実感レポ

“解凍いらず”ってラクすぎる! 毎日の料理を一気に時短できる最新冷蔵庫を使ってみた

文/石井和美 写真/石井和美・矢部ひとみ

2016.05.27

冷蔵庫は、食品を冷やして保存するだけの家電だと思っていませんか? 最新冷蔵庫の機能は、冷蔵や冷凍だけではありません。最新機能を活用することで、料理の下ごしらえがグッとラクになり、時短にもつながります。その秘密を、三菱電機 静岡製作所 冷蔵庫営業課の橋本昌典さんにうかがいました。

 

「解凍しなくていい冷蔵庫」があるってホント?

── 家事の半分以上を占めるのは「ごはんを作る時間」といわれていますよね。私も料理の時間はなるべく短くしたいので工夫しているのですが、なかなかうまくいきません。とくに面倒なのが、ストックしておいた冷凍食品の解凍です。最近の冷蔵庫は、解凍しなくてよくなっている、というのはホントですか?

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「一般的な冷蔵庫は、約3℃の冷蔵室と約0℃のチルドルーム、約-18℃の冷凍室で保存するように設定されているものがほとんどですが、三菱電機の冷蔵庫は、さらに約-3~0℃の“氷点下ストッカーD”と、約-7℃の“切れちゃう瞬冷凍”という、解凍の手間を省く2つの特別な部屋を設けています。この特別な部屋を上手に使えば、解凍いらずで最後までおいしく食品を使い切ることができます」

── 冷蔵室と冷凍室の間の温度帯が、2つもあるんですね。具体的に、食材はどのくらいもつのでしょうか?

「“氷点下ストッカーD”は、氷点下になりますが凍らないので、肉や魚を生のまま長くストックできます。たとえば、ひき肉は、冷蔵室では約3日、チルドルームでは約4日しかもたないのですが、“氷点下ストッカーD”なら1週間ほどもちます。また、マグロのサクは、冷蔵室では約1日、チルドルームでは約2日しかもちませんが、“氷点下ストッカーD”なら約3日間ももちます。

肉や魚が生のまま長持ちしますので、一度に生鮮食品をまとめ買いしたいときにも、大活躍しますよ。冷凍いらずで、そのまま使えるので、解凍の手間がなく、毎日の料理がぐーんとラクになります」

 

生なのに長持ち、冷凍なのに切れる。「最初は驚かれると思います」

── 冷凍しなくていいのはうれしいですね! では“切れちゃう瞬冷凍”だと、食品はどのくらいもつのでしょうか?

「“切れちゃう瞬冷凍”に保存しておけば、約2~3週間も保存できますよ。絶妙な温度帯で冷凍保存しているので、ひき肉は使いたい分だけカットして使えます。だから、冷凍前の面倒な小分けも不要です。また細胞破壊を抑えるので、ドリップが出にくく、おいしく食べられ、冷凍に不向きなジャガイモなども冷凍できます」

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── 橋本さんのおすすめは、どんな使い方ですか?

「一週間以内に使うお肉やお魚は、“氷点下ストッカーD”で保存してください。生のままなのに変色を抑えて、鮮度が長持ちしますから、最初は驚かれると思いますよ。“切れちゃう瞬冷凍”でしたら、おかずの冷凍をぜひやってみてください。たとえば、きんぴらごぼうなどの惣菜は、箸で必要な分だけとれるので、お弁当に詰めるのも簡単です」

── おかずはいままで、小分け冷凍していましたが、保存容器にそのまま入れておいても使えるんですね。そういう手間がなくなるのは本当に助かります。さっそく自宅で実践してみます! ありがとうございました。

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さっそく使ってみました“氷点下ストッカーD”! 凍ってないのに“もち”が抜群

さっそく、三菱電機の冷蔵庫「MR-WX61Z」をお借りして、自宅で使い勝手などを試してみました。 まずは約-3℃~0℃の肉や魚の専用ルーム“氷点下ストッカーD”から。

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“氷点下ストッカーD”は、確かに刺身や肉のもちが抜群です。これまで、刺身は買ったその日のうちに食べていましたが、次の日でも新鮮なまま食べることができました。凍っていないので、ドリップもほとんど出ていません。風味を損なうことがなく、魚も3日ほど鮮度が保たれていました。

そして、ひき肉などの傷みやすい肉が1週間も変色しないのにはびっくり! 冷凍しているわけではないので、料理するときに解凍する手間は不要で、時短になってとても助かります。

 

凍ってるのにサクッと切れる!分けられる!! “切れちゃう瞬冷凍”が大活躍

次に、約-7℃で食品を冷凍できるスペース“切れちゃう瞬冷凍”を試してみました。きんぴらごぼうを小分けにしないで、保存容器に入れたまま冷凍させてみます。

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取り出してみると、シャリシャリに凍っているように見えます。全部くっついてしまっているのかな? と思いつつ、箸でつまんでみると……好きなだけ箸でつまんで取り分けることができました! これなら、解凍しないでそのままお弁当に入れられます。

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日もちしなくて困っていた、しらす干し。“切れちゃう瞬冷凍”だとスプーンで取り分けられました

 

ひき肉を冷凍するときは、あらかじめ小分けにしておかないと、あとで少しだけ使いたいというときにとても不便です。でも、ひき肉をパックのまま“切れちゃう瞬冷凍”で冷凍してみたところ、カチカチなのにスッと包丁が入ります。サクッと切れて気持ちいい! これなら、好きなだけを切って、そのまま料理に使えます。

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実際に使ってみての実感ですが、“切れちゃう瞬冷凍”のおかげで小分けフリージングの手間がなくなったのは、非常に助かりました。解凍をしなくていいので、すぐ料理にとりかかることができ、冷凍・解凍のストレスが激減しました。 

きんぴらごぼうなどの惣菜を多めにつくって“切れちゃう瞬冷凍”で凍らせておけば、箸でつまんで詰めるだけなので、1分1秒が惜しいバタバタした朝の時間帯でも余裕です。 冷蔵庫を変えるだけで、料理ってこんなにラクになるんですね。

 

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文/石井和美

フリーライター・家電プロレビュアー。子ども2人と夫の4人家族。白物家電や日用品の製品レビューを得意としている。Webや雑誌などで多数執筆中。家電blog(http://kaden-blog.net/)管理人。

 

 

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