教えて!マイスター

もう枯らさない! エアプランツや多肉植物を上手に育てる方法

文/ニクいねぇ!PRESS編集部 写真/PIXTA

2016.05.13

グリーンあふれるインテリアや男前インテリアの流行で、注目が集まっているエアプランツや多肉植物。毎日水やりをする必要がなく、手間がかからない点が人気の秘密です。

一方で、「エアプランツの水やりのタイミングがわからず、気づいたらミイラ化していた」「多肉植物に毎日たっぷりの水やりをしていたら、蒸れて腐ってしまった」という声も……。

そこで、東京・世田谷で花店を営む黒沼詠子さんに、エアプランツや多肉植物を枯らさずに上手に育てる方法を教えてもらいました。

 

エアプランツにも水は必要

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「一般的な植物は、土から養分や水を吸い上げて成長しますが、エアプランツは空気中の水分を吸収して成長します。土が不要なので、吊るしたり、ボトルに入れたりと、自由に飾れる点が人気ですが、忘れてならないのが水やりです。

水やりの方法はふたつ。ひとつが、霧吹きで葉の表面を湿らせる“ミスティング”。そしてもうひとつは“ソーキング”といって、バケツなど大きめの容器に室温に戻した水を張り、エアプランツを丸ごと浸す方法です。

春と秋の成長期には、週1〜2回のミスティングとともに、1カ月に1〜2回のソーキングを行います。ソーキングは、夜間に6時間ほど行います。エアプランツは夜間に葉から水分を吸収します。昼間は気孔が閉じているので、必ず夕方以降に行うようにしましょう。また、エアプランツは多湿の状態が続くと腐ってしまうため、ソーキング後は風通しのよいところに吊るすなどして、水分をしっかり切ってあげてください。

成長が遅くなる夏と冬は、春と秋よりもミスティングやソーキングの回数を控えめにし、乾燥気味を心がけましょう。湿度が高くなる梅雨の時期も、夏や冬と同様、水やりは少なくてOKです」

 

エアプランツの日当りと置き場所

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「エアプランツは、夏の強い直射日光と、湿気が苦手。強い日差しは葉焼けやミイラ化の原因になります。また、トイレなど密閉されがちな空間や湿度の高い場所に長期間置くと、腐ってしまうことも。レースのカーテン越しなど、やさしい日差しが入る場所や風通しのよいところに置いてあげましょう。

毎日水やりをする必要がないと、その存在自体を忘れがちになることもあります。そうはいっても、生きた植物。定期的なソーキングを行い、晴れた日にはやさしい日差しが当たる窓際に移動してあげるなど、気にかけてあげてましょう」

 

多肉植物、失敗の原因の多くは「水やりのタイミングと量」

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「『多肉植物をダメにしてしまった….』という声の原因の多くは、水のあげすぎにあるようです。多肉植物の自生地はアフリカやメキシコなどの乾燥地帯。肉厚な葉や茎に水分を蓄えているので、水分が少なくやせた土地など、過酷な環境下でも元気に育ちます。このため、水を多くあげすぎると葉がブヨブヨになり、黄色くなって根腐れしてしまいます。

水やりは、土が白くなるほどカラカラに乾いた状態になったタイミングで、鉢の底から水が流れ出てくるくらいたっぷりと。葉に少し張りがなくなったくらいが“あげどき”です。このタイミングで水やりをすれば、逆に水不足で枯れてしまう心配もありません。

土が湿っているときの水やりと、冬の休眠期の水のあげすぎは厳禁です。水やりをしていなくても、風通しの悪い場所で土が蒸れていたり、日当りが悪く湿っていたりすると、根腐れを起こしやすくなります。また、鉢の受け皿に水が溜まった状態にならないよう、注意することが大切です」

 

多肉植物は日光と風通しのよい場所が大好き!

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「もともと暖かく乾燥した土地で生まれた多肉植物は、日当りのよい場所を好みます。エアプランツと同様、真夏の直射日光は避けつつ、適度に日の当たる窓辺や雨のあたらない軒下など、風通しのよい場所で育ててください。特に夏の閉め切った室内は、蒸れの原因になるので注意しましょう。

ヒョロヒョロしてグリーンが薄くなってしまった場合は、日光不足が原因。日当たりのよい場所に移して様子をみてください」

 

手をかけすぎてはダメ、かけすぎなくてもダメ

エアプランツと多肉植物。強くたくましい植物なので、過剰なお世話は必要ありませんが、まったく手をかけなければ、枯れてしまいます。なんだか、子育てに通じるものがありませんか?

子育てにおいても、要所要所では手を差し伸べたり励ましたりしつつ、わが子の生まれ持った強さと大きな可能性を信じ、ときには一歩引いたところから見守りながら、大切に育んでいきたいですね。

 

教えてくれた人

黒沼詠子さん

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「日々の暮らしのなかで花を一輪飾るなど、なにげなく花と過ごす時間をゆったりと楽しんでもらえたら……」という思いで始めた「東京世田谷の花屋 花子」をご夫婦で営む。

 

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●東京世田谷の花屋 花子

植物の本来の姿を大切にした、日々の暮らしのなかでの花あしらいを提案するフラワーレッスンも人気。詳細はHP(http://www.hanahanahanako.com)で。

東京都世田谷区等々力7-11-8-101

営業時間:10時〜19時(日祝は18時まで)

定休日:火曜

電話:03-6670-8738

 

 

 

 

 

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