教えて!マイスター

家事アドバイザー直伝! 忙しいママ&パパのための「お弁当時短テク」と常備菜レシピ

春から生活環境が変化し、なにかと忙しく過ごされているご家庭も多いのではないでしょうか? そんな多忙なママ&パパの新生活を応援する、mamahapi主催の「おべんとう時短を叶えるキッチン家電ワークショップ」へ行ってきました。イベントで講師を務められた家事アドバイザー・節約アドバイザーの矢野きくのさんによる、お弁当の時短テクをご紹介します。ぜひ日々の暮らしにお役立てください。 時短のポイントは「まとめて大量に調理→冷凍」 「毎日の食事づくりやお弁当づくり。その時短を叶えるポイントは、スピーディな調理ではなく、一度に大量の調理をすること。常に数回分の量を一度につくることで、常備菜が充実して家事の時間を大幅に短縮できます。常備菜を冷凍しておけば、お弁当は詰めるだけでOK。火を使わずに数分で用意できるようになります。そのまま使うだけでなく、ちょっとリメイクすれば、さらに料理のレパートリーも充実しますよ」(矢野さん) 〔お弁当の時短テク1〕常備菜をつくっておく矢野さんに、保存しておくと便利な常備菜レシピをレクチャーしていただきました。 常備菜レシピ1火を使わずにレンジでつくる「きんぴらごぼう」「細切りにしたにんじんとごぼうに調味料を入れて、レンジでチンするだけ。きんぴらは副菜として日々の献立に役立つメニューなので、たっぷり作って、数日分のおかずは冷蔵に。お弁当用は冷凍保存しておきましょう」(矢野さん) 材料細切りにしたごぼう…200g細切りにしたにんじん…50gしょうゆ…大さじ1と1/2みりん…大さじ1と1/2ごま油…大さじ1と1/2白ごま…小さじ1 つくり方(1) 白ごまとごま油以外の材料をボウルに入れて、10分ほど放置しておく。(2) 600wの電子レンジで3分半ほど加熱する。(3) 電子レンジから取り出してごま油をふり、ざっくりと混ぜあわせる。最後に白ごまをふれば完成。 常備菜レシピ2 アレンジ自由自在!「肉みそ」「そのままごはんにかけてもいいし、卵でくるめばオムレツに、パスタとあえればミートソース代わりに。豆板醤と炒めて麺にのせれば、担々麺にも! 野菜と炒めてもおいしいので、ストックしておくと便利です」(矢野さん) 材料豚ひき肉…400gサラダ油…大さじ1しょうゆ…大さじ1酒…小さじ2みりん…大さじ1 つくり方(1) フライパンに油をひき、豚ひき肉の色が変わるまで中火で炒める。(2) 酒、みりん、しょうゆの順に調味料を加えていき、全体がからめば完成。  常備菜レシピ3混ぜて焼くだけ!「ミートローフ」「三菱電機のレンジグリル『ZITANG』推奨のレシピです。すごく手の込んだメニューに見えますが、レンジからグリルへ自動リレー調理だけで作るのでとても簡単です。できあがったものは、スライスしてラップに包んで冷凍しておけば、お弁当に重宝します」(矢野さん) 材料(1本分)<A>合挽き肉…300g玉ねぎ(みじん切り)…中1個(200g)にんじん(約5㎜の角切り)…1/2本(60g)牛乳…大さじ1パン粉(牛乳につけてふやかしておく)…45g卵…M1個塩…小さじ1/2 こしょう…少々ナツメグ…少々ベーコン…5枚(80g) つくり方(1) ボウルに<A>を入れて混ぜあわせ、よく練る。(2) レンジグリルの角皿にベーコンを少しずつ重ねてしき、(1)をのせてくるむ。(3) (2)をレンジグリルの中段に入れ、レンジグリルの『調理』(自動リレー調理)で加熱する。加熱が終了したら、角皿を取り出して前後を入れ替え、さらにグリルで約10〜15分加熱する。(4) 加熱が終了したら、そのまま庫内で約5分放置すれば完成。  〔お弁当の時短テク2〕小分け容器に入れて冷凍する    「お弁当用はそのままお弁当箱に詰められるよう、小分け容器に入れて冷凍しておくと便利です(写真左)。ミートローフはカットして、ひとつずつラップにくるんで密閉を。基本的には、冷凍してから1カ月以内には使い切るようにしましょう。三菱電機の冷蔵庫には、約−7℃で凍らせるから冷凍なのにサクッと切れる“切れちゃう瞬冷凍”という部屋があるので、大きめの容器にまとめて入れても、必要な分だけを簡単に取り分けることができます(写真中央)。ミートローフも丸ごと瞬冷凍室に入れたらOK(写真右)。これ、かなり便利な機能ですね!」(矢野さん)    「ほかにも、グラタンやいり卵、ほうれん草や小松菜のごまあえ、茹で野菜などを冷凍しておくと、毎日のお弁当づくりがラクになります」(矢野さん) 「使う分だけ取り出して、あとはお弁当箱に詰めるだけ! 食べるころには自然解凍しているので、おいしくいただけます」(矢野さん)  〔お弁当の時短テク3〕便利グッズを活用する「おにぎりづくりの時短テクを紹介しましょう。100円ショップなどで売っている『おにぎりメーカー』は、炊きたてのごはんを入れてフタをして数回ふるうだけで、おにぎりができるすぐれものです。手を汚さずに誰でも簡単におにぎりをつくれるので、パパやお子さんにお手伝いしてもらえますね。家族が家事に参加しやすいように、上手にお手伝いポイントを入れていきましょう(笑)」(矢野さん)  わずか1分40秒でお弁当ができあがり!イベントでは、矢野さんがその場で具材をお弁当箱へ入れるデモンストレーションを行ってくれました。事前に調理した具材を瞬冷凍しておけば、あとは詰めるだけ。なんと、わずか1分40秒でお弁当が完成しました!「つくれるときに、たくさんつくっておき、冷凍保存や便利な時短グッズを上手に取り入れ、ラクをしながら家事の効率化を工夫してみましょう。忙しいママ&パパを応援するお弁当時短テク、ぜひお試しくださいね」(矢野さん)●三菱電機 レンジグリル「ZITANG(ジタング)」http://www.mitsubishielectric.co.jp/home/rangegrill/●三菱電機 冷蔵庫http://www.mitsubishielectric.co.jp/home/reizouko/ 矢野きくのさん家事アドバイザー/節約アドバイザー/食育指導士/食生活アドバイザー。女性専門のキャリアコンサルタントを経て、女性が働くためには家事からの改革が必要と考え現職に。家事の効率化、家庭の省エネを中心にテレビ、雑誌、講演のほか、企業サイトや新聞での連載、TVクイズ問題の作成や便利グッズの開発に携わる。著書は『シンプルライフの節約リスト』(講談社)、『私らしくシンプル家事』(毎日新聞)など。暮らしのクリップ http://blog.olsyuhu.net/公式Facebookページ https://www.facebook.com/kikuno11/  イベント主催【mamahapi(ママハピ) HP】http://www.mamahapi.jp【こちらの記事もオススメです】[glink url="http://www.nikuine-press.com/trial/post_644/"][glink url="http://www.nikuine-press.com/trial/post_1713/"]

実感レポ

“お店みたいなおいしいお刺身”を、家で作って食べるには?

お店で食べるお刺身は、家で魚のサクを適当に切って盛り付けたものとは、明らかに味が違います。でも、ちょっとしたポイントを押さえれば、家でももっとおいしくお刺身を食べられるはず。そこで、スーパーで買えるマグロのサクを使って"お店で食べられるようなお刺身"に挑戦してみました。 ■買い物から帰ってきたら、すぐにチルドルームへ!お刺身にするマグロのサクは、しっかり冷やしておきます。買ってきたらすぐに冷蔵庫へ。入れる場所は冷凍室(約3℃)ではなく、より温度が低いチルドルーム(約0℃)が適しています。三菱電機の冷蔵庫に備わる“氷点下ストッカーD”なら、チルドルームよりも低いマイナス3℃~0℃なので、そちらに保存しておきましょう。持ち帰る際にちょっとダレてしまった魚の身も、キュッと引き締まります。 ■包丁はしっかり研いで、引くように切るお刺身のサクを切るとき、プロの料理人さんは刃渡りの長い刺身包丁を使います。でも、自宅に刺身包丁がない方も多いですよね。そこで今回は、自宅でふだんから使っている三徳包丁で挑戦してみました。 まず大事なのは、包丁の切れ味。包丁を購入したときに、いっしょにすすめられた包丁研ぎ器で入念に研ぎます。砥石で研げる方であれば、砥石を使ったほうが好ましいでしょう。  そして、根本から刃先まで、包丁のすべてを使い、ゆっくり引くように切ります。このとき、一気に切ることが大事。押したり引いたりして切ると、細胞が軟らかいのでつぶれてしまい、食感が落ちてしまうのです。ついいつもの調子で押して切りたくなってしまいますが、ここは我慢! 包丁の刃全体を使い、力を入れずに引いて切ります。 一見、簡単そうですが、慣れるまでは何回か練習が必要かもしれません。今回は、小さめのサクだったこともあり、三徳包丁でもうまく切ることができました。ただ、もう少し大きいサクの場合、できれば刺身包丁を用意したほうが簡単かつ失敗なくできそうです。 ■“お店っぽく”盛り付けてみよう“お店のようなお刺身”といえば、外せないのが大根などのツマ。お刺身のパックについている場合もありますが、そうでなければ自分で作ってしまいましょう。 大根の皮をむき、かつらむきをしてから千切りにするのがツマの正当な作り方ですが、かつらむきが苦手という人も多いはず。そんなときにおすすめなのが、細く切れるおろし器。細目を利用し、冷たい水にさらしてキュッと絞れば、簡単に大根のツマができあがります。かつらむきが苦手でも大丈夫。所要時間も1分とかかりません。また、ピーラーを使い、千切りにする方法というでも失敗なくできますね。 手作りのツマができあがり、買っておいた大葉も準備。丸皿にお刺身を並べます。いつもはこうして並べただけで、ツマも大葉も添えずに食べてしまうことが多いのですが、やっぱりちょっと味気ないですよね……。 ツマと大葉を使って盛り付け。ただお皿に刺身を並べるだけよりも、はるかに“お店っぽい”感じでおいしそうな仕上がりに。やはり、料理は見た目も重要ですね。 ■おしょうゆは「いつでも新鮮 おさしみ生しょうゆ」を使ってみるサクの切り方に、盛り付け方。このふたつがレベルアップしたら、さらにおしょうゆもおいしいものを用意したいもの。ふだんは料理などに使うごく普通のしょうゆをそのまま使っているのですが、今回はキッコーマンのお刺身用生しょうゆ「おさしみ生しょうゆ」を使ってみることにしました。おいしいと評判なので、以前から気になっていたのです。生しょうゆとは、通常のしょうゆと異なり火入れ(加熱処理)をせずに製造したしょうゆです。通常の加熱処理したしょうゆと比べると、香りがおだやかでまろやかな塩味。さらに、この「おさしみ生しょうゆ」は二段熟成で醸造しているので、通常の生しょうゆよりも旨みが豊かという特徴もあるそうです。 左がいつも使っている普通のこいくちしょうゆで、右が「おさしみ生しょうゆ」。色が全然違いますね! ちょっと舐めて味をみてみると、ほんのりとした甘さを感じます。魚の生臭みを抑え、お刺身の味を引き立ててくれそうな優しい香り。これは期待が持てます。 両方のしょうゆで、お刺身をいざ食べ比べ。私は関東出身なので、お刺身のためにわざわざしょうゆを変える、という習慣がなく、自宅でお刺身用のしょうゆを使う、というのは初めてのことです。よく研いだ三徳包丁で丁寧に切ったお刺身は、食感が良く合格点。そして「おさしみ生しょうゆ」をつけて食べてみると……ドロッとするほどではないですが、普通のしょうゆよりも濃く、お刺身によくからみます。これは絶品! 普通のしょうゆよりも、お刺身の香りが引き立っています。お刺身に合うように研究されているんですね。ちなみに、普通のしょうゆより色が濃いので塩味が強そうに見えますが、15.0mlあたりの食塩含有量は、一般的なしょうゆが2.4gで、「おさしみ生しょうゆ」は2.1g。実は塩分少なめなのです。 この「いつでも新鮮」シリーズの生しょうゆにはお刺身用のほかにノーマルタイプもあります。どれも一滴単位で注ぐ量を調節できる押し出し式のボトルに入っているので、卓上にもそのまま置いておけます。ということは、冷奴や納豆用としても便利においしく使えるのでは……? と思い、冷奴にかけて食べてみました。さらりとした旨みが豆腐によく合います! どばっとしょうゆをかけすぎることもありませんでした。開栓後は常温保存で90日間、しょうゆの鮮度を維持できるとのことなので、最後まで新鮮な状態を保てるのがいいですね。 ■ちょっとの手間で、お店で食べるようなお刺身ができて満足!お刺身の鮮度、保存方法、包丁の切れ味、切り方、盛り付け、しょうゆ……ほんの少し気を遣うだけで、いつもとまったく違うお刺身を味わうことができました。ちなみに、使ったわさびもちょっと奮発した高級なもの。家でも満足できるお刺身を作ることができて幸せです。みなさんもぜひお試しください。(協力:キッコーマン食品株式会社) 文・写真/石井和美フリーライター・家電プロレビュアー。子ども2人と夫の4人家族。白物家電や日用品の製品レビューを得意としている。WEBや雑誌などで多数執筆中。家電blog(http://kaden-blog.net/」)管理人。 【こちらの記事もオススメです】[glink url="http://www.nikuine-press.com/trial/post_2053/"][glink url="http://www.nikuine-press.com/trial/post_1713/"]

ニクイねぇ!調査隊

いちごスプーンはなぜ消えた?

「いちごスプーン」を知っていますか? 底が平らで、いちごのタネのようなブツブツが刻まれたスプーンです。このスプーンは、いちごをつぶした後、砂糖と牛乳をかけて食べるために使われていました。最近はほとんど見かけなくなりましたが、なぜ使われなくなったのでしょうか。 いちごスプーンを世に送り出した老舗カトラリーメーカー、ラッキーウッド 小林工業の小林貞夫社長に聞いてみました。 ■いちごの品種改良により売上が激減したいちごスプーンーー 昭和生まれの方なら、いちごスプーンと聞けばピンときますよね? 子どもの頃、いちごをつぶして甘いいちごミルクをつくって食べるのが楽しみでした。いちごミルクに欠かせないいちごスプーンは、どのようなきっかけで生まれたのでしょうか?「いちごが一般家庭に普及したのは1960年代で、その頃主流だったのは、アメリカから輸入され、栽培された品種といわれています。当時のいちごは酸味が強かったので、それをやわらげるためにつぶして砂糖と牛乳をプラスする食べ方が流行ったんですよ。いちごをつぶすとき、ふつうのスプーンでは滑ってつぶしにくかったため、底が平らですべりにくいスプーンを、先代社長が思いついて試作しました。ところが、実際に試してみたところ、底が平らなだけでは滑ってしまい、思うようにいちごをつぶせなくて……。そこで、弊社とおつきあいのあったベテランの金型彫金師さんに相談したところ、滑り止めを兼ねた、いちごの種の模様を考案してくれたのです。試行錯誤の末、昭和35年に発売。その後いちごスプーンは、ロングセラー製品となりました」発売当初のカタログ。当時80円だったいちごスプーンも現在では520円。当時からデザインは変わっていないとのこと ーー今では、いちごミルクにして食べる方って、ほとんどいませんよね?「いちごの品種改良でいちご自体が甘くなり、そのままフォークで刺して食べるのが主流となりました。その結果、いちごスプーンは使われなくなり、衰退していきました」ーー いちごスプーンは現在も製造されているのでしょうか?「はじめに開発されたデザインのものを含め、2種類だけを残して今でも製造しています。最盛期には年間5万本前後を生産していましたが、今は700本前後の生産数となっています」 ラッキーウッド「ロマンスシリーズ」のいちごスプーン。製造数は減っているものの、今も販売中のロングセラー商品 ■いちごスプーン人気に復活の兆し!? ーー いちごスプーンってもう消えてしまったものものかと思っていたのですが、近所のホームセンターやショッピングセンターの食器コーナーで、ふつうに売っていて驚きました。「いちごを潰すために編み出されたいちごスプーンですが、最近はいろいろな使われ方をされているようです。今でも、年間数千本を製造しているメーカーさんが新潟県の燕市にありまして、その会社の方に聞いてみたところ、離乳食用や介護用として使われるお客さまが増えているとのこと。離乳食レシピの本にも、いちごスプーンの使い方が紹介されていて、お母さん方からも注目されているみたいですよ」ーーまったく使われなくなったわけではないのですね。ここへきて、いちごスプーンの便利さが見直されており、使う人も増えつつあるとのこと。使ったことのない方は、試してみてはいかがでしょうか? ■いちごスプーンを使って簡単デザート作りせっかくなので、いちごスプーンを使ってシャーベットを作ってみました。熟したいちごをいちごスプーンでつぶして砂糖をかけ、牛乳をかけたものを、三菱電機の冷蔵庫に搭載されている“切れちゃう瞬冷凍”機能を使って凍らせてみました。切れちゃう瞬冷凍を使うと、食材がサクッと切れるくらいの“ソフト冷凍”状態になるので、いちごをソフトなシャーベットみたいに楽しめるのでは? と思ったからです。いちごスプーンでいちごをつぶす。熟した小さめのいちごの方がつぶしやすい 砂糖と牛乳を足す。このままでもおいしい。凍らせる場合は砂糖を多めに 三菱電機の冷蔵庫“切れちゃう瞬冷凍”機能を使いマイナス7℃で冷凍 カチカチになりすぎず、食べやすい なつかしくて、やさしい味のシャーベットが出来上がりました! これなら子どものおやつにも安心ですね。作り方もとても簡単です。普通に冷凍してしまうと、カチカチになって食べづらいのですが、今回は切れちゃう瞬冷凍を使ったので、サクッとスプーンを入れられて、とても食べやすく仕上がりました。ここに練乳を追加すると、コクが出ますよ。特に小さな子どもがいらっしゃる家庭では、いちごスプーンってなにかと使えそうですね。ぜひお試しください! 【参考リンク】切れちゃう瞬冷凍でできるスイーツレシピ■主婦の味方!手軽でおいしいレシピ集  ラッキーウッド 小林工業株式会社(代表取締役社長 小林貞夫さん)1868年に鍛冶業として創業。金属洋食器、銀器などを製造するメーカー。百貨店などで販売されているカトラリーブランド「ラッキーウッド」などで有名。今回お話を聞いた小林貞夫社長は5代目。 ラッキーウッド 小林工業株式会社https://www.luckywood.jp/ 文・写真/石井和美フリーライター・家電プロレビュアー。子ども2人と夫の4人家族。白物家電や日用品の製品レビューを得意としている。Webや雑誌などで多数執筆中。家電blog(http://kaden-blog.net/」)管理人。

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意外と知られていない!? チルドルームの上手な使い方

冷蔵庫に備わっているチルドルーム。その名前や場所は知っていても、「使い方はイマイチよくわからない」という人も多いのではないでしょうか?チルドルームは一般的な冷蔵室に比べて温度が低く設定されているため、たいていの食品に関して保存性が高いのです。ライフスタイルにあわせてチルドルームも上手に活用して、我が家の冷蔵庫をまるごと使いこなしちゃいましょう! ■肉類や魚介類をチルドルームにチルドルームが得意なのが、数日の間に使い切ってしまう食品や、少しでも長持ちさせたい食品、鮮度が気になる食品の保存。たとえば、魚介類や肉類などの傷みやすい生鮮食料品。特に挽肉は空気にふれる面積が大きく、すぐに傷んで色が変わってしまいがちですが、チルドルームに入れておけば変色しにくくなります。鮮度が命のお刺身も、持ち帰ったらすぐチルドルームに入れておき、できるだけ早く食べるようにしましょう。冷凍されている刺身のサクなら、チルドルームで解凍すれば、ドリップを抑えながら旨みを逃すことなく解凍できます。■こんな食品もチルドルームへ!漬物や発酵食品を冷蔵室で常備しているなら、これらもチルドルームでの保存がおすすめ。まず、ここを“定位置”にすることで、冷蔵室にスペースのゆとりがうまれます。そして、漬物や味噌、納豆などは、チルドルームで発酵を抑えられるので長持ちします。キムチは、早く発酵させて酸味を味わいたいなら冷蔵庫保存、酸味を抑えたまま長く楽しみたいときはチルドルームに保存、といった使い分けもできます。 ほかにも、チーズやヨーグルトなどの乳製品、ハムやかまぼこなどの加工食品の保存に適しています。  ■こんな使い方もおすすめですお惣菜やサラダを食卓に並べるまで、少しでも冷やしておきたい。そんなとき、“ちょい置きスペース” としてチルドルームが活躍してくれます。また、食品の積み重ねすぎや詰め込みすぎに注意することで、使い忘れたり、冷気循環の妨げになったりするのを防げます。うっかり忘れたまま期限切れになって、結局ムダになってしまった食品……。もったいないですよね。保存する食品の鮮度状態や目的に合わせてチルドルームを上手に使えば、鮮度だけでなく、 風味や味も長持ち。冷蔵室の整理もでき、 冷蔵庫全体をフル活用できます! 【関連記事】保存するだけ、なんてもったいない!冷蔵庫が実は“調理のはじまり”http://www.nikuine-press.com/howto/post_47/

How To

保存するだけ、なんてもったいない!冷蔵庫が実は“調理のはじまり”

最新の冷蔵庫には、冷蔵室、冷凍室、製氷室、野菜室以外に、冷蔵室内のチルド室や新温度帯室をはじめ、マイナスの温度帯で保存できる貯蔵室が備わっています。 でも、それぞれの機能や、それらを上手に使い分ける方法は、実は、あまり理解されていません。そのため、ひとまず購入してきた食品を、なんとなく冷凍室と冷蔵室とに大別し、後は適当に各スペースに分けて入れている、という使い方が大半なのです。 しかし新しい冷蔵庫で、このようにただ闇雲に“冷やして保存するだけ”という使い方をしていては、宝の持ち腐れ。最新の冷蔵庫は機能が増えた分だけ、やれることも大幅に増えているんですよ。 最新の冷蔵庫は、使い方次第で“食品の時間を止める”貯蔵庫、といっても大げさじゃありません。つまり、新鮮な食品は新鮮なまま、調理後の食品は作った時のまま、一度食卓に並びながら食べきれずに残してしまった食品は、最初に食卓へ出した時のまま。そんな状態を保てるまでに進化しているのです。 でも、そこまで使いこなすためには、まずは扉の内側、つまり庫内それぞれのスペースの正しい使い方を理解しておく必要があります。 例えば、1週間分のレシピを考え、お肉やお魚をまとめ買いしてきたとしましょう。当然、その日の夜に使ってしまうお魚は冷蔵室へ、1週間後に使うお肉は冷凍室へ、と、それぞれを分けて入れることくらいは想像がつくでしょう。 でもそれが、3日後に使うお魚、5日後に使うお肉、さらには、お刺身、それ以外のチーズやヨーグルト、牛乳…など、食材のバリエーションが増えれば増えるほど、使う日時がまちまちになればなるほど、冷蔵庫内での保存は複雑になり、結果的に「全部まとめて冷凍室へ」となってしまう人が少なくありません。 温度帯で見ると、野菜室は約6℃、冷蔵室は約3℃。それに対し、冷凍室は約マイナス18℃と、それぞれかなり差があります。さらにそれ以外にも、約0℃のチルドルーム、約マイナス3℃~0℃と氷点下なのに食品を凍らせない保存室、約マイナス7℃の冷凍室…といった具合に、温度帯は部屋ごとに差があり、もちろん、それぞれの使い方も変わってきます。 ちなみに、三菱電機の冷蔵庫の場合、通常の冷蔵室と冷凍室以外に、約0℃の“ワイドチルド”、約マイナス3℃~0℃の“氷点下ストッカー”、約マイナス7℃の“切れちゃう瞬冷凍”と呼ばれる部屋があります。 ワイドチルドは、凍結寸前の温度で保存する部屋で、チーズやヨーグルト、バターなどの乳製品、納豆やみそなどの発酵食品、ハムやソーセージなどの加工品などを、保存するのに適しています。 氷点下ストッカーは、約マイナス3℃~0℃という氷点下の温度帯で、お肉やお魚などを凍らせることなく長期間ストックできる部屋。例えば、傷みやすいお刺身なども約3日間※1、あじ、いわし、さんまといった丸ごとのお魚なら約5日間※2、牛や豚などのお肉類なら約7日間※3、それぞれ冷凍することなく、生の状態で美味しさそのままで保存できちゃいます。 なので、1週間分まとめ買いしたお肉やお魚も、冷凍する必要はナシ。冷凍しないから当然“解凍の手間”はなく、生の状態の食品をいつでも使えるので、毎日の料理がとても楽になります。せっかく冷蔵庫内にあるのに、凍ったまま使えないのでは、作りたいメニューも気軽に作れませんよね。その点、食材が生のまま保存されていれば、必然的にメニューの幅も広がります。もちろん、安売りの際のまとめ買いにも重宝しますね。 そして、切れちゃう瞬冷凍※4は、約マイナス7℃の冷凍室。食品の細胞破壊を抑えるので、お肉やお魚などをおいしく冷凍でき、2〜3週間保存できます。食材をカチカチに凍らせないので、冷蔵庫から出してすぐに包丁で切れる、そのまま調理できる、など、解凍いらずなので時短調理にも役立ちます。 こうした保存スペースを活用すれば、あら熱をとる、タレの味を食品に染み込ませるといった、料理の下ごしらえもカンタン。食品を保存するだけでなく、時短や新食感のメニューを作れる調理機にもなる点が、実は、最新冷蔵庫の最大のポイントなのです。ぜひ一度、お試しあれ。 ※1(試験機関名)日本ハム株式会社中央研究所 外気温25℃、マグロの各部屋におけるK値。 初期値12%に対し、氷点下ストッカーD 3日:20%、チルド 2日:19%、冷蔵室 1日:17%。K値は主に魚の鮮度を表す指標で、一般的に20%以下が刺身用とされています。※2(試験機関名)日本ハム株式会社中央研究所 外気温25℃、サンマの各部屋におけるK値。 初期値29%に対し、氷点下ストッカーD 5日:43%、チルド 3日:40%、冷蔵室 2日:42%。K値は主に魚の鮮度を表す指標で、一般的に60%以上が初期腐敗とされています。※3  外気温25℃、牛ひき肉の各部屋における生菌数(単位 CFU/g)。初期値6×104に対し、氷点下ストッカーD 7日:2×106、チルド 4日:3×106、冷蔵室 3日:1×107。生菌数は一般的に107が初期腐敗とされています。※4  食品の種類や大きさ、凍り方により、若干の解凍時間が必要になる場合があります。