教えて!マイスター

プロペラじゃない換気扇って知ってる?

換気扇などに使われている“ファン”は、すべて同じタイプだと思っている人も多いのでは? でも、実は「シロッコファン」と「プロペラファン」の2種類あるんです。いったいどこが違っていて、それぞれどんなメリットがあるのか? 『All About』で家電ガイドを務める滝田勝紀さんに教えてもらいました。 * * *プロペラファンは“プロペラ”という響きから、その形が想像しやすいと思います。そう、飛行機のプロペラのようにぐるぐる回っているアレです。扇風機や、家屋の壁に取り付けられ、屋外へ汚れた空気を直接排出するタイプの換気扇に使われている回転羽根のことです。それに対してシロッコファンは「なに、それ?」という人がほとんどでは? シロッコファンとは、大きなカバーのついた“レンジフード”タイプの換気扇などで使われています。レンジフードタイプの換気扇などを使っている家庭では、年末の大掃除などでカバーを開けた際、内側に丸い穴があいていて、筒状になったファンが見えると思います。ふだんは隠れていてなかなかその存在に気づかないですが、それがシロッコファンなのです。 プロペラファン換気量が多くシンプルで安価。強風に弱い3~7枚ほどの羽根が1枚1枚円を描くように配置されたプロペラファン。扇風機や、壁に直接取り付けて排気する“直接排気式”の換気扇などに使用されます。プロペラファン仕様の換気扇構造的には非常にシンプルで、大風量に向いているため、換気量が多いのが特徴。本体価格、設置価格などが安いのもメリットです。ただ、無風のときや気密性が低い場合は風量効率が良いのですが、屋外の風が強い日などはその影響をまともに受けやすく、風量が弱まりやすいという弱点もあります。ですので、気密性の高い建物、常時、風が強い高層マンションやビルなどの設置には向いていません。 シロッコファン空気を送り出す力が強くて安定性◎。コストは高め天井裏や壁のなかに巡らせたダクト配管を通じて、汚れた空気や煙などを排出口まで誘導する“ダクト式排気”の換気扇に使われるのがシロッコファン。縦長の羽根が円を描くように、筒状に配置されています。シロッコファン。右は三菱電機の最新タイプで、1枚1枚のブレードを円弧状にすることで、低騒音化を実現したシロッコファンはダクトの内側に設置されるので、屋外の風の影響を受けにくく、空気を送り出す力が強いのが特徴。そのため、最近の高気密・高断熱の戸建住宅や集合住宅、常に風が強い高層マンションやビルなどで多く使われています。内部にシロッコファンが付いているレンジフードタイプの換気扇。ダクト式排気を行うまた、壁から直接、排気するわけではないため、設置場所の自由度が高いというメリットも。ただ、設置する場合にダクト配管を必要とするなど、プロペラファンに比べてコストがかかります。 レンジフードのなかに設置されるシロッコファンと、壁に直接、設置されるプロペラファン。ファンを回転させて空気を屋外に排出するという、換気扇ならではの役割自体は共通ですが、それぞれに適した設置場所や特徴があることを知っておけば、新居を建てる際や引っ越し時などに役立つでしょう。また、たとえば、三菱電機の換気扇では、最近はプロペラファンの羽根の形状を工夫することでより静かになり、シロッコファンはブレードを斜めにカットした円弧状にするなどの工夫で静粛性を高めています。換気扇の世界も、日進月歩で進化しているんですね。 教えてくれた人滝田勝紀さん『All About』の家電ガイド。フリーランスの編集者。モノ情報誌で家電製品の担当を10年以上務める。とくにロボット系家電やIoT家電に精通。毎年秋にドイツで開催される世界一の家電見本市「IFA」ほか、海外の家電イベント/家電メーカーの取材経験も豊富。 [glink url="http://www.mitsubishielectric.co.jp/ldg/ja/products/air/lineup/ventilationfan/index.html"] ●こちらの記事もおすすめです![glink url="http://www.nikuine-press.com/forefront/post_3899/"][glink url="http://www.nikuine-press.com/survey/post_2472/"][glink url="/tellme/post_3934/"]

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「録画テレビ」ってなに?

1980〜90年代、テレビとビデオデッキがひとつになった“テレビデオ”というものがありました。そのテレビデオが「録画テレビ」へと進化しているのをご存じですか?「録画テレビ」はその名のとおり、番組の録画ができるのはもちろん、再生もダビングもできます。さらに、テレビとレコーダーの一体型なので、省スペースで済み、ごちゃごちゃした配線も必要ありません。機械ものの操作が苦手な人でも、簡単に多彩な録画機能が使えて、みんなで便利に楽しめるのが、イマドキの「録画テレビ」なのです。そんな「録画テレビ」の代表的存在が、録画・再生・ダビングができる三菱 録画テレビ「REAL BHR8/85」。新生活のスタートにもおすすめしたい、その特徴を解説していきましょう。三菱 録画テレビ REAL BHR8/85シリーズ テレビとブルーレイレコーダーを買いそろえる必要なし! 新生活はこれ1台でOK新生活がスタートするいい機会だし、テレビをそろそろ買い換えたい。ブルーレイレコーダーもあれば、録画した映画やテレビ番組を保存したり、友だちに見せたりできるのになぁ……。そんなとき、わざわざそれぞれを買いそろえる必要がなく「これ1台だけあればOK!」なのが、録画テレビ「REAL BHR8/85」なんです。録画テレビ「REAL BHR8/85」は、テレビにブルーレイレコーダーを内蔵。なので、ハードディスクに保存した番組を簡単にブルーレイディスクへダビングできます。レコーダーの起動を待ったり、入力切換したりするわずらわしさもありません。さらに、操作に必要なリモコンはひとつだけなので、レコーダー用とテレビ用とをわざわざ使い分ける必要ナシ! 「どっちのリモコンで何を操作すればいいんだっけ……?」なんて悩むことなく、シンプルな操作で録画、再生、ダビングができます。 面倒な配線作業ナシですぐに使える! 背面すっきり、掃除もカンタン自宅に届いたら、すぐに使いたくなるのが家電というもの。機械ものに弱い人にとっては、テレビとブルーレイレコーダーを複雑な配線でつながなければいけないのって、頭痛のタネですよね……。そんな面倒な配線作業をしなくて済むのが、録画テレビ「REAL BHR8/85」。そもそも、ブルーレイレコーダーがあらかじめ内蔵されているので、電源コードをコンセントに接続するだけで、すぐに使い始められるのです。また、テレビとブルーレイレコーダーとを別々にそろえるよりも、占有スペースが小さくて済むのも大きなメリット。さらに、テレビの裏側にごちゃごちゃした複雑な配線がないため、掃除がよりカンタンなのも助かります。 リモコン操作で、見やすい角度に画面の向きを変えられる!リビングにメインテレビを置くご家庭が多いですが、テレビをしっかり観る場合、普通はテレビの正面へ自らが移動しなければなりませんよね? でも、録画テレビ「REAL BHR8/85」なら、リビングのソファで寝転んだり、ダイニングキッチンで食事や料理をしたりしつつ、好きな場所からちゃんとテレビを観られるのです。その秘密は、リモコンで画面を見やすい角度に操作できる“オートターン”機能。「テレビが自分の方を向いてくれる生活」って、なんだか新しい感じがしませんか? さらに、正面から音が響く“前面スピーカー”を装備しているので、小さめの音量でもはっきりと聴きとりやすい音で番組や映画を楽しめます。リモコン操作で画面をオートターン! DIATONEの高音質技術でクリアなサウンドが正面から響く 「いますぐ録りたい!」ボタンひとつですかさず一発録画観てる番組をいますぐ撮りたい! と思っても、複数のボタンをわざわざ押さなければいけない場合、面倒くさくなってその時点で録画を諦めてしまうこと、ありますよね。でも、録画テレビ「REAL BHR8/85」は、録画したいと思ったその瞬間、リモコンの“一発録画”ボタンを押すだけで、すぐに録画をスタートできます。ママやパパが、急に子どもに呼ばれてしまったときなどにも便利ですね。リモコンの“一発録画”ボタンを押せば、すぐに録画スタート! うっかり忘れていても大丈夫! ドラマの初回を自動で録画してくれる新生活が始まり、ママやパパは普段以上に毎日、大忙し。なかなかリアルタイムでテレビ番組をゆっくり観られないので、録画しておいて後から見よう……なんて思っても、「もう初回が放送されちゃってた!」「うっかり録り逃した」なんて、がっかりすることも……。でも、録画テレビ「REAL BHR8/85」なら、そんな心配は不要です。新しく始まるドラマを“ドラマ初回モード”機能で検索して録画してくれるので、録り逃してがっかり……といった失敗がなくなります。好きな番組を自動検索して録画する機能に、“ドラマ初回モード”も搭載。新ドラマの初回見逃しを防いでくれる ドラマ1000本分をフルハイビジョン画質で録画できる! 2番組同時録画もOK録画がこれだけ簡単だと、家族みんなでついたくさん録りためてしまいそうですが、そんなときに心配になるのが、録画用ハードディスクの容量。すぐいっぱいになってしまわないか、不安ですよね。録画テレビ「REAL BHR8/85」は1TB(テラバイト)の内蔵ハードディスクを標準搭載しているので、例えば、1時間のドラマなら最大で1080時間※、つまり、1000本以上も録画できるのです。しかも、最大4台合計24TBまで外付けハードディスクを同時接続できるので、膨大な量の番組を録りためておけます。家族一人ひとり専用のハードディスクで録りほうだい、なんて使い方ができますね。※AEモード(12倍:約2.0Mbps)で録画した場合また、2番組を同時に録画しながら番組を視聴できる、便利な“3チューナー”を搭載。「家族と録りたい番組が重なった……」といったときでも、心配はありません。 * * *いかがですか? 録画に加えて再生、ダビングができるだけでなく、誰もがカンタンに操作でき、毎日の生活シーンにマッチした多彩な便利機能が1台にギュッと凝縮された録画テレビ「REAL BHR8/85」。進化を遂げた「録画テレビ」の“最新形”を、ぜひチェックしてみてください。 [glink url="http://www.mitsubishielectric.co.jp/home/ctv/product/series/abhr8/"] 【こちらの記事もオススメです】[glink url="/forefront/post_1254/"][glink url="/survey/post_1144/"]   

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サーキュレーターと扇風機の違いって? いまさら聞けない家電用語の基礎知識

次々に新たな製品やサービスが登場する家電の世界。「聞いたことはあるけれど、実はイマイチ中身がよくわかっていない言葉」、ありませんか? そんな家電や家電の技術に関する用語を、『All About』で家電ガイドを務める滝田勝紀さんにわかりやすく教えてもらいました。 〔白物家電・黒物家電〕── まず、この2つの言葉の違いは?「昔、キッチンのカラーリングは“白”が主流で、炊飯器や冷蔵庫といった生活家電といえば、その場に合うよう白い色合いのものが多かったんです。なので“白物”。そして“黒物”は、ビデオデッキやテレビといったデジタル系の家電を指していました。ただ最近は、家電のカラーは白物・黒物に縛られず、バリエーションに富んでいますから、あくまで総称になっていますね」 〔サーキュレーター〕── 最近、流行りのサーキュレーターですが、扇風機となにが違うのでしょうか?「基本的に、扇風機は人へ向けて風を送るもの。一方のサーキュレーターは、空気を循環させる目的でつくられたものです。扇風機は、風量や向きの調整を行いやすいのですが、サーキュレーターは直進性の強い風を送ることを重視して設計されています。そのため、エアコンの近くに設置すれば、冷気や暖気が効率よく部屋中に届けられるので、エコにもつながるのです」 〔サイクロン式掃除機〕── ネーミングがいかにも「吸い込みそう!」というイメージがありますが、そもそも具体的な特徴とメリットは?「従来の紙パックの代わりに、風の力でゴミを分離するシステムが採用されている掃除機のことですね。本格的なサイクロン式掃除機であれば、風の遠心分離によるゴミ分離構造のおかげでフィルターがいらないため、目詰まりせずに、吸引力が一定しているという特徴を持っています。紙パックを交換する必要がないので、ランニングコストを大幅に抑えられるメリットもありますね」●サイクロン式プレミアム掃除機「風神」 〔IH〕── “IHクッキングヒーター”などでキーワード自体はよく知られていますが、どんな仕組みなのでしょう?「IHは“インダクションヒーター” の頭文字です。この機構は、IHクッキングヒーターだけでなく、炊飯器にも使用されています。たとえばIH炊飯器の場合“電磁誘導加熱”といって、内釜の周囲を電熱線がグルグルグルっと取り囲んで温めています。熱効率がよく、ムラなくお米を炊くことができるんです」●三菱IHジャー炊飯器 〔LED(エルイーディー)電球〕── 「我が家も蛍光灯からLED電球に変えた」などとよく話題になりますが、仕組みや特長は?「LEDは、Light(光)、Emitting(放出する)、Diode(ダイオード/半導体)のそれぞれ頭文字をとったもので、文字どおり、電気を流すと発光する半導体の一種です。特長は、スイッチのオン/オフに強くいので長寿命で、省エネ性能も高いんです。販売当初に比べ、バリエーションも豊富に登場していますので、目的に合ったLED電球を選びたいですね」●LED電球「MILIE」 〔圧縮機/コンプレッサー〕── 正直、なにかを圧縮する機械のこと、くらいしかわかりません……。「おもに、エアコンと冷蔵庫に搭載されているもので“冷媒を圧縮する機械”のこと。冷媒と呼ばれるガスを圧縮させることで生まれる熱を、移動させる技術です。エアコンや冷蔵庫で空気を冷やしたり温めたりするのに使われています」 〔ヒートポンプ〕── ポンプというくらいですから、熱を押し出すなにかのことでしょうか?「そう、正解です! 熱を集めて、必要な場所に移動させる技術ですね。エアコンや給湯機、床暖房や“エコキュート”の熱源として使われています。要は、少ない電気で効率よく大きな熱を作れるというもの。省エネになるので環境にも優しいですよ」●三菱エコキュート(自然冷媒CO2ヒートポンプ給湯機) *****「あれ? 自分が思っていたのとちょっと意味が違う?」なんて言葉、ありましたか? その意味を理解しておくことで、自分にフィットした新しい家電やサービスをいち早く見つけられたり、家事の効率アップや家計のコストカットにつながったり、なにかメリットがある可能性は大。ぜひ参考にしてみてくださいね。 教えてくれた人滝田勝紀さん『All About』の家電ガイド。フリーランスの編集者。モノ情報誌で家電製品の担当を10年以上務める。とくにロボット系家電やIoT家電に精通。毎年9月にドイツで開催される世界一の家電見本市「IFA 2015」ほか、海外の家電イベント/家電メーカーの取材経験も豊富。 【用語解説記事】[glink url="http://www.nikuine-press.com/tag/glossary/"]

ニクイねぇ!調査隊

最近の「高級扇風機」、普通の扇風機とどこが違う?

最近、家電量販店などで、ひと昔前とはひと桁違う扇風機が売られていることに驚いた、という話をよく耳にします。以前はほとんどの扇風機が5,000~6,000円程度で買える感覚でしたが、2010年ごろから、それらとは一線を画す「高級扇風機」の市場が拡大中なのです。では、最近の「高級扇風機」と、いわゆる普通の扇風機とは、具体的にどこが違うのでしょうか?  DCモーターで多彩な風を吹かせられる多くの「高級扇風機」には、高効率なDC(直流)モーターが搭載されています。特長は、低消費電力&きめ細かな風量制御。DCモーターのおかげできめ細かな風量切り替えが実現し、なめらかに変化するリズム風、超微風など、多彩な風を吹かせることが可能になりました。一般的な扇風機に搭載されているAC(交流)モーターでは、風の設定を、強・中・弱といった強さくらいしか調整できません。ACモーターは安価ですが、周波数に応じた一定の回転速度しか得られないからです。 羽根の形状を独自に開発二重の羽根や多羽根など、各社の「高級扇風機」がもっともこだわっているのが、羽根の形状。単に風を生み出すだけの羽根ではなく、各社が考える理想的な風を吹かせるため、羽根を1枚1枚、独自に開発しています。たとえば、三菱電機のDCモーター扇風機「SEASONS」では、航空機の翼などで採用されるウイングレット形状の7枚羽根を採用。外周端部の風の渦が変動するのを抑え、運転音の低減を実現しています。さらに、風の整流効果を高める新形状のファンガードを開発。より静かで、到達距離の長い気流をつくることによって、快適な空気循環を実現しているのです。 より自然な風に近づいたACモーターは繊細な回転スピードの制御ができなかったため、ムラのある一定の風しか吹かせることができませんでした。ムラのある風に連続してあたるということは、空気の塊をぶつけられ続けるようなもの。細かく連続的な衝撃を、知らず知らずのうちに受けていました。それに対し「高級扇風機」のDCモーターは、回転スピードをきめ細かく制御可能。さらに、独自形状の羽根と組み合わせることにより、連続的な空気の塊ではなく、自然界を吹きぬけるベールのような風を吹かせることができるのです。 サーキュレーターにもなり、オールシーズン使える「高級扇風機」は扇風機としてはもちろん、サーキュレーターとしても活用できます。ヘッドが真上に向いたり、360°立体的に首振りする機能をプラスしているほか、DCモーターによってより強い直線的な風を遠くまで送ることもできるからです。暑い夏には、床面に溜まりがちなエアコンから出た冷たい空気を、部屋中に効率良く循環させられます。そして寒い冬には、夏とは逆に、天井側に溜まってしまいがちな温かい空気を、床面の方へ送ることができます。さらに、じめじめした梅雨どきには、洗濯物を乾かす際にも活用可能と、オールシーズン活躍してくれます。 音が静かでぐっすり眠れる「高級扇風機」の中でも、三菱電機のDCモーター扇風機「SEASONS」の場合、先進の気流制御技術と組み合わせることで、強運転時でも30dB程度と、ささやき声くらいの低騒音を実現しています。さらに、就寝時やリラックスタイムのための微風運転時も、木の葉のふれあう音より静かな約12dB。部屋で使っていても、ほとんど音は聞こえません。とにかく静かな環境で眠りたい、という人には、とてもおすすめです。 文/滝田勝紀『All About』の家電ガイド。フリーランスの編集者。モノ情報誌で家電の担当を約10年以上務める。ロボット系家電やIoT家電にも精通。毎年9月にドイツで開催される世界一の家電見本市「IFA 2015」ほか、海外取材の経験も豊富。 三菱扇風機:DCモーター扇風機 SEASONShttp://www.mitsubishielectric.co.jp/home/fan/product/seasons/三菱扇風機DCモーター扇風機SEASONSのページです。扇風機とサーキュレーターを一つにし、オールシーズン上をいく気持ちよさを。   

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4Kの「4」ってなに? いまさら聞けないAV機器用語の意味

AV機器のAVとは、オーディオビジュアルの頭文字。音響・映像に関する製品や技術のことで、テレビ、スピーカー、ヘッドホン、DVD/Blu-Rayプレーヤー、デジタルビデオカメラなどが含まれます。AV機器には最先端のデジタル技術が搭載されているので、耳慣れないカタカナや数字の専門用語がいっぱい。「わかりにくいし、全然覚えられない!」という人もきっと多いはず。そこで今回は、AV機器に関連する用語とその意味を、『All About』で家電ガイドを務める滝田勝紀さんにわかりやすく教えてもらいました。 ── まずはテレビからですが、最近よく聞く「4K」と「フルHD」について教えてください。「どちらも、テレビの画質を表しています。フルHD=フルハイビジョンは、1920×1080ドットという高い解像度(画素の密度)で映像を表示します。要するに、“フルHDならものすごくキメ細かい、きれいな絵を表示できますよ”ということですね。さらに4Kですが、単純にいえば、『画質がフルハイビジョンの約“4倍”になる』ということ。家庭用テレビの大型化が進んでいますが、大きな画面でも映像が粗くならず、非常に美しい映像を堪能できるという利点があります」── テレビ関連だと、HDD(ハードディスク)が売り場によく並んでいますよね。少し前まではHDDといえば、PC(パソコン)という印象だったのですが。「HDDは、昔はPCに内蔵されているものが主流でしたね。でもいまは、テレビで録画した映像データを保管する役割を担うようにもなっています。カセットデッキと同じようなイメージですが、容量(記録できる量)がけた違いに大きく、テレビやレコーダーに内蔵されて活用されています。あくまで目安ですが、2TB(テラバイト)用のHDDで、高画質モードで約180時間、長時間モードのあるテレビでは約2,160時間も録画できるものもあります」 ── では、テレビともつながりのある音響系の言葉「5.1chサラウンド」について。これ、どうして5.1というのでしょう? そもそも、なんの数ですか?「5.1は、スピーカーの数を指しています。小数点がついているのは、厳密にはスピーカーではないサブウーハーを0.1と換算しているから。これら5.1個のスピーカーで音が聴く人を取り囲む(=サラウンド)装置や方式のことで、音響を向上させる設備のことを5.1chサラウンドシステムといいます」── 小数点がついているし、まさかスピーカーの数とは思いませんでした……! そういえば、音の関連では「ハイレゾ」も最近よく耳にします。「ハイレゾは、高品質な音を楽しめる規格のことです。テレビにおける4Kなど解像度と同じで、ハイレゾも音の波形がいかに細かいか、ということを示しています。もちろん、使用するスピーカーやヘッドホンも大事ですが、ライブ会場にいるような臨場感や、いままでの音楽形式では聞くことができなかった音域を体験することができます」── では、「Bluetooth(ブルートゥース)」と「ペアリング」について。スマホで音楽を聴くときに使うワイヤレスヘッドホンやスピーカーで、この言葉をよく聞きます。「これは無線技術のひとつです。スマホとヘッドホン(イヤホン)を無線でつなぐことをペアリングといい、ペアリングするときに使われる技術がBluetoothです。BluetoothはWi-Fiほど電波性能が高くないのですが、電力はWi-Fiほど消費しないし、使い勝手がよく機器に搭載しやすいというメリットがあるため、普及していますね。ペアリングは、一度成功すれば次からは自動で接続してくれるので、どうしてもやり方がわからないときは、まわりの誰かに一度やってもらうといいでしょうね」── Bluetoothは「赤外線センサー」と似ている気がします。「一般的に赤外線センサーは、自動ドアやテレビ、エアコン、扇風機などのリモコンに使用されていますよね。スマホで連絡先の交換に使われることもあります。目に見えない長い波長の光で、絶対零度(マイナス273℃)より温度が高いものは赤外線を発しているため、赤外線をキャッチすれば物体に触らず温度がわかることもあります。赤外線カメラなどは、こういった技術が使われています」 おしえてくれた人滝田勝紀さん『All About』の家電ガイド。フリーランスの編集者。モノ情報誌で家電品の担当を約10年以上務める。特にロボット系家電やIoT家電に精通。毎年9月にドイツで開催される世界一の家電見本市「IFA 2015」ほか、海外の家電取材の経験も豊富。 

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IoTの意味ってなに? 知っておきたいIT・インターネット用語

日々怒涛のごとく増え続ける、新しいIT・インターネット用語。でも、ちゃんと理解するヒマもなく「ざっくりこんな感じの意味じゃない?」と適当にうろ覚えでやり過ごしてしまうこと、あったりしますよね……。そこで今回は『All About』で家電ガイドを務める滝田勝紀さんに、IT・インターネット関連用語の意味をわかりやすく解説してもらいました。 ── 本当に今さらですが「SNS」の意味から教えてください。「Social Networking Service(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の略ですね。人と人をネットワーク上でつなぐサービスの総称です。言葉自体の意味を知らなくても『Twitter』、『mixi』、『Facebook』、『Instagram』など、スマホのアプリで使っている人は多く、体感的に使いこなしているのではないでしょうか」── 確かに、言葉の意味は知らないまま使いこなしているサービスって多いですよね。「ブラウザ」もそのひとつでは?「ブラウザは、インターネットでサイトを閲覧する際に使っているプログラムの種類のことです。まさにいま、コレを読んでいる方が使用しているプログラムですね。かつては、IEと呼ばれる『Internet Explorer』が主流でしたが、いまでは『Firefox』、『Google Chrome』、『Safari』などさまざまなブラウザが使われています。どれが優れている、というわけでもありませんが、それぞれで使える機能が違っています」── 最近よく聞く「クラウド(サービス)」とは?「クラウドとは“雲”の意味。インターネットの“先”にあるサービスで、『ドロップボックス』、『エバーノート』、『iCloud』などがありますが、要するに、データをパソコン(PC)やハードディスクなど自分で管理せず、サービス側で管理してもらう仕組み。なので、機器を自分で保管する必要がなく、どんな端末からも自由にアクセスでき、スマホ・タブレット・PCのどれからでも自分のデータを引き出せるんです。子どもの写真や動画を、バックアップのかわりにクラウドで保管している人も多くなりましたね。ハードディスクやUSBメモリーのように物理的な機器がいりませんので、省スペースになる利点もあります」 ── 次は、「無線LAN(ラン)」と「Wi-Fi(ワイファイ)」を。ふだんからスマホを普通にWi-Fiで使っているのに言葉の意味は知らない、なんて方も多いのでは。「無線LANとは文字どおり、ケーブルを使用せずにインターネット回線に接続する仕組みのことです。そして、無線LANのなかにさまざまな規格があり、Wi-Fiがそのなかでもっとも普及している規格だと理解してください。自宅で無線LANを使用する際は、“無線LANルーター”と呼ばれる機器が必要になります」── 無線LAN関係では「ホットスポット」という言葉もよく使われますね。「はい。わかりやすくいうと、カフェチェーンやファストフード店みたいに、Wi-Fiを無料で開放しているお店や場所のことです。最近だと、ホテルのラウンジやファミリーレストランでも使える場合が増えているので、便利ですね」── 続いて「インターフェース」。なんだかちょっとSFっぽい響きですね。「コンピュータやスマホ、タブレットといった機器をコントロールするための“接触面”なのですが、そう説明するとわかりにくいですよね。タッチパネルが登場して、スマホやタブレットの操作がずいぶん便利になりましたが、この場合『タッチパネル』そのものがインターフェースになります。要するにインターフェースとは“機器を操作するためのシステム”だと思ってください。SFっぽい響きは確かにありますね。それはSF映画のなかで、未知のインターフェース技術がよく出てくるせいでしょう。映画『アイアンマン』では、主人公がアイアンマンを制作する際に3Dホログラムを利用したインターフェースを使っているシーンがありますし、そういった技術が今後われわれの生活に反映される可能性は大いにあると思いますよ」 ── では最後に「IoT(アイ・オー・ティー)」について教えてください。これは正直、言葉からでは内容がまったく想像できないのですが……。「IoTとは、“Internet of Things”の頭文字をとったもので、“モノのインターネット”という技術の話です。世のなかに存在するさまざまな物体(モノ)に通信機能を持たせ、インターネットに接続したり相互に通信したりすることで、より便利で快適な生活を送りましょう、というものです。たとえば、ウエアラブル端末やロボットなども、IoT技術を使って機能を獲得しています。冷蔵庫やテレビといった家電ともリンクすることで、従来にはなかった機能を備えてくるでしょう。今後の動向から目を離せない分野になると思いますよ」 おしえてくれた人滝田勝紀さん『All About』の家電ガイド。フリーランスの編集者。モノ情報誌で家電品の担当を約10年以上務める。特にロボット系家電やIoT家電に精通。毎年9月にドイツで開催される世界一の家電見本市「IFA 2015」ほか、海外の家電取材の経験も豊富。