教えて!マイスター

スマホで子どもの写真をもっと上手に撮る6つの方法

文/ニクイねぇ!PRESS編集部 写真/栗原美穂

2016.06.24

すくすくと成長するわが子の写真は、できるだけ上手にかわいく撮ってあげたいもの。でも、本格的な一眼レフのデジカメを持ち歩いたり、使いこなしたりするのはハードルが高いですよね。

そこで、いつも持ち歩いているスマホでお子さんの姿を上手に撮影するコツを、「子ども写真を可愛く撮るママフォトレッスン」や、フォトワークショップを多数開催するフォトグラファー・栗原美穂さんに教えてもらいました。どれもいますぐはじめられるお役立ちワザばかりです!

 

1.すべり台やブランコなど公園の遊具を使う

「子どもは予測不能な動きをするので、すべり台などスタートとゴールがわかる遊具の前で待ち構えていると、うまく撮れます。降りてくるところをワンタップで狙うのではなく、連射機能で10枚ほど押さえるのが効率的。写真はあとで選定しましょう」

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カメラに連射機能がないスマホの場合、アプリを活用するのがおすすめ

 

「また、すべり台と同じように、ブランコも子どもの動く位置を予測しやすいので、どの角度で撮るかを決めてしまえば、撮影しやすいでしょう。足をアップにするなど、普段は撮れないアングルの写真を撮れるので面白いですよ。正面からももちろん良いですが、いつも背中を押してあげてるママが撮るのであれば、背中からのショットも愛おしくてかわいいと思います。お子さんが大きくなってから、『ママ、背中を押して~』といわれた懐かしい瞬間を思い起こさせるカットになるはずです」

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ブランコが手前でに来たときに足に触れてあげると、よろこんだ表情を見せてくれます

 

2.背景の垂直平行線を意識して撮る

「遊具といっしょに撮る際に意識したいのが、“グリッド線(=垂直平行線)”。たとえば、背景に鉄棒など、横に走るラインが映る場合、写真の上辺と底辺をそれと平行にしてあげるだけでキレイに撮影できます。うまく平行にならず、中途半端にズレると、素人っぽさが出てしまうのでご注意を。

ただし、あえて水平に対して斜めにズラすことで、子どもが動いている躍動感を出すこともできます。横でも縦でもあらゆる構図を試してたくさん撮って、あとでお気に入りの写真を選んで残しましょう」

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背景の鉄柵など、横に走るラインに対して、あえて斜めにズラした作例。躍動感を演出できます

 

3.アングルは「3つの基本角度」を覚える

「撮影時のアングルはとても重要なポイント。基本として覚えておきたいのが、『アイレベル』『ハイアングル』『ローアングル』の3つです。

まず『アイレベル』ですが、これは“子どもの目線の高さ”で撮るアングルです。大人が見ているのとは異なる、低い位置の目線で、遊具や身のまわりのものがよりダイナミックに映り、奥行き感も広がります。“わが子が◯歳のときに実際に見ていた世界”として写真に残してあげれば、きっと想い出の幅が広がるでしょう」

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子どもの目線に合わせた「アイレベル」のアングル。大人は座って撮っています

 

「次は、『ローアングル』。お子さんが高いところに登っているときに撮りやすく、晴れている日がおすすめです。お子さんの元気さやダイナミックさを、青空とともに清々しく撮れる構図です」

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「ローアングル」の作例。青空部分をもっと増やすと印象が変わります

 

「最後が、『ハイアングル』。これは親の目線です。立って子どもを見下ろしながら撮る場合ですね。お子さんの身体の小ささがわかりやすく、あのころはこんなに小さかったんだね、と、のちに撮影当時を振り返ることができます。芝生のうえなど広々とした場所で撮ると、身体のサイズ感が伝わりやすいですし、背景を生かすこともできます。

日ごろ、ママさんが撮影している様子を観察していると、ハイアングルからの写真ばかりになっているケースが多いようです。先に説明したアイレベル、ハイアングルからの写真も織り交ぜながら撮るといいでしょう」

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子どもを上から見下ろす目線「ハイアングル」

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 芝生などの背景を大きく入れ込むと、子どもの小ささが引き立ちます

 

4.小道具は多い方がいい

「1〜3までのテクニックを踏まえつつ、写真にバラエティ感を出すには、小道具を使うといいでしょう。子どもが喜ぶものを選び、なるべく自然ないい表情で撮ってあげたいですよね。

『こっち向いて!』『なんで笑わないの!』『じっとしてて!』といった指示は逆効果です。親がいろいろと指示を出すと、子どもは面白くないのでいい顔をせず、その反応に親がちょっと怒る。そして、子どもはますますつまらなそうな表情になる……。そんな悪循環を避けるために、小道具で誘導しながら、子どものいい表情を引き出すようにしましょう。子どもは一度へそを曲げると、どんどんその傾向が強くなるので、いっしょに遊びながら撮影するのがいいですね」

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パパにシャボン玉を吹いてもらいながらママが写真を撮る、といった分担作戦も有効です

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自転車やストライダーに乗っているときは、無理にこちらを向かせず“走っていくライン”を意識した構図づくりを

 

5.撮影時に使える小ワザとNG行動

「おやつなど、なにかを食べているときは良い表情が撮れます。ピクニックへ出かけたときなどは、ぜひ意識してみてください。また、白に近い服を着ていると顔が明るく映ります。服がレフ板(光を反射する板)代わりになってくれるんです。

逆にNGなのが、『ズーム』と『フラッシュ』です。スマホのズームは、その多くが画像を引き延ばしているだけの“デジタルズーム”で、どうしても画質が粗くなります。また、フラッシュは不自然な人工光なので、平面的で陰のきつい写真になりがち。もちろん、どうしてもフラッシュを使わないと撮れないシチュエーションもありますが、そうでなければ、できるだけ自然光を利用して撮影するようにしましょう」

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くの被写体をスマホの“デジタルズーム”で拡大すると、画質が粗くなってしまいます

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自然光ではなくフラッシュを使うと、このように逆に写真が暗くなることも 

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撮影者の影が被写体にかぶるのも避けたいところ

 

「1から5までご説明してきた撮り方のコツとポイントを押さえて、バラエティ豊かな写真を残しておけば、あとからフォトブックやアルバムにした際に、単調になるのを防げます。横・縦・斜めとさまざまな角度の写真が並べば、ざっと一望したときに『あ、ちょっとオシャレかも!』と思えるようなリズムが出てきますよ」

 

6.撮った写真は大画面テレビでワイドに楽しむ

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「頑張って撮ったいい写真を、大画面テレビに写して家族みんなで楽しむのもおすすめです。スマホやパソコン、アルバムやフォトブックよりもはるかに大きなサイズで思い出を振り返ることができますし、『次はこう撮ってみようかな』と新しい撮り方を考えるヒントにもなりますよね。

カメラをHDMIケーブルでテレビに接続したり、写真のデータが入ったSDカードをテレビのSDカードスロットルに入れて、直接再生したり……と、再生にはいろいろな方法がありますので、ご家庭の環境に合った方法でぜひ楽しんでみてください」

 

●三菱液晶テレビ「REAL」

撮影した写真をテレビに映して鑑賞する、新しい写真の楽しみ方をご提案します。三菱 REALに映しだされた写真は、PCのモニターやプリント印刷にはないディテールが再現され、写真を撮ることがもっと楽しくなるはずです。

 

教えてくれた人

栗原美穂さん

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関東近郊にて「子ども写真を可愛く撮るママフォトレッスン」、 フォトワークショップなどを多数開催。子ども写真撮影会や出張撮影の「FuF creative`s」で、記憶に残しておきたい子どもの「いま」を1枚1枚大切に撮影。ママ・パパと同じ目線で撮られた、ぬくもりある作品が注目を集めているhttp://ameblo.jp/miho-photo37/

 

 

 

 

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