゆであえたり、卵や豆腐などと甘辛く煮たりするのもおすすめです。

 

《大蔵大根》

アブラナ科ダイコン属の越年草。東京・世田谷区の大蔵付近で品種改良されたことが名前の由来になった東京の伝統野菜です。11月中旬から12月にかけて旬を迎え、世田谷区を中心に販売されています。先端が丸く詰まっていて、先端まで太さが変わらないずんぐりとした姿が特徴。首の部分に辛味がないので、千切りにしてサラダにしたり、厚めにスライスしてバターなどで焼いたりしてもおいしくいただけます。

 

 

Recipe 1

彩り鮮やかな副菜

スイスチャードのアジアンナムル

スイスチャードの旬:通年栽培

ヒユ科のフダンソウという和名で、アメリカやヨーロッパではよく食べられている野菜なのだそうです。鮮やかな色の秘密は、ポリフェノールの一種が含まれているから。ミネラルや鉄分も豊富で、栄養価の高い野菜です。

「味にクセがなく、葉もくきも柔らかいので、お子さんでも食べやすく、サラダなどの生食にも向いています。ほうれん草の代わりというイメージでレシピを考えるとよいでしょう」(吉川さん)

 

「今回は、メインディッシュに色合いをプラスしたいときに使えるナムルに仕上げてみました。ナンプラーの香りとレモンの酸味が爽やかで、子どもたちもごはんが進みます」(吉川さん)

 

 

材料(2人前)

塩……ひとつまみ

スイスチャード……1袋

ナンプラー……大さじ1

レモン汁……大さじ1

ごま油……大さじ1

いりごま……ひとつまみ

 

つくり方

(1)鍋に塩と水を入れて火にかけ、沸騰させておく。

(2)スイスチャードを洗ったら、鍋に入れて20〜30秒ほど湯がいて取り出し、水でさっと洗って水切りする。10cmくらいの長さにそろえて切っておく。

(3)ボウルにナンプラー、レモン汁、ごま油を合わせておき(2)をからめる。

(4)皿に盛り、ごまをかける。

 

★Point 切らずにさっと茹でる

「スイスチャードは茹ですぎるとすぐに色が流れていってしまい、葉やくきがくたっとなってしまいます。しっかり沸騰したお湯を準備し、さっと茹でるだけで鍋からあげましょう」(吉川さん)

 

 

Recipe 2

ハーブの香りとコーンの甘みがベストマッチ! ヒゲまでおいしい

ベビーコーンのハーブグリル

ベビーコーンの旬:5〜7月

ヤングコーンという別名や、水煮の缶詰などでもよく知られている、若採りしたとうもろこし。旬の時期には皮つきで見る機会が多くなり、ヒゲや内側の皮もおいしくいただけます。

「実が柔らかくて割れやすいので、皮をむくときは慎重に。煮込んでしっかり火をとおすような料理よりも、軽く焼いたり生でスライスしたりするだけにし、風味と甘みを楽しんでください」(吉川さん)

 

「焼いただけで甘みがぐっと引き出されておいしいので、ハーブと岩塩だけでいただくレシピにしてみました。内側の薄皮とヒゲは柔らかくて甘いので、ぜひいっしょに味わってみてください」(吉川さん)

 

材料(2人前)

ベビーコーン……3本 

ローズマリー……1束

タイム……1束

岩塩……ひとつまみ

※写真のお皿では2本のみ写っていますが、レシピは3本分で構成しています。

 

つくり方

(1)ベビーコーンとハーブをブーケのようにまとめ、アルミホイルで包む。

(2)魚焼きグリルで中火にして、8分ほど焼く。

(3)アルミホイルを開けて表面の皮だけをとり、岩塩を振っていただく。

 

★Point アルミホイルでしっかりと巻く

「ベビーコーンとハーブを包む際、くきは少し出てしまっていてもいいのですが、葉の部分やヒゲ、ハーブといった焦げやすいところはホイルでしっかり包んでください。魚焼きグリルの高さがない場合は、180℃に余熱したオーブンで10分ほど焼いてもいいですよ」(吉川さん)

 

【次のページは】まだまだたくさん!珍しい野菜たちのレシピをご紹介!

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