2018.04.02
NEW
簡単!おいしい!! ヘルシー!!! おうちで子どもと食べたい「手づくりおやつレシピ」5
悪天候などが続いて家での“おうち遊び”に退屈してきたら、親子でおやつづくりをしてみませんか? 子どもにとって料理のお手伝いは、特別なことに感じるようです。ぜひ張り切ってお手伝いしてもらいながら、おいしいおやつづくり体験をさせてあげましょう。いつも自宅に常備しているような、手軽な材料でつくれるおやつを考えてくれたのは、料理ライターの吉川愛歩さん。どれもカラダにやさしい、自然な甘さのおやつレシピばかりです。 Recipe 1野菜を使ったヘルシーおやつにんじんしょうがジャムの豆乳葛プリン「葛粉でつくったプリンは、もったりと濃厚なクリームのよう。にんじんしょうがジャムのさわやかな甘さと相まって口溶けがいいので、わが家の子どもたちも大好きなおやつです」(吉川さん) 材料(6個分)<葛プリン>豆乳…500cc本葛粉…30g甜菜(てんさい)糖…30gバニラオイル…数滴 <にんじんしょうがジャム>にんじん…中1本(100g)しょうが…小さじ1甜菜糖…30gバルサミコ酢…小さじ1/2レモン汁…少々 つくり方(1)鍋に豆乳と葛粉を入れたらダマがなくなるまでよくつぶし、混ぜて溶かす(まだ火にはかけません)。(2)(1)に甜菜糖とバニラオイルを加えて混ぜ、中火にかける。へらでかき混ぜながら加熱し、とろりと重たくなってきたら火を止め、すぐにビンへ流し込む。(3)あら熱をとり、冷蔵庫で1時間ほど冷やす。(4)ひと口大に切ったにんじんを柔らかくなるまで煮て、ブレンダーなどでマッシュする。(5)(4)にしょうが、甜菜糖を入れ、中火で煮詰める。水分が飛んだら、バルサミコ酢とレモン汁を加えてひと煮立ちさせ、火をとめてあら熱をとり、冷蔵庫で1時間ほど冷やす。(6)冷え固まった(3)の上に(5)をかける。 ★Point 本葛粉をつかう「“葛粉”として売られていても、実はコーンスターチやサツマイモでんぷんなどを混ぜ合わせたものがあるので注意。ここでは“本葛粉”を使います。本葛はカラダを温める作用があるといわれていて、古くから民間療法でも活用されている食材なんですよ」(吉川さん) 【次のページは】子どもといっしょにデコれる「自家製グラノーラとフルーツのタルト」Recipe 2子どもといっしょにデコレーション!自家製グラノーラとフルーツのタルト「市販のグラノーラを使うと手軽につくれますが、実は家庭でもとても簡単につくれるので、今回は自家製グラノーラづくりにチャレンジしてみてください。わが家では、一度に1kgくらいつくって保存ビンに入れておき、牛乳をかけて朝食にしたり、アイスクリームやヨーグルトにかけておやつにしたりしています」(吉川さん) 材料(10個分)ココナッツオイル(または植物性オイル)…大さじ2オートミール…170g好みのナッツやドライフルーツ…30g甜菜糖…大さじ1はちみつ(またはメープルシロップなど液状の甘味料)…35gヨーグルト(水切りしておく)…適量好みのフルーツ…適量 つくり方(1)ココナッツオイルをひいたフライパンでオートミールとナッツを炒る。こんがりときつね色になってきたら、甜菜糖をまぶして火を止める。(2)ボウルに(1)とはちみつを入れ、押しつけるようにしながら、しっとりするまで混ぜる。(3)オーブンを180℃に予熱する。(4)(2)の生地を大さじ1程度ずつマフィン型に入れ、スプーンで押しつけながらぎゅっと平らになるようにならす。(5)180℃のオーブンで20分間焼き、取り出した後はあら熱がとれるまで型から外さずに置いておく。(6)冷めたら、上にヨーグルトやフルーツを盛りつける。載せたものの水分でタルト台が壊れやすくなるので、食べる直前に盛りつける。 ★Point しっかりとスプーンで押す「すき間があると割れやすくなるので、グラノーラを強く押さえつけながら型に入れていきます。今回はマフィン型を使いましたが、いろいろな形でつくれるのもこのレシピの魅力です」(吉川さん) 【次のページは】ほんのりカレー味の「さつまいもとクコの実のスパイシー緑豆湯」Recipe 3ほんのりカレー味でカラダの芯から温まる!さつまいもとクコの実のスパイシー緑豆湯「台湾でよく見かける緑豆のおしるこは、小豆のものよりもさらっとしていて、どんな食材にも合います。暑い季節にはよく冷やして食べるのもおすすめです」(吉川さん) 材料(3人分)緑豆…50g水…300cc甜菜糖…20g塩…少々カレー粉…小さじ1/4シナモンパウダー…小さじ1クコの実…20gくるみ…適量さつまいも(ひと口大に切ってゆでたもの)…適量白玉…適量 つくり方(1)緑豆をたっぷりの水で煮る。沸騰したら一度ゆでこぼし、水300ccを加えて緑豆が柔らかくなるまで煮る。(2)甜菜糖、塩、カレー粉、シナモンパウダー、クコの実、くるみを入れてひと煮立ちさせる。(3)器にさつまいもと白玉を入れ、(2)をおつゆごと注ぐ。 ★Point 緑豆は一度ゆでこぼすとアクや苦味がなくなります「緑豆は一度ゆでこぼして、アクを取り除きます。また、緑豆は前の日から浸水しなくても、あっという間に柔らかく煮ることができるので、おやつだけでなく、お肉と煮込んだりスープに入れたりと万能な食材です」(吉川さん) 【次のページは】さっぱりとした甘さの「豆乳レモンクリームのフレンチトースト」Recipe 4さっぱりとした甘さ豆乳レモンクリームのフレンチトースト「いつものフレンチトーストも、牛乳の代わりに豆乳に浸すことで、あっさりとした味わいに仕上がります。豆乳レモンクリームの上に、輪切りのレモンをはちみつに漬けておいた“レモンのはちみつ漬け”を載せるのも、わが家の定番です」(吉川さん) 材料(2人分)<豆乳レモンクリーム>豆乳ヨーグルト…150g(水切り後75g)レモン汁…小さじ4甜菜糖…小さじ3バニラオイル…適量 <フレンチトースト>豆乳…150g卵…2個甜菜糖…15gバゲット…6切れココナッツオイル(または植物性オイル)…適量 つくり方(1)ひと晩水切りをした豆乳ヨーグルトとレモン汁、甜菜糖、バニラオイルをホイッパーでよく混ぜて冷やしておく。(2)ボウルに入れた豆乳と卵、甜菜糖をよくかき混ぜて溶かしてから、バゲットを浸す。時間があるときはボウルにラップをし、そのまま冷蔵庫でひと晩寝かすと、よりしっとりする。(3)フライパンにココナッツオイルを溶かしてバゲットを焼く。両面にこんがり焼き色がついたらお皿に盛り、(1)をたっぷり載せる。 ★Point バゲットは弱めの火でじっくりと焼く「ココナッツオイルをたっぷりと入れたフライパンで『弱いかな?』と思うくらいの中火でじっくり時間をかけて焼いていきます。そうすることで、パンが吸いこんだ豆乳とたまごが中にしっかり閉じ込められ、食べたときにジュワッとおいしさがあふれます」(吉川さん) 【次のページは】標本みたいに美しい「フラワーロリポップキャンディ」Recipe 5標本みたいに美しい!フラワーロリポップキャンディ「お砂糖と水だけでつくれる、とっても簡単なべっこう飴です。きれいな透明に仕上げるため、今回は水あめを加えましたが、もちろん使わなくてもつくれますよ」(吉川さん) 材料(6本分)水あめ…20g水…大さじ3グラニュー糖…60gエディブルフラワーやフレッシュハーブなど…適量 つくり方(1)まな板などの上にベーキングシートを15cmほど敷いておく。(2)鍋に水と水あめを入れ、へらでよく混ぜて溶かす。そこにグラニュー糖を入れたら、そのまま混ぜずに中火にかける。かき混ぜたり鍋を揺すったりせずにじっと待ち、ふつふつとしてきたら弱火にする。(3)グラニュー糖が溶けていき、出ていた泡が落ち着いてきてとろりとしてきたら、火から下ろす。すぐに固まってくるので、急いでスプーンですくってベーキングシートの上に垂らし、エディブルフラワーやハーブを載せ、使い捨てのコーヒーマドラーなどを刺す。(4)5分ほどで固まる。 ★Point 花の茎を根元までとる作業は子どものお手伝いに最適「花を押し花のように平らにしておくと、液状のあめにしっかりとくっつき、薄いガラスのなかに花を閉じ込めたかのようなキャンディがつくれます。ハーブや野菜の葉っぱ、薄切りにしたフルーツなど、なんでもかわいらしく仕上がるので、いろいろと試してみるのも楽しいですよ。沸騰したあめはとても熱いので、あめに花を載せる作業はお母さんがしてあげてください」(吉川さん) 教えてくれた人吉川愛歩さんフリーライター。2歳男の子と10歳の女の子のママ。調味料や素材へのこだわりとお料理好きが高じて、お料理関連の仕事を積極的に始める。子どものアレルギーを通じて、グルテンフリーやヴィーガンを学び、カラダに負担の少ないレシピを考案している。 ●こちらの記事もおすすめです[glink url="http://www.nikuine-press.com/howto/post_5342/"][glink url="http://www.nikuine-press.com/howto/post_4928/"][glink url="http://www.nikuine-press.com/howto/post_4638/"]