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テレビ裏の「配線ごちゃごちゃ問題」解消法をインテリアスタイリストに教えてもらいました

文/三宅隆 写真/下城英悟 

2018.12.26

ゲーム機、レコーダー、外づけハードディスクなどとテレビとをつなぐケーブル類が、複雑に絡み合うテレビの裏側。いざお掃除しようと思っても、スペースは狭く、ケーブル類がぐちゃぐちゃ絡み合っていて、作業はなかなかはかどりません。

普段、目につきにくい場所とはいえ、テレビはリビングの中心に設置される上、配線まわりはゴミやホコリの温床になるので、家族の健康を考える意味でも、普段からキレイにしておきたいものです。そこで今回は、雑誌やテレビなどで活躍するインテリアスタイリスト・窪川勝哉さんに、テレビ周辺の配線をまとめるアイデアや、お掃除のテクニックについて伺いました。

 

便利グッズを使ってケーブル類をまとめよう!

「昭和の時代のテレビといえば、本体につなぐものは電源ケーブルとアンテナ線くらいでした。でも現代は、テレビに接続する周辺機器が増えた結果、HDMI、LANなどのケーブル類がテレビの裏側にたくさん存在します。私も仕事柄、さまざまな部屋をスタイリングしていますが、最初に気をつけるのが、この“ケーブル類の処理”。部屋をすっきり見せるためには、この処理がものすごく重要な要素になるのです。

例えば、ホームシアターのサラウンドシステムを組んでいるご家庭では、スピーカーをテレビから離れたところに設置しようとすると、部屋の中をケーブルが横断することになります、それをうまく隠したり整理したりすることが、部屋をキレイに見せる第一のポイントとなります」(窪川さん)

 

 

窪川さんによると、整理のためのキーポイントは「ケーブル自体をまとめてシンプルにすること」。ここからは、便利グッズを活用したケーブル類の整理法を、具体的に見ていきましょう。

 

【ケーブルのまとめ方】

「コイルチューブ」でまとめる

「見た目にもキレイで、さまざまなケーブルを一気にまとめやすいのが『コイルチューブ』。ホームセンターなどで購入できます。ただし構造上、一度巻いてしまうと外すのに手間がかかるので、ある程度、配線のセットが決定してから使用しましょう」(窪川さん)

 

●「結束バンド」で束ねる

「これも、複数のケーブルをまとめやすいアイテムです。コイルチューブと同じく、昔はプロ仕様だったアイテムですが、今では100円ショップでさまざまなサイズのものを入手できます。その上、1パックに100本くらい入っていますから、とてもリーズナブル。

単価が安いので、万一、まとめるのに失敗しても、切ってやり直ししやすいのはメリットです。今回、ご紹介した中では、一番気軽に使えるアイテムですね」(窪川さん)

 

●「コードクリップ」でまとめる

「小さな“面ファスナー”の帯で束ねた、コードに巻き付けて使うアイテムが『コードクリップ』です。脱着が簡単なので、後からケーブルの増減があっても、対応しやすいのがメリット。100円ショップなどにも複数のカラーが用意されている場合が多いので、何色かを手に入れ、ケーブルの種類ごとに色分けしするのもいいでしょう」(窪川さん)

 

●「コードタグ」で色分けする

「テレビの裏を掃除する際は、思い切ってケーブル類を全部抜いてしまうと、ケーブルに邪魔されず、余分は手間もかかりません。また、ケーブル自体にもホコリが溜まっているので、それを拭いてキレイにするためにも、オススメの方法です。ただし、抜いたケーブル類を元に戻すのはひと苦労。ケーブル類をそれぞれどこにつなげばいいのか、混乱しがちですよね。

そこで活躍するのが、ケーブルにラベルなどで目印をつける『コードタグ』と呼ばれるグッズです。『BS・CS』『ゲーム機』『スピーカー』といった、分類のための文字を書いて貼っておけば安心です。せっかく美しく束ねても、それが何とつながっているケーブルなのかわからないと困るので、ぜひ活用したいアイテムです」(窪川さん)

 

【ケーブル周辺の掃除法】

●ケーブルは“空中で”まとめる!

「ケーブルを床に着いた状態でまとめると、ホコリが溜まりやすくなります。ケーブルを整理する際は、ここまでご紹介したアイテムを使ってまとめ、なるべく床の上に置かず、空中に浮かせておくのがポイント。こうすることで、掃除機で効率よく短時間に、床のホコリを吸い取れます。

テレビの裏側はスペースが狭いので、掃除機をかける際は、細身でハンディタイプの掃除機を使うのがおすすめ。また、脚部にキャスターの付いた動かせるテレビラックを選ぶと、さらにお掃除しやすくなりますよ」(窪川さん)

★関連リンク:コードレス&パワフルで使いやすい、三菱掃除機「スティッククリーナー」

三菱掃除機「スティッククリーナー」新製品のページです。ワンタッチで着脱。お掃除が驚くほど楽ちんに。

 

●掃除機の“エアブロー”機能で、汚れを吹き飛ばす

「キャスターのない大型テレビボードの場合、どうしてもスペースの狭いテレビの裏側までは、掃除機が届かない場合があります。そんなときは、エアを吹き出す“エアブロー”の機能が付いた掃除機で、溜まったゴミを吹き飛ばすのも有効です。 風圧が強すぎると小さなホコリを巻き上げてしまうので、やや控えめの風量でじわじわ飛ばすのがポイント。掃除機で吸える位置までゴミを動かすようにしましょう」(窪川さん)

 

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昨今の家電製品は多機能化が進み、驚くような機能を備えたものも多数登場しています。でも、家電についてある程度の知識がないと、そのポテンシャルをなかなか生かしきれないのも事実。その代表格といえるのが、掃除機に搭載されている「エアブロー」という機能です。

 

最後に窪川さんから、テレビの裏側のお掃除について、注意点を伺いました。

「家具は一度設置すると、一般的に、頻繁に動かす機会が少ないものです。テレビの番組で、一般のご家庭の部屋の模様替え企画をしばしば担当するのですが、目で見える部分は整理されていても、テレビの裏やソファの下は、住み始めてから一度もお掃除していない……というご家庭をよく目にします。テレビの裏やソファの下は、上下方向に狭く、ロボット掃除機でもたどり着けないような空間。そこに汚れを溜め込まないためには、日ごろからのお掃除への意識が重要です。今回のケーブルマネージメントのように、キレイにするためのコツさえわかれば、日ごろのお掃除のルーチンの中に、そうした場所のお掃除も簡単に組み込めますよ」(窪川さん)

 

 

教えてくれた人

 

窪川勝哉さん

インテリア/プロップスタイリスト。インテリアのみならず、クラフトから家電まで、プロダクト全般に造詣が深いインテリアスタイリスト。雑誌やテレビなどメディアでのスタイリングをはじめとして、店舗のディスプレイやマンションのモデルルーム、イベントのデコレーションなども手がける。2011年に渡英。2013年より再び拠点をロンドンから東京へ移し、幅広く活動中。

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