ニクイねぇ!調査隊

うちの冷蔵庫「ここが困ってます!」 現役ママの本音トーク【座談会】

文/羽田朋美(Neem Tree) 撮影/矢部ひとみ

2018.04.09

子育て中のママやパパにとって、家事をいかに効率的に進めるか、は大きな関心事ではないでしょうか。なかでも毎日のお料理は、買い物や食材の保存の段階から上手に工夫することで、大幅な時短につながります。そんな食事づくり全般の効率化を支えてくれるのが、実は冷蔵庫なのです。

最近は、肉や魚を凍らせずにおいしく長く保存できる専用ルームや、野菜のみずみずしさをキープする野菜室など、調理の手間を省き、まとめ買いした食材が長持ちする便利な機能が進化しています。また、片開きや観音開きといった扉の開き方や、野菜室や冷凍室が冷蔵庫のどの位置にレイアウトされているかなど、ちょっとしたこだわりの部分でも、選択肢が広がりつつあります。

機能はもちろん、家庭のライフスタイルに合った冷蔵庫を選べば、家事がもっとラクに楽しくなるはず。そこで4人の現役ママに集まってもらい、普段の冷蔵庫の使い方や、冷蔵庫選びのポイントなどをお話いただきました。

【参加メンバー】

飯田ミカさん

夫、小学3年生と5歳の男の子との4人暮らし。イラストレーター。現在使用している冷蔵庫は5年前に購入。

 

原田朱里さん

夫、小学4年生の男の子、小学1年生の女の子との4人暮らし。会社員。使用している冷蔵庫は10年前に購入、現在買い替えを検討中。

 

森山尚美さん

夫、中学1年生の男の子、小学2年生の女の子との4人暮らし。整理収納アドバイザー。現在使用している冷蔵庫は7年前に購入。

 

岸塚智香子さん

夫、3歳の男の子、0歳の女の子との4人暮らし。育休中。現在使用している冷蔵庫は12年前に購入。

 

 

◆ネットスーパーや宅配を賢く利用しつつ、リアル店舗へも足を運ぶ

──皆さん、食材の買い方や普段の献立の組み立ては、どのようにされていますか?

飯田さん:お米やペットボトル飲料といった重いものは、ネットスーパーを使って購入しています。野菜や魚などの生鮮食品は、週4回くらいスーパーマーケットへ行って、鮮度や価格を吟味しながら買うことが多いですね。献立は、以前は常備菜を活用していたのですが、最近は子どもたちの食べる量が増えてきて……。つくり置きのつもりでいても、その日のうちになくなってしまうことが多くなってしまい、今はその都度つくっています。

原田さん:私は、土曜日にスーパーマーケットでまとめ買いをして、休みのうちに常備菜をつくっておきます。そして、翌週の半ばに常備菜を食べきる頃、毎週注文している食材宅配が届くよう手配していますね。わが家で利用している食材宅配では、食材が必要な分だけ入った献立キットを扱っていて、それを子どもにつくらせたくて購入しています。子どもが献立キットで調理したおかずで木曜を乗り切り、金曜日はパスタなどで簡単に済ませるということが多いです。

森山さん:わが家では牛乳や卵、豆腐、お米といった切らしたくないものは、食材宅配を利用しています。野菜やお肉、お魚は週4くらいのペースでスーパーマーケットへ行って購入しています。実は、私は料理が苦手であまり好きではありません。なので献立についても、なるべくラクをしたいという気持ちで、ごはんと味噌汁と野菜炒めなど、簡単なメニューをつくることが多いですね。

岸塚さん:うちは年に数回、夫の実家がある北海道と私の実家の山形から野菜や冷凍の海産物が届くので、その食材をいただきつつ、週に4回くらい、私か夫のどちらかがスーパーマーケットへ買い出しに行きます。夫はお刺身が好きなので、仕事帰りに自分で買ってくることも多いですね。

 

 

◆冷蔵庫の「中身」と「使い方」は各家庭でさまざま

──冷蔵庫に多く入っている食材や、取り出す機会の多いものは何か……など、普段の冷蔵庫の使い方を教えていただけますか?

飯田さん:うちの冷蔵庫は扉が中央から左右に開く「観音開きタイプ」なのですが、卵と牛乳を保存している右側の扉を開けることが多いですね。左側にはストック食材を収納しているので、右の扉と比べると開閉する機会は少ないです。使い方として特徴的なのは、お菓子づくりをするので、冷凍室に粉類を保存していることでしょうか。冷凍室の半分くらいのスペースは、お菓子づくりの材料で埋まっています。それと、野菜室に密閉容器に入れたお米を保存しているので、3分の1くらいのスペースはそれらで埋まっていますね。

原田さん:常備菜を食べ切ってしまう週の半ばくらいまでは、冷蔵室に保存容器がびっしり詰まっていますね。冷蔵室では、日中につくったおかずを鍋ごと入れて保存することもあります。よく開ける扉は野菜室ですね。逆に、冷凍室の扉はあまり開けません。

森山さん:うちの場合、ドリンクエリアと、冷蔵室の一番上にある“ビールコーナー”(笑)。ここはいつも充実しているし、扉も頻繁に開けますね。冷凍室もしっかり使っています。わが家は子どもたちの学校がお弁当なので、温めるだけとか揚げるだけといった冷凍食品を常備しているんです。余ったごはんも常に冷凍ストックしていますね。おなかが空いたら子どもが自分で温めて食べられるので、安心です。

岸塚さん:わが家は、どの部屋もぱんぱんに詰め込んでいます。開ける頻度が最も高いのは野菜室の扉ですが、食事をつくるときは「今日は何をつくろう……」と、とりあえずすべての扉を開けています(笑)。うちも飯田家と同じく観音開きタイプなのですが「こっちかな?」と思って右の扉を開けると、実際には左側に食材が入っているなど、実はまったく効率よく使えていなくて困っているんです。

 

 

◆毎日使うからこそ実感する「使い勝手の良し悪し」

──今、岸塚さんから「困っています」というお話がありましたが、ほかの皆さんも、今お使いの冷蔵庫で不満に思っていることはありますか? 

飯田さん:不満なのは、野菜室の構造ですね。真ん中に出っ張っている部分があってジャマなんです。これがなければ、ペットボトル2本を並べて立てて収納できるのに! っていつも思います。気に入っている点は、扉が観音開きタイプという点ですね。以前使っていた「ワンドア片開き」のものは、わが家の冷蔵庫スペースと扉の向きが逆だったこともあって、すごく使いづらかったんです。観音開きの冷蔵庫に買い替えたら取り出しやすく、快適になりました。

原田さん:私も、野菜室の構造と位置が不満です。うちの冷蔵庫は冷凍室が真ん中で、野菜室は下段にあるので、野菜を取り出すたびに腰をかがめないといけなくて……。しかも深すぎて、奥の方にある野菜が取り出しにくいんです。購入した食材は食べきっているつもりなのですが、ときどき野菜室の奥の方から、びしょびしょになったセロリが発見されることもあります(笑)。

森山さん:不満は、棚板の掃除がしにくいところですね。溝がいくつも刻まれていて洗いにくく、乾きにくいんです。さらに、はめるときも、どの溝をどこにはめればいいのか分かりづらいです。あとは“ビールコーナー”にしている冷蔵室の一番上の棚。高さを変えられないので、500mLのロング缶を立てて入れられません。

 

 

レイアウトは「野菜室が真ん中」派? それとも「冷凍室が真ん中」派?

──原田さんは今、冷蔵庫の買い替えを検討されているとのことですが、重視されているポイントはなんですか?

原田さん:野菜室の配置ですね。今の冷蔵庫は「冷凍室が真ん中」なのですが、次は「野菜室が真ん中」の冷蔵庫を購入したいと思っています。理由は、調理するときに最も開閉するのが野菜室だからです。野菜室が真ん中にあれば、調理のときに取り出しやすくて作業がスムーズになりそうですし、大きな野菜が奥の方に入り込んで取り出しにくくなるのも解消されそうですしね。逆に、冷凍室はそこまで頻繁に扱わないので、下段でいいのかな……と。あとはサイズでしょうか。今は400L弱とそこまで大きくないのですが、これから子どもが成長していくことを考えると、もう少し容量の大きなものがいいな、と思っています。そうなってくると、物理的に冷蔵庫の設置スペースに収まるサイズなのかどうかも重要になってくるのですが……。

飯田さん:住宅事情は大きいですよね。うちも冷蔵庫を購入する際、一番ネックになったのがサイズでした。高さは大丈夫なのですが、奥行きが収まらないものが多くて。今使っている冷蔵庫は、奥行きが短いものを選びましたが、それでもスペースから少しはみ出しています。レイアウトに関しては、現在「冷凍室が真ん中」のものを使っているのですが、「まぁ、このままでもいいかな」という感じですね。「野菜室が真ん中」の方が使いやすい気もするのですが、私は野菜室に米びつやペットボトルなど重いものを入れているので、下段の方が安心というか。重いものを入れた野菜室が真ん中にきて、重さや衝撃で壊れたりしないか、心配になっちゃいます(笑)。

森山さん:私は冷凍重視なので「冷凍室が真ん中」の方がいいですね。やっぱり、日常的によく使うものが目線から近いところにある方が取り出しやすく、管理もしやすいんです。「冷凍室が真ん中」がとても使い勝手がよく、今の私のライフスタイルに合っていると感じます。

岸塚さん:私は料理をするとき、まず始めに野菜を取り出します。開ける頻度も野菜室が一番多いので、次に買うとしたら今と同様に、腰をかがめる必要のない「野菜室が真ん中」のレイアウトがいいですね。

 

 

◆冷蔵庫は「ライフスタイルやこだわりで選べる」時代に

──皆さん、機能だけでなく、ライフスタイルやこだわりを重視しながら冷蔵庫を選んでいますね。

原田さん:今の冷蔵庫を購入してすぐの頃は「冷凍室が真ん中」に何の疑問も持たず「こういうものだ」と思って使っていました。でも、やはり毎日料理をしているうちに「ここのデザインがもっとこうだったらいいのに」といった欲が出てきますよね。私はたまたま野菜をよく使うので、野菜中心のレイアウトがいいと思うのですが、それは各家庭によってさまざまだと思います。冷蔵庫をライフスタイルによって選べる時代になったのは、すごくいいことですよね。

飯田さん:確かに。何を重視するかで、中心にあって欲しい部屋がこんなにも違うというのは、おもしろいですね。こだわりポイントも、原田さんと岸塚さんはレイアウトだけど、私と森山さんは扉の開き方だったりで。

岸塚さん:今使っている冷蔵庫は夫が選んだもので、私は特に、冷蔵庫への思い入れはなかったのですが、今日、座談会に参加して皆さんのお話を聞いているうちに、日々の食事づくりや冷蔵庫の使い勝手を意識するきっかけになりました。

 

【あとがき】実は今回の座談会で最も印象的だったのは「ママ友どうしで『スティック掃除機はどれがいい?』という話はするけれど、『冷蔵庫はどこの機種を使ってる?』って話題はなかなか出ないよね」というトーク。その理由として「冷蔵庫はプライベートな空間だからあまり話したいと思わない」という意見があがりました。確かに、どんなに親しくても他人には見られたくなかったり、わが子に「よそのお宅の冷蔵庫を勝手に開けちゃダメよ!」と伝えていたりするママは多いですよね。

どこの家庭にもあり、毎日使うものである一方、とてもプライベートな空間でもある冷蔵庫。今回の座談会からも、数ある生活家電のなかでも、とりわけ使う人の暮らしぶりに密着したアイテムであることが改めてうかがえました。家族のライフスタイルを考えて選ぶ−−。これが失敗しない冷蔵庫選びのポイントであるといえそうです。

ちなみに三菱冷蔵庫では、座談会で登場した「野菜室が真ん中」や「冷凍室が真ん中」、さらに「コンパクトなのに大容量」といった機種の選択肢が豊富です。買い替えを検討されている方は、ぜひ一度チェックしてみてください。

三菱冷蔵庫 製品情報 http://www.mitsubishielectric.co.jp/home/reizouko/

 

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