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知らなかった! 良い眠りと目覚めを手に入れる“7つの新常識”

文/ニクイねぇ!Press編集部 写真/PIXTA、編集部

2016.02.19

良い眠りと目覚めを得るための常識だと信じられていたことが、実は非常識だった……!? 目からウロコの“良い眠りと目覚めの新常識”を、オムロン ヘルスケア(株)の睡眠改善インストラクター・西口恵さんに聞きました。

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●新常識1

お肌のゴールデンタイムは22:00~翌2:00とは限らない

眠っている間に成長ホルモンが分泌され、お肌を修復するという“お肌のゴールデンタイム”は、一般的に22:00~翌2:00と言われています。この時間にしっかりと眠ることで美肌が手に入る、と信じられていますが、厳密に言うと全員にあてはまるわけではありません。

実は成長ホルモンの分泌は、朝起きる時間によって決まります。朝起きて、太陽光を脳の視床下部が認識してから、14~16時間後に成長ホルモンの分泌が始まると言われています。つまり、22:00~翌2:00に成長ホルモンを分泌するには、6:00~8:00に起きる必要があります。

たとえば、朝の出勤時間が早く、6:00よりも早く目覚める人や、逆に朝が苦手で起きるのが遅い人は22:00~翌2:00の時間帯を意識する必要はありません。また、生活が不規則で眠る時間がまちまちだという人も、その日何時に起きたかを確認し、14~16時間後に眠るようにするのもおすすめです。

 

●新常識2

ラベンダーの香りでリラックスできない人もいる

リラックスした気分で眠りを誘うには、医学的には交感神経よりも副交感神経を優位にしてあげる必要があります。そのために香りやアロマを上手に使うのが効果的だと言われていて、たとえばラベンダーの香りなどは、リラックス効果が高いとされていますが、それも実は人によります。

食べ物と同様、当然香りにも好き嫌いがあります。ラベンダーの香りが苦手な人は、いくらリラックス効果が高いからといっても、ラベンダーの香りを嗅ぎながらリラックスして眠ることはできません。実はアロマテラピアドバイザーの資格を持っていながら、私がまさにそうなんです。実際、私は柑橘系の香りのほうが好きで、入眠するのにそういった香りのアロマを活用しています。一般的に柑橘系は目覚めなどに向いている香りとされていますが、人それぞれなのです。

 

●新常識3

夜寝る前にヨーグルトを食べるのがおすすめ

朝に食べるもの、というイメージが強いヨーグルトですが、実は、夜眠る前、リラックスするためにヨーグルトを食べるのもおすすめです。ヨーグルトにはカルシウムが多く含まれていますが、カルシウムはリラックス効果があるとされている成分なので、夜遅く疲れて帰ってきたときなどに効果的です。

逆に夜遅く、たとえば同じカルシウムが入っているからといって小魚などを食べたり、しっかりとごはんなどを食べてしまったりすると、咀嚼する必要があり、また消化するために胃が活発に動いてしまいます。すると交感神経が優位になってしまうので、かえって眠りにくくなることも……。

ヨーグルトは、食べる際にそれほど咀嚼する必要がなく、なおかつ胃に負担をかけるようなものでもないので、結果、良い眠りをサポートしてくれるかもしれません。

 

●新常識4

湯船がムリなら、シャワーでひと工夫

お風呂に入ることで一度、深部体温を高め、入浴後、深部体温が下がることで眠気がおそってくるという人間の体内メカニズム。これにより、眠る前にしっかりお風呂に入り、リラックスすることが大切だと言われています。

とはいえ、帰宅が遅いときなど、お風呂に入れないときも多々あります。その場合は、お風呂に入らなくても、シャワーを浴びるだけでもちろん大丈夫。そのときは、可能であれば、シャワーを浴びる際は浴槽のなかで浴び、足下にお湯をためるようにして、足下から温めましょう。温まった血液が身体全体へと流れて行き、深部体温が上がるからです。

もちろん、湯船に浸かったほうがベターですが、浸からなければいけない、と強迫観念にかられ、それがストレスになってリラックスできないよりも、シャワーだけでも浴びれば眠れるんだと覚えておくことが大事。心に余裕が生まれ、そういった習慣が眠りを誘うスイッチになっていくからです。

 

●新常識5

寝る前に推理小説を読むのはNG!?

寝る前にベッドに入り、そこで本を読むという人も多くいるかと思います。たしかに寝る前だからこそ、ゆっくり本を読めるということで、集中するにはいい時間かもしれませんが、ベッドはあくまで眠るための場所。ですので、なるべくベッドに入る前、たとえばリビングなどで本を読み、眠くなったら、そのままベッドに入って眠ることに集中しましょう。

また、寝る前に読むものとしては、実は推理小説などはあまりおすすめしません。どうしても読んでいるうちに次の展開が気になったり、脳をフル回転させてしまったりするため、かえって目が覚めてしまうからです。

たとえば、短編ものの小説や、パラパラとめくれる雑誌など、途中で読み終えてもそこまで意識がいかないもののほうが、眠りのスイッチを入れるにはおすすめです。

 

●新常識6

眠りのリズムは90分サイクルとは限らない

ノンレム睡眠とレム睡眠のワンセットは90分。だから、90分区切りで起きると人は目覚めやすい、と言われていますが、これもそうとは限りません。実際リサーチしてみたところ、「ワンセット90分」はあくまでも平均値に過ぎないということがわかりました。実は80分サイクルで眠る人もいれば、110分サイクルの人もいるのです。

実際に私も、自分の眠りのサイクルを睡眠計で測ってみたところ、60分サイクルで起きるのが最も目覚めやすいことがわかりました。つまり、「ワンセット90分」で起きるのが目覚めやすいと信じてみたところ、すっきりとなかなか目覚められない場合は、一度、自分の眠りのサイクルを測ってみましょう。それにより、自分がすっきり目覚められる時間というのは、おのずと変わってくるのです。

 

●新常識7

寝る前のスマホは、眠りにとって良くないこと

眠る前にベッドのなかでスマホを見る、という人は多いかと思いますが、あれは眠りにとっては良くない行為です。スマホの液晶に含まれるブルーライトは、どちらかといえば人を目覚めさせるものだからです。

特に、夜に仕事関連のヘビーな内容のメールなどを読んでしまうと、それだけで脳を刺激してしまい、眠れなくなってしまうことが多々あると思います。そのときは、できるだけリラックスして眠ることを意識してみてください。ふだんから、自分のリラックスアイテムを見つけておくのもおすすめです。

 

西口恵さん

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オムロン ヘルスケア(株) 国内営業本部 マーケティング部 ねむりラボ課 睡眠改善インストラクター 

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