実感レポ

“お店みたいなおいしいお刺身”を、家で作って食べるには?

文/石井和美 写真/石井和美、PIXTA

2016.03.29

お店で食べるお刺身は、家で魚のサクを適当に切って盛り付けたものとは、明らかに味が違います。でも、ちょっとしたポイントを押さえれば、家でももっとおいしくお刺身を食べられるはず。そこで、スーパーで買えるマグロのサクを使って”お店で食べられるようなお刺身”に挑戦してみました。

 

■買い物から帰ってきたら、すぐにチルドルームへ!

お刺身にするマグロのサクは、しっかり冷やしておきます。買ってきたらすぐに冷蔵庫へ。入れる場所は冷凍室(約3℃)ではなく、より温度が低いチルドルーム(約0℃)が適しています。

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三菱電機の冷蔵庫に備わる“氷点下ストッカーD”なら、チルドルームよりも低いマイナス3℃~0℃なので、そちらに保存しておきましょう。持ち帰る際にちょっとダレてしまった魚の身も、キュッと引き締まります。

 

■包丁はしっかり研いで、引くように切る

お刺身のサクを切るとき、プロの料理人さんは刃渡りの長い刺身包丁を使います。でも、自宅に刺身包丁がない方も多いですよね。そこで今回は、自宅でふだんから使っている三徳包丁で挑戦してみました。

 

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まず大事なのは、包丁の切れ味。包丁を購入したときに、いっしょにすすめられた包丁研ぎ器で入念に研ぎます。砥石で研げる方であれば、砥石を使ったほうが好ましいでしょう。

 

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そして、根本から刃先まで、包丁のすべてを使い、ゆっくり引くように切ります。このとき、一気に切ることが大事。押したり引いたりして切ると、細胞が軟らかいのでつぶれてしまい、食感が落ちてしまうのです。

ついいつもの調子で押して切りたくなってしまいますが、ここは我慢! 包丁の刃全体を使い、力を入れずに引いて切ります。 一見、簡単そうですが、慣れるまでは何回か練習が必要かもしれません。

今回は、小さめのサクだったこともあり、三徳包丁でもうまく切ることができました。ただ、もう少し大きいサクの場合、できれば刺身包丁を用意したほうが簡単かつ失敗なくできそうです。

 

■“お店っぽく”盛り付けてみよう

“お店のようなお刺身”といえば、外せないのが大根などのツマ。お刺身のパックについている場合もありますが、そうでなければ自分で作ってしまいましょう。

 

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大根の皮をむき、かつらむきをしてから千切りにするのがツマの正当な作り方ですが、かつらむきが苦手という人も多いはず。そんなときにおすすめなのが、細く切れるおろし器。細目を利用し、冷たい水にさらしてキュッと絞れば、簡単に大根のツマができあがります。かつらむきが苦手でも大丈夫。所要時間も1分とかかりません。

また、ピーラーを使い、千切りにする方法というでも失敗なくできますね。

 

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手作りのツマができあがり、買っておいた大葉も準備。丸皿にお刺身を並べます。いつもはこうして並べただけで、ツマも大葉も添えずに食べてしまうことが多いのですが、やっぱりちょっと味気ないですよね……。

 

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ツマと大葉を使って盛り付け。ただお皿に刺身を並べるだけよりも、はるかに“お店っぽい”感じでおいしそうな仕上がりに。やはり、料理は見た目も重要ですね。

 

■おしょうゆは「いつでも新鮮 おさしみ生しょうゆ」を使ってみる

サクの切り方に、盛り付け方。このふたつがレベルアップしたら、さらにおしょうゆもおいしいものを用意したいもの。ふだんは料理などに使うごく普通のしょうゆをそのまま使っているのですが、今回はキッコーマンのお刺身用生しょうゆ「おさしみ生しょうゆ」を使ってみることにしました。おいしいと評判なので、以前から気になっていたのです。

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生しょうゆとは、通常のしょうゆと異なり火入れ(加熱処理)をせずに製造したしょうゆです。通常の加熱処理したしょうゆと比べると、香りがおだやかでまろやかな塩味。さらに、この「おさしみ生しょうゆ」は二段熟成で醸造しているので、通常の生しょうゆよりも旨みが豊かという特徴もあるそうです。

 

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左がいつも使っている普通のこいくちしょうゆで、右が「おさしみ生しょうゆ」。色が全然違いますね! ちょっと舐めて味をみてみると、ほんのりとした甘さを感じます。魚の生臭みを抑え、お刺身の味を引き立ててくれそうな優しい香り。これは期待が持てます。

 

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両方のしょうゆで、お刺身をいざ食べ比べ。私は関東出身なので、お刺身のためにわざわざしょうゆを変える、という習慣がなく、自宅でお刺身用のしょうゆを使う、というのは初めてのことです。

よく研いだ三徳包丁で丁寧に切ったお刺身は、食感が良く合格点。そして「おさしみ生しょうゆ」をつけて食べてみると……ドロッとするほどではないですが、普通のしょうゆよりも濃く、お刺身によくからみます。これは絶品! 普通のしょうゆよりも、お刺身の香りが引き立っています。お刺身に合うように研究されているんですね。

ちなみに、普通のしょうゆより色が濃いので塩味が強そうに見えますが、15.0mlあたりの食塩含有量は、一般的なしょうゆが2.4gで、「おさしみ生しょうゆ」は2.1g。実は塩分少なめなのです。

 

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この「いつでも新鮮」シリーズの生しょうゆにはお刺身用のほかにノーマルタイプもあります。どれも一滴単位で注ぐ量を調節できる押し出し式のボトルに入っているので、卓上にもそのまま置いておけます。ということは、冷奴や納豆用としても便利においしく使えるのでは……? と思い、冷奴にかけて食べてみました。

さらりとした旨みが豆腐によく合います! どばっとしょうゆをかけすぎることもありませんでした。開栓後は常温保存で90日間、しょうゆの鮮度を維持できるとのことなので、最後まで新鮮な状態を保てるのがいいですね。

 

■ちょっとの手間で、お店で食べるようなお刺身ができて満足!

お刺身の鮮度、保存方法、包丁の切れ味、切り方、盛り付け、しょうゆ……ほんの少し気を遣うだけで、いつもとまったく違うお刺身を味わうことができました。ちなみに、使ったわさびもちょっと奮発した高級なもの。家でも満足できるお刺身を作ることができて幸せです。みなさんもぜひお試しください。

(協力:キッコーマン食品株式会社)

 

文・写真/石井和美

フリーライター・家電プロレビュアー。子ども2人と夫の4人家族。白物家電や日用品の製品レビューを得意としている。WEBや雑誌などで多数執筆中。家電bloghttp://kaden-blog.net/」)管理人。

 

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