実感レポ

年越しそばの「エビの天ぷら」をサクサクに温め直す方法とは?

文・写真/石井和美

2017.12.25

1年の締めくくりに食べる年越しそば。定番といえば、エビの天ぷら(以下、エビ天)ではないでしょうか。せっかくならおいしく食べて、よい気分で新年を迎えたいですよね。

しかし、エビを揚げるのは手間がかかります。主婦としては、大掃除をしたキッチンを油ハネで汚したくもありません。また、年越しの時間くらいゆっくり過ごしたいといった思いから、お総菜のエビ天を購入する人も増えているようです。

そんな、買ってきたエビ天を、揚げたてのようなサクサクの状態にする温め直す方法とは? どの方法が一番適しているのか、実際に試して検証してみました。今回は、一度に2本のエビ天を温め、その状態を5つの★で評価したいと思います。

 

1.電子レンジで加熱

★☆☆☆☆(1)

温め直しで一番使われる方法が電子レンジです。600Wで30秒間、加熱したところ、途中で「ボン!」という音が聞こえました。エビには殻や尻尾が付いているので、そこが破裂したようです。衝撃で衣がはがれてしまった部分もありました。

そんなわけで、エビ天を電子レンジで加熱するには注意が必要です。電子レンジにもよりますが、ワット数を変更できる機種であれば、200Wなどの低めの設定にし、様子を見ながら40秒~1分ほど加熱するようにしましょう。

 

エビ天の電子レンジ加熱は要注意! 尻尾部分などが破裂することがあります

 

さっくりとはほど遠い仕上がり

 

包丁で切っても「サクッ」という音が聞こえません……

 

電子レンジで加熱したエビ天は、中までアツアツでしたが、外はべちゃっとしていて、油のニオイも気になりました。短時間で手軽ではありますが、電子レンジの加熱は、予想どおりイマイチでした。

 

 

2.フライパンで両面を加熱

★★☆☆☆(2)

次に、フライパンで加熱してみます。両面を1分間ずつ加熱しました。天ぷらは表面がでこぼこしているので、フライパンに触れる部分が小さく、中まで温まりませんでした。アツアツとはほど遠い状態です。

 

フライパンで片面を1分間焼く

 

少し焦げてしまいました

 

包丁で切ってみると、一部だけがサクッとしていました

 

しかも、一部は焦げてしまいました。焦げのニオイも少し気になります。もう少し弱火で温めた方がよかったのかもしれませんが、中まで熱をとおすことを考えると、少し強めの火力でないと温まりません。火加減がとても難しく感じました。ただ、フライパンに当たっていた衣の部分は、サクサクになっていました。

 

 

3.オーブントースター

★★★☆☆(3)

アルミホイルを丸めてから伸ばし、その上にエビ天を置きます。こうすることで、アルミホイルと天ぷらの接地面積が小さくなるので、下にたまる油の付着が少なくてすみます。中火にしてから5分加熱しました。

庫内に温度ムラがあるのか、奥側のエビは少し焦げており、焦げくささを感じました。でも、手前のエビはサクサクで、揚げたてとはいえないまでも、満足できる仕上がりです。

 

オーブントースターにアルミホイルを敷いて加熱します

 

ヒーターに近い部分の衣が焦げてしまいました

 

サクッとしていて中も温かい!

 

手軽さは、これまでの中で一番。カラッとした仕上がりも気に入りました。ただ、中まで温まるかどうかは、揚げ物の厚みに左右されるかもしれません。エビ天がそれほど大きくなかったので中まで温まりましたが、大きなエビ天だと中まで火をとおすため、火力と加熱時間の細かい調整が必要になります。

 

 

4.電子レンジ+オーブントースター

★★★★☆(4)

電子レンジ(200W)で30秒ほど加熱して取り出し、丸めてから伸ばしたアルミホイルの上に天ぷらを置いてオーブントースターの中火で3分加熱しました。

先に電子レンジで加熱してから、トースターで熱を表面に当てているため、中はアツアツで、外側はカラッとしていました。噛んだときも「サクッ」といい音がして、揚げたてに近い印象です!

 

電子レンジで温めてから、オーブントースターで加熱します

 

天ぷらの大きさに合った火力、時間が見つけられればサクサク

 

包丁を入れるとサクッといい音がしました

 

ただ、電子レンジとオーブントースターを両方使わなければならず、天ぷらを移動させる手間もあります。そこが気になったので★をひとつ減らしました。

 

 

5.三菱電機「ZITANG(ジタング)」の再加熱モード

★★★★★(5)

料理のあたため直しが得意な三菱電機レンジグリル「ZITANG(ジタング)」を使ってみます。ZITANGは冷めたおかずや買ってきた惣菜をあたため直す、専用の「再加熱」モードがついていて、「電子レンジ加熱からグリル加熱」という行程を自動で行ってくれます。それぞれ設定することなく、すべておまかせなので、とてもラクです。

今回はエビ天が小さかったので、仕上がりを「1」にしてスタートを押します。5分ほどで出来上がりました。

 

角網に載せるので、余分な油が下に落ちます

「レンジ→グリル」ボタンを押し、「再加熱」を選びます。

電子レンジ、グリルのそれぞれを設定する必要はまったくありません。あとはスタートボタンを押すだけ!

 

サクサクな上に、余分な油が落ちて軽い仕上がりに!

 

中までアツアツで、衣もさっくり。揚げたてのようです

 

小さなエビ天2本でも、こんなに油が落ちていました!

 

焦げている部分もなく、中はアツアツ、外はサクッとしています。ZITANGに付属の角網を使ったこともあり、油が下に落ちてヘルシーです。そのため、独特な油のニオイも軽減され、どっしりとした天ぷらではなく、さっぱりとした天ぷらに仕上がりました。夫も「天ぷら屋さんの天ぷらを食べているみたい!」と感激。簡単に揚げたてのような食感になり、家族にも評判でした。

 

また、伸びやすいそばに添えるものなので、天ぷらを加熱するタイミングも重要です。ZITANGであれば、そばをゆでると同時にスタートさせれば、ちょうどゆで上がる頃にサクサク、アツアツの天ぷらに仕上がります。薬味など、そばの準備が大変でも、手間をかけずにエビ天をサクサクに仕上げておいてくれるため、段取りもラクでした。

 

◆年越しそばには、サクサクのエビ天を

わが家の年越しでは、かけそばにエビ天を添えています。これまでは「汁に浸かってしまう天ぷらなので、少しくらいベタッとしていても変わらないかな……」と思っていましたが、やはり揚げたてのような天ぷらを添えたそばは格別。

汁に少し浸かり、出汁の味が染み込んだ衣と、出汁に浸かっていない部分のサクッとした食感のコントラストが食欲をそそります。揚げ物の温め直しが得意なZITANGがあれば、より簡単でヘルシーなエビ天そばを楽しめますよ。

 

【参考リンク】 レンジグリル「ZITANG(ジタング)」 
「レンジ、グリル」の自動リレー調理で、おいしくカンタン時短クッキング。
http://www.mitsubishielectric.co.jp/home/rangegrill/

 

 

文・写真/石井和美

フリーライター・家電プロレビュアー。子ども2人と夫の4人家族。白物家電や日用品の製品レビューを得意としている。WEBや雑誌などで多数執筆中。家電bloghttp://kaden-blog.net/」)管理人。

 

 

●こちらの記事もおすすめです

オーブンレンジの「オーブン」や「グリル」機能を使わず、電子レンジ機能ばかり使ってしまう……。そんな方も多いのではないでしょうか。

春から生活環境が変化し、なにかと忙しく過ごされているご家庭も多いのではないでしょうか? そんな多忙なママ&パパの新生活を応援する、「おべんとう時短を叶えるキッチン家電ワークショップ」へ。イベントで講師を務められた家事アドバイザー・節約アドバイザーの矢野きくのさんによる、お弁当の時短テクをご紹介します。

お屠蘇とおせち料理のマナー、意外と知らないお正月の8つの作法

  • このエントリーをはてなブックマークに追加