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なぜ、イオンは朝採れ野菜を売り場に並べるのか?(前編)

スーパーマーケットの「イオン」が、その日の早朝に採れた新鮮な朝採れ野菜を、お昼ごろまでに陳列して販売する“今朝採り野菜”と銘打った売り場を、2016年の春から展開しています。なぜイオンは、朝採れ野菜を販売し始めたのでしょうか? 売り場を企画した千葉泰彦さんに話を聞きました。 イオンリテール株式会社農産商品部 統括マネージャー千葉泰彦さん ──まずは、なぜ“今朝採り野菜”を売り場の名称にしたのか教えてください。この売り場をつくる前にお客さまにインタビューなどをした際、新鮮なイメージの言葉ってなんだろう? と聞いたところ、“朝採れ”=新鮮というイメージが強い、という結果が出たのです。そして現在、売り場では“朝採れ”という言葉ではなく、“今朝採り”という言葉を使っています。“朝採れ”というと、いつの朝かわかりませんが、“今朝”にすることで、今日の朝に採れた、という意味合いが強まりますからね。──お客さまの感性に訴えるフレーズだった、ということでしょうか?あくまで科学的な根拠はありませんが、買う側と売る側とが共感できる言葉なのでしょうね。売り場としても、鮮度の高さをアピールでき、お客さまの購買意欲を高める手段のひとつとして使わせていただいております。──いつ頃からこちらの売り場をつくる計画が持ち上がったのでしょうか?実はアピールしていなかったものの、数年前からこの売り方自体はやっていたのです。今朝採った野菜を売り場に並べるには、まずは時間と距離の制約があります。当然、店舗に並ぶまでの距離と時間が短い方が、新鮮さを維持しやすいですよね。野菜はあくまで生き物ですから。──では、なぜ今回、それをアピールするようになったのでしょうか?タイミング的な話ですね。新鮮さ以外にも、地元で採れた野菜なら距離をあまり運ばずに売り場に並べられるので、CO2の削減にもつながりますから、環境にもいいというイメージがあります。環境に配慮することは、私ども販売サイドにとっても、お客さまにとっても、いい取り組みだと考えたからです。──野菜はどのような仕組みで運ばれているのでしょうか?グループ会社イオンアグリ創造が経営する直営農場が全国に21箇所あり、そこで畑を耕し、採れた野菜を、我々が販売するというスキームになっています。さらに、直営農場以外にも、それぞれの地元で採れるおいしい作物などを届けることも、並行して行っています。それぞれ専用車両で朝に巡回して収穫、1~3時間後には近隣の店舗を中心に、売り場に並べられるような仕組みです。──お客さまの反応はどうですか?おおむね好評だと思います。お客さまには、例えば“道の駅”などと同じように、鮮度がいいイメージを持たれていると思いますし、そういう売り場を目指しています。実際「農場から何キロ以内の店舗に今朝採り野菜の売り場をつくる」といった明確な規定は設けていませんが、近隣で営業している店舗に対し、午前中のなるべく早い時間に直接運び入れて販売する、という流れにしています。──実際、どれくらいの数の店舗に今朝採り野菜売り場があるのでしょうか?最初は数店舗で実現できればいいかなぁという感じでしたが、いまは2ケタの店舗に売り場が設けられています。春に採れるけど夏には採れない、秋には採れるけど冬には採れないなど、シーズンによって野菜のバリエーションが変わってくるので一概にはいえませんが、最大100店舗を超えたこともあります。──現在、イオンは全国に何店舗くらいあるのでしょうか?イオンリテールで管轄している店舗は400店舗ほどですね。──今朝採り野菜売り場に関して、農場側からの反応はいかがでしたか?これは、直営農場に限った話ではないですが、もともと農家の方のライフサイクルって、朝が早いんですよね。朝に収穫した方が高品質という作物を扱っているかどうかにもよりますが、一般的には、皆さん明け方から動き出し、作物を採るという方が多いので、朝早い分にはあまり負担にはなっていないようです。特に夏場だと、日中は暑くなりすぎるので、屋内での労働は適しませんから、朝に気温が低いうちに働く方が効率良く働けますよね。──最初からみなさん、協力的だったのですね。農場としては、なるべく良い状態でお客さまに作物を届けたいでしょうし、おいしく食べてもらうことが一番の喜びですからね。お客さまに「今朝採れたものを買って帰ったから、おいしく食べられた」といわれるのは、うれしいことなのです。──つくり手からすると、最高の状態で食べてもらうというのは、うれしいですよね。そうなんです。本来、お客さま自身が、つくられた農場に直接買い付けに行ければ一番良いのでしょうが、現実的には無理なわけです。実際には、お客さまが野菜を購入される場所はスーパーマーケットが約8割なので、スーパーマーケットは生産者とお客さまをいかにつなぐかが、販売のキーポイントになると思います。──ちなみに、こういった取り組みはライバル店でも行われているのでしょうか?正直、やろうと思えば、他のスーパーマーケットでもやれることですよね。物流自体はさほどハードルは高くありません。地方の「道の駅」なども基本的には同じです。ただし、多くのところがやろうとしても、朝に採れる作物の量は限られるわけですから、限られたパイの奪い合いになりますね。──朝採れた野菜を専用車両で効率的に運んでいるとのことですが、店舗ごとのばらつきなど、調整はどうように行われているのでしょうか?もちろん、天候などによってばらつきは出ますが、それは野菜を取り扱っている以上、特別なケースではありません。予定では100本採らなければならなかったのが、実際は雨で60本しか採れなかったとか、生育が悪く、25cmで採らなければならないものが15〜20cmで採らざるを得なかったとか、そういうケースがたびたびあるんです。でも店舗には、今朝採り野菜以外の売り場もあるため、他の売り場にその分多くの野菜を並べるなどして、お客さまのお買い物に支障が生じないよう、バイヤーが調整しています。逆に、今日採らなければ成長しすぎて売れなくなる、といった理由で、予定より多く入荷することもありますが、それも「頑張って売りましょう」と、農場とコミュニケーションを取りながら、日々売り場をつくっています。──LEDなどで野菜を育てる、管理農場などをつくる計画はないのでしょうか?現在のところ、管理農場などをつくる予定はありません。ただし、通常の小さいビニールハウスではなく、もっと規模の大きい施設型農場を埼玉県久喜市につくります。トマト農場なのですが、国と県とイオンの3者でコンソーシアムをつくり、コンピュータで栽培の管理と生産調整を行って、この6月から実際に稼働します。──現在、今朝採り野菜売り場で扱っている商品は、どのようなものなのでしょうか?今の時期だと小松菜、水菜、白菜などがメインですね。さらに、葉物などがこれから入り始める頃でしょうか。春から夏にかけては、枝豆やほうれん草、チンゲンサイ、とうもろこし、レタスなどを扱います。また、イオン農場以外では、先日、いちごも扱いました。いちごは果物だと思われがちですが、本来は野菜なんですね。──いいものを並べましょう、ということで、フレキシブルに対応していかれるんですね。急に良い野菜を仕入れられる、といったことも、店舗側と農場側とのコミュニケーション次第で実現できるんです。それだけの量が採れる予定なら、今朝採り野菜売り場にも置けるよね、といった具合に。お客さまにおいしいものを届けられると判断すれば、そのときそのときで臨機応変に対応していくということです。──今朝採り野菜がきっかけとなり、新たな農家さんとのつながりができた、などの例はありますか?もちろんあります。農家さんからは「イオンは大量に野菜を育てていないと取引できない」と思われている場合も多いのですが、実際は少しの量であったり、1週間しか採れないようなものでも、お客さまによろこんでもらえる作物でしたら、お取引が可能になっています。商売の裾野が広がっているのは間違いありませんね。生産者さまとのコミュニケーションで「こんな価値観だったら売れるよね」とひとつひとつ話し合いながら進めてきた結果です。──「こんな価値観だったら〜」とはどういうことですか?お客さまにとってみたら、同じ野菜だったら100円よりも1円安い99円で買えた方がいいですよね? でも、いつ採れたかわからない野菜よりも、今朝採れた野菜の方が、仮に20円高かったとしても、もしそこにお客さまが価値を見出していただけるのなら、生産者さんも収入が増えますし、みなさんそれぞれ努力をされます。結果として、よりいいものをお客さまが手に入れられる可能性が高まるんです。 後編へ続く http://www.nikuine-press.com/survey/post_4851/ イオンリテール http://www.aeonretail.jp/ 【こちらの記事もオススメです】 [glink url="http://www.nikuine-press.com/howto/post_47/"][glink url="http://www.nikuine-press.com/howto/post_1368/"][glink url="http://www.nikuine-press.com/howto/post_3598/"]

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なぜ、イオンは朝採れ野菜を売り場に並べるのか?(後編)

(前編はこちら http://www.nikuine-press.com/survey/post_4551/)──最近、冷蔵庫でも、より鮮度を保つ野菜室に対するニーズが高まってきました。イオンでも、ここ数年、野菜に対するニーズが変わったな、という実感はありますか? 野菜の消費量は実は増えてないのですが、そのなかでずっと、わずかずつではありますが、増え続けているのが生食用サラダの野菜ですね。また、和食回帰のニーズも高まってきているので、おひたしなどに使われる葉物野菜への注目度は高まっていると感じます。また、機能性野菜といった言葉もあるように、野菜自体への関心度が高まっているのは間違いないですね。その背景には、キーワードとして健康やダイエット、美容などがあります。飲料の形で野菜を摂取するにしても、昔はトマトジュースしかありませんでしたが、最近はコールドプレスジュースや野菜ジュース自体の種類がかなり増え、それらすべてが健康と美容というキーワードとつながっているのだと、売り場から実感させられますね。さらに、増え続ける医療費などの社会背景から、自分の体は自分で守り、健康寿命を自分で伸ばそう、という意識が高まっていますので、野菜のニーズが増加していることへの実感は、今後、ますます高まっていくのではないでしょうか。──野菜自体の価値を上げる売り方は、どのようなものが考えられますか?一番わかりやすいのは、オーガニックというキーワードではないでしょうか。10年前くらいから有機栽培農家の農産物なども扱っていますが、最初はあまり売れなかったんです。ですが、オーガニックはグローバルな視点からも注目されていますし、日本でも徐々に意識が高まってきているので、かつてに比べるとかなり売れるようになってきています。通常の野菜と比べて2倍の値づけであっても、買っていただけるような状況が見られ始めていますね。──生活者の野菜に対する意識も、確実に高まっているのでしょうか?先進国のなかでも、日本はまだまだ野菜に対する意識が足りないというか、無頓着な印象があります。海外では、レストランでベジタリアン向けのメニューやハラルフードなど、宗教的なメニューが当たり前のように存在しますが、日本ではようやく最近になって、というイメージですよね。──まだ、それらのメニューがニュースになるような段階ですね。 その辺に対する意識が、ようやく日本でも少しずつ高まってきているのも、野菜への注目度が高まっている理由のひとつかなと思います。──ところで、生産管理が難しい野菜というのはあるのでしょうか? また、それらを管理するに当たって、独自に工夫されていることなどがありましたら教えてください。やはり生鮮食品ですから、コールドチェーンがキーポイントです。生産から運搬、売り場の陳列まで、どれだけ適温を保てるか、温度管理を一定にしたままの配送ルートを維持できるか。その管理などに工夫が施されていますね。──例えば、葉物野菜はシナシナになってしまいやすく、根菜類と比べると保存する際に苦労しますが、売り場でもそれをフレッシュな状態に保つ工夫などをされているのでしょうか?野菜って、生き物なんですよね。野菜は成長しますから、温度と水分が重要。シナシナに乾燥する要因は、野菜の蒸散作用にあります。野菜も呼吸しているので、これをいかに抑えるかが保存の際のポイントになってきます。通常の売り場で管理するのはなかなか難しいのですが、だからこそ、今朝採り野菜が重要なんですよね。今朝採れた野菜を店頭に並べて、すぐにお客さまに手渡せる。短い時間で運んで、短い時間でお客さまの手に渡るようにする行為につながってくるんです。昔の八百屋さんなら、その日に仕入れたものをすべて売り切ることができたでしょうが、スーパーマーケットは営業時間も長いですし、なかなかそれを実現することはできません。ですから、鮮度を保つこと自体は、我々にとって今朝採り野菜売り場に限らず重要なことですし、売れる時間帯に合わせ、温度管理をしている冷蔵庫からタイミングよく品出ししたり、品出し自体の回数を管理したりしています。そこもコールドチェーンでつながっていて、データを見ながら実現しています。──肉や魚でも、同じような売り方は行えるのでしょうか?肉は難しいですが、魚は野菜と同様、以前からこういった売り方を行っています。直接バイヤーが漁師さんから買い付けて、一次処理だけ行ってそのままトラックに載せ、午後1時から2時には店舗の棚に並べるようなイメージです。野菜と同様、魚はお客さまが鮮度を一番気にする食材ですから、運搬時間をなるべく短くし、鮮度を保っています。──そうした売り方は、イオンだからできることであり、やはり中堅どころのスーパーマーケットだと難しいのではないのでしょうか?確かに、スケールメリットはありますね。ただし、この今朝採り野菜売り場を実現できたのは、もともとイオンアグリ創造のトップが私たちと同じバイヤーであり、売り手の気持ちがわかるという点も大きいですね。スピード感をもってやっていきたいといったら、それに対し、できるだけ努力をしてくれますし、融通や小回りを効かせてくれます。通常のプロダクトアウトだけではなく、マーケットインまでやっていける強みがそこにもあります。──最近、日中働いている共働き夫婦が増えたことで、毎日食材を購入する人に加えて、まとめ買いしつつも、できるだけ鮮度の良い状態で食べたいから保存方法にこだわりたい、という人が増えています。そういったお客さまのライフスタイルの変化を売り場でも感じますか?それは日々感じています。冷蔵庫代わりにスーパーマーケットやコンビニエンスストアを使われる方も実際にはいらっしゃいます。共働きのご夫婦が増え、夜遅くまで開いているスーパーマーケットで遅い時間に買い物をされる方や、週末にまとめ買いをされる方が増えたな、と感じています。こういったライフスタイルは、今後さらに多様化することが予想されますが、少しでも鮮度のいい、いわゆる棚持ちのいいものを私たちが用意し続けることは、これまでと変わりがないと考えます。まとめ買いされる方が冷蔵庫に入れたものをすぐに食べるとしても、2、3日経ってから食べるにしても、私たちの「できるだけ鮮度のいい食品を提供したい」という考えは、決して変わりません。──野菜の産地をしっかり店舗で表示することで、売上を伸ばしている飲食チェーン店があります。それと同じように、スーパーマーケットでも鮮度の高いものを求めて人が集まり、また、お客さま自体の意識も高まっている、ということですね。以前は、店頭に並んでいるブロッコリーの産地がどこなのか、とか、この肉はどこで加工されたものなのか、といったことを気にする人は、あまりいなかったと思うんです。どちらかといえば、おいしければなんでもいい、という感じでした。ただ近年、食の世界では“安全安心”神話がいろんな意味で崩れかけているところがあります。“国産にこだわる=安心感を与える”ことで業績を伸ばしている飲食チェーンがあるように、安心感は今の日本人の心をつかんでいるのです。──形がいびつだったり、不ぞろいな方が、かえって安心感を得られることもありますよね。感覚的にはそうなんですよね。一概にはいえませんが、野菜を選別して規格をそろえるのには時間がかかります。最初に規格をそろえるように仕向けたのは、実は私たち、スーパーマーケットをはじめとする店舗側なのですが、今は少しでも早く、新鮮なうちに持ってくることにも力を入れていますし、食品廃棄なども重要な課題になってきているので、たとえ不ぞろいであっても、栄養価の高いものを優先して販売していくことが、ひとつの販売スタイルなのかな、と考えています。今朝採り野菜はまさに、その一環なんですね。──今後、お客さまの声が今朝採り野菜の売り場に反映されることもあるのでしょうか?一定の声が大きくなってくれば、検討したいとは思っています。仕入れのチャネルはいろいろありますし、私たちの商売はお客さまのニーズに応えるのが第一ですから。お客さまからの「こんな商品が欲しい」「こんな野菜をつくって欲しい」といったリクエストがあれば、最大限対応していくつもりです。(前編はこちら http://www.nikuine-press.com/survey/post_4551/) イオンリテール http://www.aeonretail.jp/【こちらの記事もオススメです】 [glink url="http://www.nikuine-press.com/howto/post_47/"][glink url="http://www.nikuine-press.com/howto/post_1368/"][glink url="http://www.nikuine-press.com/howto/post_3598/"]

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旅を楽しんでる場合じゃない!? 気象データから見る「GW大掃除」をおすすめする理由

“大掃除”といえば、いわば年末の風物詩ですが、最近では、気候の良い秋に実施するのがおすすめという声も聞かれます。でも、さらにおすすめの時期があるのです。それは、4月末から5月上旬のGW(ゴールデンウィーク)。「過去の気象データを見ても、GWは大掃除のベストシーズンだといえます」と語る『All About』の家電ガイド・滝田勝紀さんに、その理由をわかりやすく解説してもらいました。 過去の気象データが示す“掃除向き”の天候──GWはどこへ行くにも混雑していますし、宿泊代なども高いので、家で大掃除するというのもいい時間の使い方かもしれませんね。ところで“気象データ”では、どんな傾向が示されているのでしょうか?まずは、気象庁が公開している過去のデータから、4月末~5月初旬の平年値を見てみましょう。平年値とは、1981~2010年の30年間における観測値の平均を元に算出したもの。例えば、東京で見てみると、4月末に向けて平均降水量は下がり続け、最も低いピークとなる5月3日では3.1mmほど。日照時間は6時間前後で、平均雲量もこの期間だけは少なめです。そして気温は、とても過ごしやすい16~17.4℃で安定します。つまり、GWは前後の期間よりも「晴れやすくて過ごしやすい」ということが、過去の統計からわかるのです。もちろん地域ごとに多少のズレはありますが、4月の不安定な天候が落ち着き、ジメッとした5月中盤に向かう狭間の時期、といえるでしょうね。──でも、気候がいいと、掃除よりもまずは外に出かけたくなるのですが……。それでもこの時期に大掃除をしておいた方がいい、一番の理由とはなんですか?実はGWは、やがてくる梅雨時期に繁殖しやすいとされるカビや雑菌の根元を殲滅する、絶好のチャンスともいえるんです。先ほどの気象データを再び見てみましょう。GW直後の5月中旬から降水量はゆっくり増え始め、日照時間は徐々に短くなっていきます。梅雨のピークとなる6月27日辺りは、降水量が6.8mmで、日照時間は3.2時間。それでいて、最高気温は26.3℃くらいになりますので、湿度がかなり高い状態となります。ただでさえジメジメする部屋。掃除せずに放置しておけば、カビや雑菌が繁殖する温床になるのは目に見えています。──カビは、子どものアレルギーやいろいろな病気の元になるといわれていますし、怖いですよね。カビだけでなく、いま皆さんがお使いの布団の中は、湿度が高いとダニなどが大繁殖しやすい環境になっている恐れがあります。これらの元になる原因を殲滅するための大掃除。その絶好のタイミングが、繁殖期の前、つまりGWの時期なのです。──なるほど! 確かに旅行へ行っている場合じゃない気がしてきました……。では、カビやダニの繁殖を防ぐお掃除のポイントと、そこで役立つ最新の家電をぜひ紹介してください! ①家中のダニ対策に最適な掃除機掃除機三菱電機 サイクロン式プレミアム掃除機「風神(TC-ZXF30P)」http://www.mitsubishielectric.co.jp/home/cleaner/product/fujin/軽くてコンパクトなのに強い吸引力が続き、さらに排気がキレイなのが、ここ数年、進化を続けるシリンダー型サイクロン掃除機。吸い込んだ風とゴミをすばやく分別することで、排気から微細な粉じんを出にくくし、排気のイヤなニオイも抑えます。棚の上や高いところなどもラクにキレイにできるアタッチメント“すみずみブラシ” や“2WAYロングノズル”、持ち方を変えて効率的に掃除できる“フィジ軽グリップ”など、1台で隅々まで、家を丸ごと掃除できる機能を搭載。ペットの抜け毛や、排気に含まれるペット臭の悩みを解消する機能も備えています。また“エアブロー機能”は、窓の桟、部屋の隅、凹凸部など、ノズルが届きづらいところにあるゴミを風の力で掃き出して、普段、放置しがちな場所もラクに掃除できます。また、この時期は真冬用と初夏用とで寝具も衣替えをする季節。それらを清潔な状態で保管&使用するためには、付属の“アレルパンチふとんクリーンブラシ”が便利です。走行車輪と逆回転するブラシが備わっていて、髪の毛や微細なゴミをスムーズに吸引するほか、ヘッドに搭載された“アレルパンチ植毛”には、ダニの死がいやふんなどのアレル物質を約90%も抑制する抗アレル剤が塗布されています。まずはこれ1台で、部屋の大半をカバーできるでしょう。  ②掃除機とふとん乾燥機の合わせ技で、ダニの住処になりやすいベッドを徹底対策!ふとん乾燥機三菱電機 フトンクリニック AD-X80http://www.mitsubishielectric.co.jp/home/futon/product/ad80/この時期は真冬用と初夏用とで寝具も衣替えをする季節。でも冬用のふとんをそのまま押し入れにしまってしまうと、ダニの温床になってしまいます。寝具を清潔な状態で保管&使用するために、ふとん乾燥機と掃除機の合わせ技でしっかり対策をしておきましょう。マット式ふとん乾燥機には、通常乾燥に加え、ふとん全体をしっかりと包み込む“ヒートパンチマット”も付属しています。これは、ふとんの表面だけでなく、約60°Cの熱を中綿までしっかりと伝えるので、居残りダニの対策もバッチリ。さらに、掃除機付属のふとん掃除専用のブラシ“アレルパンチふとんクリーンブラシ”を使って、ふとんに残ったダニの死がいやふんなどをしっかり吸引しておきましょう。走行車輪と逆回転するブラシが備わっていて、髪の毛や微細なゴミをスムーズに吸引するほか、ブラシヘッドに搭載された“アレルパンチ植毛”には、ダニの死がいやふんなどのアレル物質を約90%も抑制する抗アレル剤が塗布されています。冬用寝具もしまう前に、これでダニ対策をしておけば、次のシーズンまで安心して保管できます。さて、ふとん乾燥機は冬の家電と思っていませんか?マット式ふとん乾燥機なら、部屋の気温に合わせ、ふとん乾燥/あたための仕上げ温度をおまかせで調節できです。夏はサラッとさわやかに、冬はしっかり暖かく、春秋は程良いぬくもりに仕上げてくれます。初夏だけでなく、オールシーズンで眠りにつきやすいふとん温度に仕上げ、快眠環境づくりをサポートしてくれます。 ③洗濯物から浴室まで、カビやニオイの元を乾燥します!衣類乾燥除湿機三菱電機 衣類乾燥除湿機 MJ-120MX/100MXhttp://www.mitsubishielectric.co.jp/home/jyoshitsuki/product/moveeye/※画像はMJ-120MXモデルです直接、掃除をするための家電ではありませんが、GW掃除でキレイにした部屋の状態を維持するのにぜひ備えておきたい1台をご紹介しましょう。長雨続きなどで、洗濯物をやむを得ず、部屋干ししてしまう機会が多いジメジメの季節。さまざまな厚さの洗濯物は、同じタイミングでは乾きません。そこで、乾き残りを高性能センサー(赤外線・温度・湿度)で見分け、徹底して追いかけて乾かすのが“部屋干し3Dムーブアイ”を搭載したこの衣類乾燥除湿機です。衣類乾燥だけでなく、梅雨時、特に湿気がこもりがちな玄関や靴箱、窓や壁の結露など、湿っているところもセンサーがピンポイントで見つけて除湿。カビの繁殖を防げるので、キレイに掃除した状態を維持するのに最適です。また、このモデルには4輪キャスターが付いているので、持ち上げずラクに移動できますよ!おしえてくれた人滝田勝紀さん『All About』の家電ガイド。フリーランスの編集者。モノ情報誌で家電品の担当を約10年以上務める。特にロボット系家電やIoT家電に精通。毎年9月にドイツで開催される世界一の家電見本市「IFA 2015」ほか、海外の家電取材の経験も豊富。 【こちらの記事もオススメです】 ※本サイトより[glink url="http://www.nikuine-press.com/tellme/post_909/"][glink url="http://www.nikuine-press.com/tellme/post_1972/"][glink url="http://www.nikuine-press.com/tellme/post_1755/"]  

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最近の「高級扇風機」、普通の扇風機とどこが違う?

最近、家電量販店などで、ひと昔前とはひと桁違う扇風機が売られていることに驚いた、という話をよく耳にします。以前はほとんどの扇風機が5,000~6,000円程度で買える感覚でしたが、2010年ごろから、それらとは一線を画す「高級扇風機」の市場が拡大中なのです。では、最近の「高級扇風機」と、いわゆる普通の扇風機とは、具体的にどこが違うのでしょうか?  DCモーターで多彩な風を吹かせられる多くの「高級扇風機」には、高効率なDC(直流)モーターが搭載されています。特長は、低消費電力&きめ細かな風量制御。DCモーターのおかげできめ細かな風量切り替えが実現し、なめらかに変化するリズム風、超微風など、多彩な風を吹かせることが可能になりました。一般的な扇風機に搭載されているAC(交流)モーターでは、風の設定を、強・中・弱といった強さくらいしか調整できません。ACモーターは安価ですが、周波数に応じた一定の回転速度しか得られないからです。 羽根の形状を独自に開発二重の羽根や多羽根など、各社の「高級扇風機」がもっともこだわっているのが、羽根の形状。単に風を生み出すだけの羽根ではなく、各社が考える理想的な風を吹かせるため、羽根を1枚1枚、独自に開発しています。たとえば、三菱電機のDCモーター扇風機「SEASONS」では、航空機の翼などで採用されるウイングレット形状の7枚羽根を採用。外周端部の風の渦が変動するのを抑え、運転音の低減を実現しています。さらに、風の整流効果を高める新形状のファンガードを開発。より静かで、到達距離の長い気流をつくることによって、快適な空気循環を実現しているのです。 より自然な風に近づいたACモーターは繊細な回転スピードの制御ができなかったため、ムラのある一定の風しか吹かせることができませんでした。ムラのある風に連続してあたるということは、空気の塊をぶつけられ続けるようなもの。細かく連続的な衝撃を、知らず知らずのうちに受けていました。それに対し「高級扇風機」のDCモーターは、回転スピードをきめ細かく制御可能。さらに、独自形状の羽根と組み合わせることにより、連続的な空気の塊ではなく、自然界を吹きぬけるベールのような風を吹かせることができるのです。 サーキュレーターにもなり、オールシーズン使える「高級扇風機」は扇風機としてはもちろん、サーキュレーターとしても活用できます。ヘッドが真上に向いたり、360°立体的に首振りする機能をプラスしているほか、DCモーターによってより強い直線的な風を遠くまで送ることもできるからです。暑い夏には、床面に溜まりがちなエアコンから出た冷たい空気を、部屋中に効率良く循環させられます。そして寒い冬には、夏とは逆に、天井側に溜まってしまいがちな温かい空気を、床面の方へ送ることができます。さらに、じめじめした梅雨どきには、洗濯物を乾かす際にも活用可能と、オールシーズン活躍してくれます。 音が静かでぐっすり眠れる「高級扇風機」の中でも、三菱電機のDCモーター扇風機「SEASONS」の場合、先進の気流制御技術と組み合わせることで、強運転時でも30dB程度と、ささやき声くらいの低騒音を実現しています。さらに、就寝時やリラックスタイムのための微風運転時も、木の葉のふれあう音より静かな約12dB。部屋で使っていても、ほとんど音は聞こえません。とにかく静かな環境で眠りたい、という人には、とてもおすすめです。 文/滝田勝紀『All About』の家電ガイド。フリーランスの編集者。モノ情報誌で家電の担当を約10年以上務める。ロボット系家電やIoT家電にも精通。毎年9月にドイツで開催される世界一の家電見本市「IFA 2015」ほか、海外取材の経験も豊富。 三菱扇風機:DCモーター扇風機 SEASONShttp://www.mitsubishielectric.co.jp/home/fan/product/seasons/三菱扇風機DCモーター扇風機SEASONSのページです。扇風機とサーキュレーターを一つにし、オールシーズン上をいく気持ちよさを。   

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懐かしい! 歴代“レジェンドモデル”で振り返る、プリクラ20年の歩み

“プリクラ”の相性で親しまれているプリントシール機。最初のモデルがゲームセンターに並んだのは1995年のことでした。今回は、誰もが一度は楽しんだことのあるプリントシール機の“レジェンド”モデルをリストアップ。その進化の歴史を振り返ります。 1995年 プリント倶楽部「プリント倶楽部」(アトラス/セガ・エンタープライゼス)が発売されたのは、約20年前のこと。女性客の少ないゲームセンターに置かれていたこともあって、当初こそ人気はパッとしませんでした。ところが、男性アイドルグループが出演するテレビ番組に登場したことで大ヒット。翌96年からはブームに火がつきました。元祖「プリント倶楽部」は、その場で撮った顔写真をカワイイ背景やフレームと合成してシールにする、というシンプルな仕組みでした。ブームになったことで、多くの他メーカーがプリントシール市場に参入。シールだけでなく、名刺やスタンプ、ポストカードやキーホルダーを作れるものなど、派生モデルが続々と登場しました。この頃のプリクラといえば、2〜3人で顔のみを撮影するのが普通で、使われているカメラやプリントは、現在のそれと比べると圧倒的に質の低いものでした。デジタルカメラの黎明期だったこともあり、画質を追求するのは難しかったのです。そんな制約があるなか、97年に全身を撮れるモデルが登場。こうしたバリエーションの広がりは、多くの人々に歓迎されました。そういえば、印刷される写真のサイズを1枚ずつ選択できるようになったころには、いまでは信じられないことに、プリントシール機の近くにテーブルとハサミが置いてありました。そこで、みんなでシールを切り出していたんですね。友だちとおしゃべりしながらハサミで切り分け「プリ帳」に貼っていく……。そんな時間もまた、楽しいものでした。 2000年 HITOMIこの時代になると、撮った顔写真を“盛れる”ようになってきました。瞳に星やハートなど、7種類のデコレーションを写し込める「HITOMI」(アイ・エム・エス)が登場したのは、この頃です。こうしたデコレーションは、プリントシール機のなかで特殊なライティングを施すことで可能になったのです。もちろん“ラクガキ”もできるようになり、ユーザーがアレンジできる幅が一気に広がりました。プリントシール機で撮った写真が普通の証明写真と異なる点のひとつが、自分の顔を“盛れる”こと。この機能は女性の変身願望を満たし、支持され続けたのかもしれません。こうした“盛れる”、“ラクガキできる”、“撮影シチュエーションを変えられる”というアイデア次第で、プリントシール機の人気は大きく左右されたのでした。 2006年 姫と小悪魔プリントクオリティに対する人々の要求が高まってきたのが、このころです。そこに現れたのが「姫と小悪魔」(オムロンエンタテインメント)。プリント画素数は600dpi。雑誌などの一般的な印刷物が250から350dpiということを考えれば、その美しさがわかると思います。また、本格的なスタジオのように6基のストロボを使い、ふんわりと“姫っぽく”撮ったり、クッキリと“小悪魔っぽく”撮れたりする点も人気の秘密でした。プリントシールは小さなサイズですが、だからこそ、写真やプリントの質にもこだわりたいという欲求が、楽しんでいる人たちの間で湧いてきた時代です。プリントシール機では、一般的な家庭用プリンターで採用される「インクジェット式」とは異なり、「昇華型熱転写式」という仕組みを使ったプリンターが使われています。インクジェット式でプリントしたシールは、よく見るとドット感があり、機材を何日も使っていない場合には、プリントに色ムラが出たり筋が入ったりします。その点、昇華型熱転写式は、ドット感がなくて仕上がりがなめらか。しかも、いつ使っても安定してキレイにプリントできるのが特徴なので、人気を得たのもうなずけますね。 2007年 美人 -プレミアム-“盛る”機能や“ラクガキ”機能が人気を得て進化したプリントシール機ですが、この年に登場した「美人 -プレミアム-」(フリュー)は、とことん写真自体の“写り”を追求していました。内蔵された一眼レフカメラの機能がアップし、搭載されるストロボは10灯になりました。さらにプリント画質は、1200dpiとより高精細に! そんな高画質機ですが“盛れる”機能も充実。このモデルが、いまに続く“デカ目”時代を切り拓いたともいわれています。このころになると、プリントシール機を誰もがいろんな場所で目にするようになりました。ゲームセンター以外の場所にも置かれるようになったことと、駅ビルやファッションビルのなかにプリントシール機専門店が誕生しはじめたからです。こうした動きによって、社会人やファミリーなど、幅広い年齢層のユーザーがプリントシール機を楽しむ時代になりました。 2012年 OH MY GIRLナチュラルでありつつも“いつもの自分よりもキレイに撮れる”ことがトレンドになったプリントシール機。なかでも「OH MY GIRL」(メイクソフトウェア)では、透明感のある“美肌”を実現しました。また、全身写真を活かしたコラージュや、ファッション雑誌の表紙のようなデザインシートなどが用意されました。そういえば、初期のプリントシールは、当時の女子高生たちが「プリ帳」に貼り、リアルの友だちと学校やカフェなどで見せ合っていたものです。その後、スマートフォンやケータイに写真データが転送されるようになり、直接ブログなどへアップするのも簡単な時代になりました。つまり、知らない人にも“プリクラ”で撮った写真を公開していたわけです。でも、ブログからLINEやFacebookなどへとコミュニケーションのトレンドが変わった現在では、また再び、リアルな友だちと“プリクラ”で撮った写真を見せ合うことが人気となっています。そもそも、誰かと同じ時間、そして同じ場所にいたことを記念して撮影/製作するプリントシール。友だち同士だけで共有するというのが、本当の楽しみ方なのかもしれませんね。***こうして振り返ってみると「懐かしい!」と感じられる機種や機能も多いのでは? 久しぶりに「プリ帳」を開き、当時を懐かしみながらプリントシール機を友だちや家族と楽しんでみてはいかがでしょう。

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進化し続ける「写真プリント」── “ネガで紙焼き”から大判のプリントまで

15年くらい前まで、写真は“フィルムで撮る”というのが当たり前。多くの家庭に、お父さんが撮った子どもの幼いころからのプリント写真や、家族で撮った記念写真をまとめたアルバムがありました。当時は、家族や仲間と写った写真をシェアしたいとき、プリント写真を焼き増ししていました。一度現像したネガフィルムをチェックしながら、街の写真屋さんなどにお願いしていましたが、あのころはそれが普通のこと。面倒に思う人はほとんどいませんでした。 ネガフィルムを使った写真がいまのように激減するなんて、当時は誰も思ってもみなかったことでしょう。でも、あっけなく状況は一変してしまいました。いまでは「写真のネガってなに?」という若者や子どもも少なくないはず。ここではそんな、写真プリントの変遷についてまとめてみました。 デジタル時代の到来で「写真を撮ること=ごく日常的なこと」に写真プリントの世界に大きな変化をもたらしたのは、デジタルカメラとカメラ付き携帯電話の普及でした。デジタルカメラとカメラ付き携帯電話が一般的になると、「写真を撮る」ことが、旅行や運動会といったハレの日の行為から、ごく日常的なこととなり、写真を撮る機会が圧倒的に増えていきました。普及型のデジタルカメラが発売されたのは、1995年のこと。その2年後の97年の時点では、まだまだフィルムから写真プリントへ出力するというのが一般的で、その累計枚数は実に122億枚でした。 それが、デジタルカメラが本格的に普及し始めた2002年には、フィルム写真のプリント数は90億枚へと減少します。(※写真プリント需要推移データ出典:フォトマーケット)そして、フィルムプリントの減少に反比例するかのように増えていったのが、デジタルカメラや携帯電話で撮ったデジタル写真のプリント数です。 2006年には、家庭のプリンターでプリントするホームプリントや、家電量販店やコンビニなどの店頭にある端末でプリントするデジカメプリントの枚数が、それぞれ25億枚前後へと急増。フィルムプリントは35億枚へと減少しました。この時期、プリント市場は『三国志』さながらに、フィルムプリント/ホームプリント/デジカメプリントの累計枚数が均衡していました。しかし、4年後の2010年になると、ホームプリントとデジカメプリントがそれぞれ30億枚前後とシェアを拡大する一方、フィルムプリントは8億枚まで減少してしまいます。 写真をプリントする手段はこれからも増えていくとはいえ、長く続いたフィルムプリントの1強時代とは異なり、デジタル写真のプリント数は、なかなか増えることはありませんでした。 97年には122億枚の写真がプリントされていましたが、2010年の総プリント数は80億枚を下回っています。その理由は、携帯電話やスマートフォン、またはパソコンに保存した写真データを、画面で見ているだけで十分、という人が増えたからでしょう。累計のプリント枚数がほとんど伸びない一方で、プリントするための手段はどんどん増えています。代表例は、先に紹介したホームプリントやデジカメプリント。さらに最近では、“フォトブック”の進化によって、ちょっとした写真集を安価で簡単に作れるようになりました。また、フィルムカメラからデジタルカメラへと撮影機材の主役がシフトするなか、95年頃になると、アトラス社の「プリント倶楽部」をはじめとするプリントシール機が登場してきました。いくらでも撮り直しができるデジタルカメラで撮影しているのに、プリントはやり直すことができないのがプリントシール機。プリントシール機はこの不便さで、逆に“写真は特別なもの”であることを実感させてくれたのです。 さらに、独特のフレームやラクガキ機能などを用意し、写真の楽しさを広げてくれたのも、プリントシール機の貢献。友人と同じ場所で撮影。フレームを選んでラクガキをし、1枚のシートとして出てきた写真をみんなと分け合う……。写真はもちろん、場所や時間をリアルに“共有”することで、いっしょに撮った瞬間を思い出として残せる点も、プリントシール機の隠れた魅力だったのです。そういえば、プリントシール機には“プリ帳”という独特のアルバムもありましたね。学校の休み時間や放課後に皆で見せ合ったり、眺めたりしたのも、良い思い出ですね。 写真プリントは“特別な瞬間”を1枚に凝縮した大切な贈り物いまでは、写真をプリントすること自体がレアなケースとなってしまいましたが、プリントシール機の例を見てもわかるように、プリントされた写真には、特有の楽しさがあります。デジタルの写真を、一度アナログの紙へとプリントして“特別”なものにすることで、写真が“思い出”として復活するのではないでしょうか。ホームプリントやデジカメプリント、そしてフォトブックと、ユーザーの好みに合わせて好きな方法で写真をプリントできる。実はそんな、ユーザーにとってはうれしい状況が、いまは当たり前になっています。さらに、2016年の4月からは、全国のイオンを中心に設置される「ピクチャーパレット」という機械でも、写真プリントを楽しめるようになりました。このピクチャーパレットは、スマホのなかに撮り溜めた写真をアレンジし、1枚の色紙のような写真プリントを作れる仕組み。プリクラのように数十パターンのフレームが用意されていて、そこに自分が選んだ写真を入れていきます。もちろん人気のプリントシール機のように、スタンプやラクガキ機能も使えます。そしてレイアウトが出来上がったら、1分ほどで出力完了。ほぼA4の大判サイズにプリントされた1枚の色紙が完成します。こうして出力したプリント写真は、贈り物としても最適。例えば、おじいちゃん、おばあちゃんに子どものプリント写真を贈ったり、旅行時のプリント写真を同行者に贈ったりすれば、相手の喜ぶ顔も見られるはず。さらに、プレゼントした写真が先方の自宅に飾られていたりすれば、自らもうれしく、幸せな気分になれることでしょう。多様なプリント写真を楽しめるようになったいま、もう一度、“紙焼き写真”の魅力を味わってみてはいかがでしょうか。

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日本人の9割が、夏の温暖化の進行を肌感覚で実感! 夏の暑さとエアコンに関する意識と実態調査

ニクイねぇ!PRESS編集部は、全国47都道府県の20~50代の男女2,350人を対象に、夏の暑さとエアコンに関する意識と実態調査を実施しました。今日は、二十四節気でもっとも暑いとされる「大暑」の日(2016年は7月22日金曜日)。今年の夏は観測史上まれに見る猛暑といわれるなか、体感する暑さ事情を探ってみました。主な調査結果は以下の通りです。 9割が実感! 温暖化がすすむ日本の夏・日本人の約9割が「この10年で夏の気温が上昇した」(87.3%)と実感・夏、過ごしやすい快適県は、「北海道」(67.8点)、「岩手県」(62.6点)、「青森県」(59.6点)の北国3県・夏、過ごしにくいワースト県は、「大阪府」(39.8点)、「群馬県」(40.8点)、「愛知県」(41.2点)の順 暑さや寒さを言い出せない 日本人の半数以上が隠れ暑がりさんと隠れ寒がりさん・日本人の約7割(66.2%)が夏の自称暑がりさん。20代・30代男性に多い・日本人の2人に1人(52.2%)は、夏、暑くても暑いと言えない“隠れ暑がりさん”・一方、日本女性の4人に3人(74.9%)は、夏、冷房で冷えすぎて寒くても寒いと言えない“隠れ寒がりさん 自宅でもオフィスでも、働いている時も寝ている時も、夏につきものの冷房トラブル・夏の冷房トラブル。最も多いのは「就寝中の冷房による体調不良」(47.3%)・30代女性(59.1%)、20代男性(52.9%)、20代女性(52.7%)など若い世代に多い・日本人の4割は「オフィスの冷房による体調不良」(41.6%)を経験。30代女性は約半数(51.1%) 夏のエアコン、ご当地あるある エアコン派よりクーラー派が多い沖縄県・夏に過ごしやすい北海道・東北は、夜寝るときにエアコンをつけなくてもOKで、クーラー病のことを知らない人が多い・沖縄では室内の温度や湿度を調整する家電のことを「エアコン」(32.0%)ではなく「クーラー」(68.0%)と呼ぶ・沖縄にはヤモリの侵入を防ぐ「ヤモリガード」付きのエアコンがあり、沖縄県民の半分が認識している沖縄の常識調査方法:インターネット調査  調査対象:47都道府県の20代〜50代の男女2,350人(各県50人ずつ、男女各1,175人)   夏の暑さの感じ方 観測史上まれに見る猛暑といわれる今年の夏。夏の暑さについて日本人がどう感じているのか調べてみました。 日本人の9割近くが「夏の気温上昇」を実感。肌感覚で実感する地球温暖化問題地球規模で取り組むべき温暖化問題。どの程度温暖化を実感しているのか、この10年間の夏の気温について聞くと、約9割が「気温が上昇している」(87.3%)と感じています。年代別ではあまり差はありませんが、男女別で見ると、男性(83.7%)より女性(90.8%)の方が温暖化をより強く感じているようです[図1]。 夏の空気が快適な地区第1位はやっぱり北海道。岩手、青森、秋田、宮城など避暑するなら東北・北海道へ年々暑さが増していると、誰もが感じている日本の夏。そんな日本に、夏を快適に過ごせる地域はあるのでしょうか? 現在住んでいる地域の夏場(6〜9月頃)の過ごしやすさを100点満点で聞いたところ、最も得点が高かったのが最北端の「北海道」(67.8点)で、次いで「岩手県」(62.6点)、「青森県」(59.6点)の順となり、日本の夏は北国で過ごすのが理想的と言えそうです。一方、夏が快適に過ごせないワースト地区に選ばれたのが「大阪府」(39.8点)で、ベスト1の北海道とは30点近くもの大差がついています。以下「群馬県」(40.8点)、「愛知県」(41.2点)の順となっています。最南端の「沖縄県」(43.8点)はワースト5位ですが、日本の首都「東京都」(43.4点)はワースト4位となり、沖縄よりも過ごしにくいヒートアイランドになっています[図2-1]。 ちなみに、冬場(11月〜2月頃)過ごしやすいのは、「宮崎県」(65.4点)、「和歌山県」(64.2点)、「沖縄県」(63.4点)と暖かそうなイメージの県がベスト3に選ばれています[図2-2]。  日本人の暑がりさん実態 夏の日本人は、7割近くが“自称・暑がりさん”。20代・30代の若い男性は暑がり意識が高いラニーニャ現象で記録的猛暑が予報されている今年の夏。最もダメージを受けそうなのが、暑がりな人たちです。夏場(6〜9月頃)に自分が周りの人とくらべて暑がりな方か聞いてみると、66.2%が「暑がりな方」と答えており、日本人の7割近くが“自称・暑がりさん”ということがわかりました。男性は約7割(69.5%)が自称暑がりさんですが、冷え性や寒がりのイメージが強い女性でも62.9%が暑がりを自認しています。年代別では、20代(73.6%)・30代(76.1%)男性は暑がりが多く、40代(58.9%)・50代(61.0%)女性は暑がり意識が低くなっています[図3-1]。 一方、冬場(11月〜2月頃)の“自称・寒がりさん”は全体の57.4%です。男性は半数以下(46.3%)ですが、女性は約7割(68.6%)が“自称・寒がりさん”です[図3-2]。 暑くても寒くても言い出せない日本の夏?! 女性の2人に1人が“隠れ暑がりさん”、さらに4人に3人は“隠れ寒がりさん”暑がりさんが多い日本の夏ですが、「私、暑いんです」とは言いづらい場合もあります。夏場に「周囲の人は冷房で涼しそうにしているので、自分が暑いと言い出せない」かどうか聞くと、全体の約半数(52.2%)が言い出せない経験があり、日本人の2人に1人が“隠れ暑がりさん”です。暑がりと思われるのが恥ずかしい、という女心の表れでしょうか。男性(51.3%)よりも女性(53.0%)の方が隠れ暑がり度がやや多くなっています[図4-1]。 逆に、夏場に「冷房が効きすぎて寒いが、冷房温度が調整できずに困る」と感じるかどうか聞くと、女性の4人に3人にあたる74.9%が、男性でも2人に1人(55.7%)が寒すぎて困ると感じながらも言い出せない “隠れ寒がりさん”です[図4-2]。  夏の冷房、健康トラブル 隠れ暑がり・隠れ寒がりが多い日本の夏。冷房が原因で体調を崩す人が約半数も本当は暑いのに、実は寒いのに…と感じていてもなかなか言い出せない、隠れ暑がりさん・隠れ寒がりさんが増える日本の夏。冷房が原因で体調を崩す人も少なくないようです。夏場の冷房が原因で体調を崩した経験を聞くと、「自宅で就寝中、冷房を効かせすぎていたために体調を崩す」(47.3%)が最も多く、半数近くが経験しています。また、「勤務先・職場の冷房が効きすぎていたために体調を崩す」(41.6%)も少なくなく、4割が経験しています。年代別に見ると、若い世代の方が冷房により体調を崩す割合が高くなっています[図5]。 寝ているときの冷房で体調を崩しやすい若い世代就寝中の冷房が原因で体調を崩しやすいのは、30代女性(59.1%)、20代男性(52.9%)、20代女性(52.7%)など若い世代に多くなっています。エリア別では「九州地方」(52.3%)が多く、夏でも冷房をあまり使わない「北海道」(24.0%)は少なく、九州地方の約半分です[図6-1]。 オフィスの冷房で体調を崩しやすいのは女性。30代OLでは2人に1人が経験ありオフィスの冷房が原因で体調を崩しやすいのは、男性(37.6%)よりも女性(45.6%)に多く、30代女性では約半数(51.1%)が体調を崩しています。エリア別では南国で暑そうな「四国地方(36.5%)や「九州地方」(37.5%)は意外と少なく、「関東地方」(44.9%)が最も高くなっています[図6-2]。  エアコン、ご当地あるある 今回の調査は、47都道府県別に各県50人ずつを対象に調査を行っています。調査結果から浮かび上がった、ご当地ならではの特徴的な項目“エアコンあるある”をご紹介します。 日本人の85%が知っているクーラー病。夏場過ごしやすい北海道・東北の認知率は7割と低いクーラー病(冷房病)は、冷房が強く効いた場所に長時間いたことで自律神経が乱れ、体の冷え、むくみ、疲労感、肩こり、頭痛などの症状が出るもので、正式な病名ではありません。このクーラー病について、全国平均で84.7%が認知していますが、「東北」77.7%と「北海道」70.0%は認知率が低くなっています[図7]。[図2-1]の通り、夏場過ごしやすいエリアなので、冷房をあまり使わないことから、クーラー病との縁も薄いようです。 日本人の75%が就寝時にエアコンを利用。夏場過ごしやすい北海道・東北はエアコンなしでOK夏、寝るときのエアコン使用は「OFFタイマー使用」(53.7%)が最も多く、2割は「一晩中つけっぱなし」(20.9%)で、「使わない」は24.6%と少数派です。ところが、夏場過ごしやすいエリアのエアコン「使わない派」は「東北」37.0%と「北海道」44.0%と全体と比べぐっと多くなっています[図8]。 夏の涼を取る家電の呼び名。沖縄ではエアコンではなく「クーラー」の方がメジャー室内の温度や湿度を調節する家電の呼び名を聞くと、圧倒的に多いのが「エアコン」(82.9%)で、「クーラー」は15.6%と少数派です。ところが沖縄では、「クーラー」と呼ぶ人が68.0%と多く、逆転現象が起きています[図9]。クーラーと呼ぶのは沖縄をはじめ、鹿児島、宮崎、京都など、夏の暑さが厳しい県がランクイン。冷えるに直結する呼び名で、涼を感じているのかもしれません。 沖縄では常識! ヤモリの侵入を防ぐ沖縄特別仕様の「ヤモリガード」とは?沖縄ではヤモリは「家の守り神=家守」と言われますが、エアコンの室外機に入り込み、故障の原因となることが少なくありません。そこで、沖縄で販売されるエアコンには、ヤモリの侵入を防ぐ「ヤモリガード」が付けられているのが大半です。沖縄でのヤモリガードの認知率は52.0%で、女性(48.0%)より男性(56.0%)の方がやや高めです。40代(76.9%)・50代(60.0%)の認知は高いものの、20代では10.0%と低くなっています[図10]。  【こちらの記事もオススメです】[glink url="http://www.nikuine-press.com/survey/post_370/"]

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「上高地」「軽井沢」「志賀」……こんな名前のエアコンがかつてあった!

「霧ヶ峰」。長野県の八ヶ岳中信高原国定公園中部を指す高原の地名であり、現在では、三菱電機の家庭用エアコンのペットネームとしてもよく知られています。かつて、冷房機能しか搭載されてなかった時代に、夏でも冷涼な気候である霧ヶ峰高原が製品イメージにピッタリだということで、「霧ヶ峰」と命名されました。 壁掛セパレートエアコン 霧ヶ峰 第1号機 1968年製 でも、実は三菱電機のエアコンは「霧ヶ峰」だけではありませんでした。エアコンのタイプ別の違いをアピールするために、窓掛形の2タイプには「軽井沢」と「志賀」、床置形タイプには「上高地」とそれぞれ命名。そして、エアコンのラインアップの一部である壁掛形タイプが「霧ヶ峰」だったのです。窓掛型エアコン 軽井沢 1967年製床置型エアコン 上高地 1967年製 時代は神武景気、岩戸景気と好景気まっただ中。エアコン販売にも追い風が吹いていました。そこで三菱電機は、それまで米・ウェスティングハウス社との技術提携で窓掛形をつくり続けて培ってきた技術の集大成として、さまざまな形のエアコンを世に送り出します。それまでの窓掛形の不満点を解消した、より軽く静かな三菱電機オリジナルの窓掛形。たんすや木箱などと同様、家具感覚で床にも置ける床置形。そして、旅館の客室のような場所向けには、室外機を外に置き、室内機はテレビのような足付きタイプにした棚置形。さらに、壁掛形でも室内機と室外機を分けたセパレート形と、さまざまな形状のエアコンが開発されました。とはいえその後、エアコンも家電メーカー同士の競争が激しくなったり、ライフスタイルのニーズに合わなくなってくるなどして、「軽井沢」「志賀」は生産中止に。床置形自体はいまもありますが、「上高地」というペットネームはいつの間にか自然消滅しました。 ただそのなかで、壁掛形タイプ「霧ヶ峰」だけは、その後も進化を繰り返し、2016年現在「FZシリーズ」と「FLシリーズ」というイノベーション機種も生み出し、エアコン市場を牽引するモデルに成長しています。世界初となる左右独立駆動で2つの気流を創り出す、霧ヶ峰 FZシリーズ2016年3月にデビューした、霧ヶ峰 FLシリーズ。部屋のインテリアに調和する洗練されたデザインが話題に 【こちらの記事も人気です】[glink url="http://www.nikuine-press.com/survey/post_370/"]

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このしゃもじ、便利すぎ! ユニークな“進化系しゃもじ”5+1選

おいしいごはんが炊けたら、しゃもじの出番です。ふだん、なにげなく使っているしゃもじですが、「えっ、こんなものがあるんだ!」と思わずびっくりする、さまざまな“進化系しゃもじ”があるのをご存じですか? 便利でユニークな、要注目のしゃもじをご紹介します。 1. ごはんをふんわり盛れる「もりっこしゃもじ」ごはんをやさしく、ふんわりとよそえるしゃもじです。しゃもじはヘラの一種ですが、これはどちらかというとスプーンに近い形状。実際に試してみると……ダブルエンボス加工のおかげでごはんがしゃもじにくっつかず、スポッと離れて丸くきれいに盛ることができました! これなら、誰でも簡単にごはんをふっくらとよそえそうです。 しゃもじというよりスプーンのような形です ●曙産業 もりっこしゃもじhttp://www.akebono-sa.co.jp/goods_PM-425.html  2. レトルトカレーはおまかせ!「しぼれる便利しゃもじ」スリットが入っている、不思議な形のしゃもじ。このスリット部分でレトルト食品の袋をはさみ、中身を無駄なくしぼり出せるのがウリのようです。いつものようにカレールーをごはんにかけ、さらにスリットにはさんでしぼってみたところ……最後まで出し切ることができました! パックのなかに、カレーが思っていたよりも残っていたのにはビックリ。内側にはりついている野菜もスッととれました。短時間で手間なくできるのもうれしいポイントです。しゃもじの表面には丸い突起があり、ごはんがくっつきません。ごはんをよそった後、洗わずにレトルトの袋をそのまましぼることができます ●ヒマラヤ化学工業所 しぼれる便利しゃもじhttp://www.himaraya-c.com/pc/free5.html  3. カロリーや炭水化物の量がわかる「デジタルしゃもじスケール プラス」ごはんをしゃもじにのせると、カロリー(または炭水化物量、重量)が表示されます。ダイエット中の方にはぴったりですね。カロリーと炭水化物量は精白米をめやすに設定されていて、100gあたりのカロリーは168kcal、炭水化物量は37gとして計算。ごはんを追加するときも、「追加」ボタンを押してごはんをのせれば、合計の値が表示されます(玄米や混ぜご飯の計測はできません)。しゃもじ部分は取り外して洗えるので、衛生的に使うことができます ●ドリテック デジタルしゃもじスケール プラスhttp://www.dretec.co.jp/news/15100901.html  4. 小さなお弁当箱に便利な「立つお弁当しゃもじ」フチが薄く、先がとがっているので、小さなお弁当箱でも隅まできれいに詰められます。立てておけるので、お弁当づくりの際に散らかりがちなキッチンでも場所をとらず、かつ衛生的です。平らではなくスプーン状になっているので、とろみのあるおかずを入れるときなどにも便利ですね。手巻き寿司にもぴったり。いろいろ便利に活用できるしゃもじです ●マーナ 立つお弁当しゃもじhttp://www.marna-inc.co.jp/products/kitchen/item03.html  5. 目が不自由な人にも配慮した「三菱電機 IHジャー炊飯器 オリジナルしゃもじ」各社の炊飯器に付属しているしゃもじのなかでも、使いやすい工夫が盛りだくさんなのが、三菱電機のIHジャー炊飯器に付属品として同梱されているオリジナルしゃもじ。持ち手には滑り止めが付いていて、重量のバランスもよくて持ちやすいのです。さらに「らく楽アシスト」として、目が不自由な方のために、持ち手の部分に水量目安となる“目盛リング”が取り付けられるようになっているのがポイント。炊飯器の付属品といっても、ここまで細かい配慮が施されているんですね。さらに、エンボス加工をしていないのにごはんがくっつきにくく、洗うときにスルッと汚れが落ちる点も、手入れがラクなのが助かります。自立式なので場所をとらず、衛生的です ●三菱電機 IHジャー炊飯器http://www.mitsubishielectric.co.jp/home/suihanki/[glink url=""http://www.mitsubishielectric.co.jp/home/suihanki/]  5+1. 水に強くて軽い栗の木で作った「拭漆しゃもじ」“進化系”の5選に加えて、いま改めて見直したい“温故知新系”しゃもじとして、歴史ある木工芸品店で販売されている栗の木のしゃもじをご紹介します。栗の木は水に濡れても腐りにくく、昔から暖炉裏などに使われていました。漆を丹念に6回以上擦り込んで丈夫に仕上げてあり、持ってみると軽く、ごはんをよそうときもサマになります。艶がなくなり、剥げたようになった場合には、別料金で拭漆加工をしてくれるとのこと。愛着をもって、長く使えそうですね。ただ、エンボス加工などがなく、ごはんはくっつきやすいのでいったん濡らしてからの使用をおすすめします。風合いが素敵な栗の木のしゃもじ。軽さも特長です ●おかや工芸 拭漆しゃもじhttp://www.okaya.ne.jp/index.html  【こちらの記事もオススメです】[glink url="http://www.nikuine-press.com/trial/post_2560/"]  文・写真/石井和美フリーライター・家電プロレビュアー。子ども2人と夫の4人家族。白物家電や日用品の製品レビューを得意としている。WEBや雑誌などで多数執筆中。家電blog(http://kaden-blog.net/」)管理人。   

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いちごスプーンはなぜ消えた?

「いちごスプーン」を知っていますか? 底が平らで、いちごのタネのようなブツブツが刻まれたスプーンです。このスプーンは、いちごをつぶした後、砂糖と牛乳をかけて食べるために使われていました。最近はほとんど見かけなくなりましたが、なぜ使われなくなったのでしょうか。 いちごスプーンを世に送り出した老舗カトラリーメーカー、ラッキーウッド 小林工業の小林貞夫社長に聞いてみました。 ■いちごの品種改良により売上が激減したいちごスプーンーー 昭和生まれの方なら、いちごスプーンと聞けばピンときますよね? 子どもの頃、いちごをつぶして甘いいちごミルクをつくって食べるのが楽しみでした。いちごミルクに欠かせないいちごスプーンは、どのようなきっかけで生まれたのでしょうか?「いちごが一般家庭に普及したのは1960年代で、その頃主流だったのは、アメリカから輸入され、栽培された品種といわれています。当時のいちごは酸味が強かったので、それをやわらげるためにつぶして砂糖と牛乳をプラスする食べ方が流行ったんですよ。いちごをつぶすとき、ふつうのスプーンでは滑ってつぶしにくかったため、底が平らですべりにくいスプーンを、先代社長が思いついて試作しました。ところが、実際に試してみたところ、底が平らなだけでは滑ってしまい、思うようにいちごをつぶせなくて……。そこで、弊社とおつきあいのあったベテランの金型彫金師さんに相談したところ、滑り止めを兼ねた、いちごの種の模様を考案してくれたのです。試行錯誤の末、昭和35年に発売。その後いちごスプーンは、ロングセラー製品となりました」発売当初のカタログ。当時80円だったいちごスプーンも現在では520円。当時からデザインは変わっていないとのこと ーー今では、いちごミルクにして食べる方って、ほとんどいませんよね?「いちごの品種改良でいちご自体が甘くなり、そのままフォークで刺して食べるのが主流となりました。その結果、いちごスプーンは使われなくなり、衰退していきました」ーー いちごスプーンは現在も製造されているのでしょうか?「はじめに開発されたデザインのものを含め、2種類だけを残して今でも製造しています。最盛期には年間5万本前後を生産していましたが、今は700本前後の生産数となっています」 ラッキーウッド「ロマンスシリーズ」のいちごスプーン。製造数は減っているものの、今も販売中のロングセラー商品 ■いちごスプーン人気に復活の兆し!? ーー いちごスプーンってもう消えてしまったものものかと思っていたのですが、近所のホームセンターやショッピングセンターの食器コーナーで、ふつうに売っていて驚きました。「いちごを潰すために編み出されたいちごスプーンですが、最近はいろいろな使われ方をされているようです。今でも、年間数千本を製造しているメーカーさんが新潟県の燕市にありまして、その会社の方に聞いてみたところ、離乳食用や介護用として使われるお客さまが増えているとのこと。離乳食レシピの本にも、いちごスプーンの使い方が紹介されていて、お母さん方からも注目されているみたいですよ」ーーまったく使われなくなったわけではないのですね。ここへきて、いちごスプーンの便利さが見直されており、使う人も増えつつあるとのこと。使ったことのない方は、試してみてはいかがでしょうか? ■いちごスプーンを使って簡単デザート作りせっかくなので、いちごスプーンを使ってシャーベットを作ってみました。熟したいちごをいちごスプーンでつぶして砂糖をかけ、牛乳をかけたものを、三菱電機の冷蔵庫に搭載されている“切れちゃう瞬冷凍”機能を使って凍らせてみました。切れちゃう瞬冷凍を使うと、食材がサクッと切れるくらいの“ソフト冷凍”状態になるので、いちごをソフトなシャーベットみたいに楽しめるのでは? と思ったからです。いちごスプーンでいちごをつぶす。熟した小さめのいちごの方がつぶしやすい 砂糖と牛乳を足す。このままでもおいしい。凍らせる場合は砂糖を多めに 三菱電機の冷蔵庫“切れちゃう瞬冷凍”機能を使いマイナス7℃で冷凍 カチカチになりすぎず、食べやすい なつかしくて、やさしい味のシャーベットが出来上がりました! これなら子どものおやつにも安心ですね。作り方もとても簡単です。普通に冷凍してしまうと、カチカチになって食べづらいのですが、今回は切れちゃう瞬冷凍を使ったので、サクッとスプーンを入れられて、とても食べやすく仕上がりました。ここに練乳を追加すると、コクが出ますよ。特に小さな子どもがいらっしゃる家庭では、いちごスプーンってなにかと使えそうですね。ぜひお試しください! 【参考リンク】切れちゃう瞬冷凍でできるスイーツレシピ■主婦の味方!手軽でおいしいレシピ集  ラッキーウッド 小林工業株式会社(代表取締役社長 小林貞夫さん)1868年に鍛冶業として創業。金属洋食器、銀器などを製造するメーカー。百貨店などで販売されているカトラリーブランド「ラッキーウッド」などで有名。今回お話を聞いた小林貞夫社長は5代目。 ラッキーウッド 小林工業株式会社https://www.luckywood.jp/ 文・写真/石井和美フリーライター・家電プロレビュアー。子ども2人と夫の4人家族。白物家電や日用品の製品レビューを得意としている。Webや雑誌などで多数執筆中。家電blog(http://kaden-blog.net/」)管理人。