ニクイねぇ!調査隊

スティック? キャニスター? ママたちが語る「本当に使える掃除機」とは

文/羽田朋美(Neem Tree) 撮影/矢部ひとみ

2018.09.10

「1週間に1度」……共働き家庭を対象に“掃除の頻度”を聞いたところ、このように答えた方が33.7%で最多となりました(「お掃除実態調査」三菱電機調べ)。

以降「週2〜3回程度(29.2%)」、「毎日(12.4%)」と続くのですが、この調査により「平日は掃除に時間をかけられる家庭が少ない」という実態が浮き彫りになりました。
マメに掃除機をかけていても、気づくとホコリは溜まるもの。掃除機がけの頻度が1週間に1度の場合、かなりホコリが溜まり、気にはなりながらも「週末まで乗り切ろう」と目をつぶるママやパパが多いのではないでしょうか。
そんな忙しい毎日の中で「掃除ができないジレンマ」を解消してくれる掃除機や掃除のワザがあったら、日々の暮らしはもっと快適になりそうです。そこで、4人のママたちに集まってもらい、普段使っている掃除機をテーマにお話いただきました。ママたちが結論づけた「本当に使い勝手のよい掃除機」とは?

 

【参加メンバー】

吉村美奈さん

ベビーマッサージ講師/夫、長女(小5)との3人暮らし

 

 

篠崎友美さん

会社員/夫、長女(6歳)、長男(3歳)との4人暮らし 

 

 

村本 彩さん

フリーランスコーディネーター/夫、長女(6歳)、長男(2歳)との4人暮らし

 

 

武藤亜紗子さん

主婦/夫、長女(小6)、長男(小2)との4人暮らし

 

 

◆買い替え検討中を含めると「スティックタイプ派」が多数

──まずは、現在お使いになっている掃除機の種類を教えてください。

吉村さん:コンセントから電源を取るキャニスタータイプを使っています。少し前まではスティックタイプも持っていて、2台を使い分けていたのですが、スティックタイプが壊れてしまって……。今はキャニスタータイプのみを使っていますが、やはりスティックタイプも欲しいですね。

篠崎さん:結婚前に購入したキャニスタータイプをずっと使っているのですが、スティックタイプの購入を検討しています。

村本さん:スティックタイプとキャニスタータイプ、それとロボット掃除機の3種類を持っていますが、日常的に使っているのはスティックタイプですね。

武藤さん:スティックタイプを使っています。ずっと使っていたキャニスタータイプの掃除機が半年くらい前に壊れてしまい、友人にリサーチしたら「スティックタイプがいいよ!」と数名からアドバイスをもらい、買い替えました。

 

 

◆スティックタイプに変えたら、掃除がグッとラクになった!

──掃除機をかける頻度やかける場所など、普段の掃除機の利用方法についてお聞かせください。

村本さん:私は先日、会社を辞めてフリーランスになったのですが、それまではフルタイムで働いていました。朝は7時半に家を出て、夕方は子どもたちを保育園へ迎えに行き、帰宅は18時半。平日のホコリは見ないことにして(苦笑)、掃除機がけは土日のみ。とはいえ、床に落ちた髪の毛や下の子の食べこぼしなどは、日常的に気になっていました。でも、2階に置いてあるキャニスタータイプを1階のリビングまで運んで掃除機をかけるのは億劫で……。

そこで、スティックタイプの掃除機を導入したんです。その結果「食事の後にサッとかけ、脱衣所でドライヤー後にも少しかけて、終了!」といった具合に、気づいたときに簡単にかけられて、掃除機がけだけでなく、気持ちも本当にラクになりました。キャニスタータイプは、土日に2階を掃除するときのみ使用しています。ロボット掃除機は……冬眠しています(笑)。リビングの一等地でフル充電のままスタンバイしているのですが、スティックタイプが来てからは出番がなくなってしまいましたね。

 

武藤さん:以前、キャニスタータイプを使っているときは、マンション住まいなのでご近所への音を気にして、毎朝9時以降にかけていました。でも、出かける予定があって朝にかけられない場合は、夕方帰ってきてから……と考えると、気持ちが重たくなり、かけられない日もありました。でも、スティックタイプに買い替えてからは、すぐに取り出してサッとかけられるので、ちょっとした空き時間を使えて便利です。音があまり気にならなくなったことも大きいですね。

うちの子は、お姉ちゃんが手芸好きで、編み物や縫い物をするのですが、手芸の後は糸くずがパラパラと散らかります。スティックタイプにしてからは、自分でサッと掃除機がけするようになりました。弟も工作などで細かい折り紙の切りかすが散らかると、遊び感覚で掃除機をかけてくれるようになりました。スティックタイプにしたら、ちょっと汚れたときにこまめに掃除機がけをする習慣ができています。その都度かけると2、3分で掃除が済むので、気持ちもラクですね。

 

 

◆ライフスタイルや職業によって、掃除機がけの頻度もさまざま

──吉村さん、篠崎さんはいかがでしょう。

吉村さん:私はベビーマッサージの講師をしているのですが、自宅を職場にしていて、人の出入りも多いため、レッスンがある日の朝は必ず掃除機をかけています。スティックタイプが壊れるまでは、レッスン前の掃除はキャニスタータイプでしっかりと、レッスン終了後はスティックタイプでサッと……というように、使い分けていました。レッスンのない日は、朝食後、身支度と同時に掃除機をかけています。掃除機がけをするのは、夫と私と半々くらいで、1回当たりの時間は15分から20分くらい。すべての部屋にかけていますね。

 

篠崎さん:私は自他共に認める掃除機おばさんなので(笑)、掃除機をかける頻度は高いですね。夫が美容師なので、仕事から帰ってくると、カットした細かい毛が身体からパラパラと落ちるんです。しかも、部屋のフローリングが白いので、余計に目立ってしまって……。そこで、まずは朝、子どもたちを起こすタイミングで掃除機をかけます。子どもたちの寝起きが悪いので、掃除機の音をアラーム代わりにして起こす習慣になっています。次のタイミングは、仕事が終わり、子どもたちといっしょに保育園から帰宅した時です。子どもたちの靴には砂が入っていることが多いので、玄関に散らかった砂を掃除します。そのため、玄関先に掃除機を置いています。その後は、流れでリビングにもサッとかけて、夕飯に。夕飯を食べると、子どもの食べこぼしがあるので、食後にまた掃除機がけ。そして翌朝、掃除機の音とともにまた1日が始まります(笑)。でも、1回にかける時間は、それほど長くないんですよ。こまめにかけている分、1回の使用時間は5分程度です。

 

吉村さん:細かい毛! すごくわかります。うちは夫が研ぎ師なんです。美容師さんのハサミやペットのトリミング用のハサミを研いでいるから、家の中が毛だらけ。特に玄関がすごいんですよね。

篠崎さん:あと、脱衣所ですね。

吉村さん:そうそう! 洗濯物は、かわいそうだけど夫のものだけ分けて洗うようにしています。

篠崎さん:うちもそうしています(笑)。夫の職業柄、どうしても掃除機かけの頻度は高くなってしまいますね。

 

 

◆掃除機に求めるものは「サッとかけられること」と「インテリアになじむデザイン」

──みなさん、日々の暮らしの中で掃除機をフル活用している印象ですが、掃除機に求めるポイントはなんでしょうか?

村本さん:私はとにかく「家事を行うハードルが低い」ということが重要なので、コードをいちいちコンセントに挿さず、サッとかけられることが大事ですね。さらに、すぐにかけられる場所に置いておきたいので、デザイン性も重視しています。持ち運ぶとか、掃除機を違う部屋に動かしてコンセントを挿し直す、といった動きはイヤですね(笑)。それだけで掃除をしたくなくなります。自分が「掃除をしたくなくなる」要素を排除していくと、電池の持ちがいいコードレスで、見た目もよくて、すぐにかけられる場所に置いておける掃除機。デザインは、あまり主張し過ぎない色で、家具になじむようなシンプルなものがいいですね。

 

武藤さん:私もコードをコンセントに挿して掃除機を準備するのが億劫なので「コードレスであること」が一番です。部屋ごとにコードを挿し替えずに済むスティックタイプにしてから、本当にラクになりました。また、電化製品の色は白がしっくりきて、選択肢にあればだいたい白を選んでいますね。白が選べる家電は、デザインがシンプルなものが多いので、家に来ても違和感がないと思います。今使っているスティックタイプの掃除機も色は白で、寝室に置いてあります。ただ難点は、自立しないところ。今はスタンドの購入を検討しています。

 

吉村さん:わが家はフローリングに毛足の長いラグマットを敷いています。そこに細かい毛が入り込むので吸引力と、しっかりブラシが回ってゴミを絡め取ってくれるのが重視したいポイントです。キャニスタータイプは重さが気になる方もいるみたいですが、私は気になりません。キャニスタータイプでも、本体を片手で持ち上げたままかけちゃうんです。住まいは賃貸住宅なので、床にキズがつかないようにという意味と、筋トレの意味もありますね(笑)。

 

篠崎さん:私の一番のポイントは、吸引力ですね。美容師の夫が持ち帰る細かい毛は、普通の掃除機だと吸い取れず、残ってしまうことが多くて。なので、しっかり吸い取ってくれる掃除機が欲しいです。それから、思い立ったときにすぐかけたいので、見える位置に出しておいても邪魔にならず、インテリアになじむデザインであること。また、6歳の長女はお手伝い、特に掃除機がけをしたがるので、子どもでも簡単にかけられる軽さであることも重視したいですね。

 

 

◆スティックorキャニスター、ママたちが選ぶタイプは?

──これまでのお話を踏まえて、スティックとキャニスター、どちらのタイプを選びますか?

村本さん:私はスティックタイプしか考えられないですね。私は自分で「掃除ができない女」だと思っていたのですが、スティックタイプを導入したことで「私もできるじゃん!」と、自己評価が上がったんです。

 

一同:爆笑

 

村本さん:「私、結構きれい好きじゃん!」って思っちゃって(笑)。スティックタイプならスイッチひとつでサッとかけられるので「さて、これから掃除をやるぞ!」と気合を入れなくて済むのが本当にラクですね。夫はきれい好きなので、掃除機をかける頻度も高いのですが、最近は私も掃除機をかける姿が前よりだいぶ増えたと感じているんじゃないかな。

 

武藤さん:私もスティックですね。スティックに買い替えてから気軽に掃除できるようになったと実感しています。

 

吉村さん:私は、スティックとキャニスターとを両方置いておきたいですね。短時間でサッと掃除機がけをしたいときはスティックを、隅々まで時間をかけてじっくり掃除したいというときは、充電を気にせず掃除ができるキャニスターがあると安心ですね。

 

 

──スティッククリーナーの購入を検討している篠崎さんの結論はいかがでしょうか?

篠崎さん:スティックですね。ラクに掃除をしたいからです。すぐにかけたい、そして、今すぐに買いたい!(笑)

今、家にあるキャニスタータイプの掃除機は、夫が吸引力重視で買ったもの。それはそれで結構しっかりと吸ってくれるのですが、コードの取り回しが悪く、どうしても邪魔で。部屋ごとにコードを挿し替えながら何カ所かに分けて掃除機をかけるムダな労力から、早く解放されたいです。スティックタイプに買い替えたら、掃除機をかける頻度がまた高まってしまうかもしれません(笑)。

【あとがき】
「きれいな空間で暮らしたい」とは、誰もが願うもの。でも、ママたちのお話をうかがってみて、掃除に対する障壁は、思いのほか高いということがわかりました。そして、「使い勝手のよい掃除機」とは「快適な暮らしを実現するツール」──。これは、今回の座談会を通じて最も強く感じたことです。

家事や子育て、仕事に忙しく「掃除ができないジレンマ」を感じたときには、ライフスタイルや家族構成に合わせて「使い勝手のよい掃除機」を探してみてください。スティックタイプでも、キャニスタータイプでも、自分や家族にフィットする掃除機との出合いは、毎日の暮らしを大きく変える可能性を秘めています。

 

スティックタイプ
三菱掃除機「iNSTICK ZUBAQ(インスティック ズバキュー)」
http://www.mitsubishielectric.co.jp/home/cleaner/product/instick/hc-jxh30p/index.html

 

キャニスタータイプ
三菱掃除機「プレミアム風神」
http://www.mitsubishielectric.co.jp/home/cleaner/product/fujin/tc-zxh30p/index.html

 

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